快適に暮らす工夫 ~収納編2~ 「こうしたい!」は自分にしかわからない!設計者にうまく伝えるためのコツ


>リノベーション事例「高さで繋ぐ。」|リノまま

さて、前回の章はただ機械的に作業するだけで正直楽しくなかったと思います。(笑)

ここからがリノベーションの醍醐味です。

ここからは必要な収納量から導き出される間取りを考えていく準備を始めましょう!

 


※この記事は、【快適に暮らす工夫 ~収納編1~「散らかってる部屋」って実はリノベアイデアの宝庫!?】の続きです。
詳しく知るには先にこちらをお読みくださいね。


目次

1 「どこに」「何を」収納したいか考えよう

2 思いつく他の要望もついでに考えよう

3 設計者に自分の思いを伝え、考えを共有しよう


 

1. 「どこに」「何を」収納したいか考えよう


>リノベーション事例「ミニマルで豊かな家」|リノまま

前回の章で色々書き出してもらいましたが、その中の「メモ」の部分に注目してみましょう。

既に収納に対する要望が少し出ていますね。

おおよそ「どこに」「何を」どうしたいのかが書いてあります。

抜き出すとこんな感じ。

 

 

この調子でもっともっと収納に対する要望を探してみましょう!

リノベーション後の間取りやイメージはまだ湧いていないことも多いので、今のお家をベースにして「これがこうなったら良いな」という風に書き出してみてください。

 

書くだけなら「タダ」です。

無理かもしれないとか思わずに、収納にまつわる要望、全部書き出してみましょう!

 

 

 

2. 思いつく他の要望もついでに考えよう


>リノベーション事例「デコレーション・ハウス」|リノまま

自分たちの今の暮らしに身近な「収納」だけに集中してきましたが、これだけ徹底して考えてみると、リノベーションにあたっての収納以外の要望もつられて出てきます。

ついでに思うがまま、自由に書き出してみましょう。

例えばこんな感じで。

ここでは分かり易く表にまとめて説明していますが、リノままのお客様の中には、

・ノートにびっしり希望を書き出し持参してくださる方
・家族会議をして要望をまとめたものを持参してくださる方
・こちらがお願いする前にメールで要望を送ってくださる熱い方
・スマホのメモに思いついた事をつらつらと書き出し、それを見せてくださる方
etc…

色々なパターンのまとめ方をして皆さんリノベーションに挑んでくださいます。

 

こういう内容はふとした瞬間に思いつくことが多いもの。

ですが、一度は集中して書き出す時間をとっていただくことをお薦めします。

こうしてじっくり考えると、それが引き金になって、暮らしの中でふとした瞬間に新たな要望を思いつくことが増えていきます。

思いつく都度メモをしてもらい、どんどん要望を積み上げていきましょう。

 

日々溜まっていく見えにくい不満を書き出す事は「これが改善できれば!」という気持ちもあるので、意外と楽しく出来るはずです!

コロナ禍でなかなか外出し辛い世の中ですが、巣ごもりのストレス発散を兼ねて、一人でゆっくりコツコツと、ご家族でワイワイと書き出すことを楽しんでみませんか?

 

勿論、「こういうの(想像して考えるのが)苦手…」なんて方もいらっしゃるかと思います。
そういう方は設計者のアドバイスをもらって、こういった要望の拾い出しをする時間をしっかりとりましょうね!

 

3. 設計者に自分の思いを伝え、考えを共有しよう


>リノベーション事例「CIRCUIT」|リノまま

唐突ですが、「設計者」とは何者なのでしょう?

答えは「あなたの理想の住まいを一緒につくってくれる人」です。

ただし、そうなってもらうには条件があります。

 

その条件とは、「あなたの希望をしっかり伝える事」です。

・幸運にも担当者とフィーリングが合い、希望のリノベーションに辿り着いた
・聞き出すのが上手い担当に巡り合い、結果的に満足のいくリノベーションが出来た
etc…

上手い具合に設計が進んだ方も世の中には沢山いらっしゃいますし、リノまま設計担当もそうできるよう、日々切磋琢磨しています。

 

ただ、前回の章にも書いてありますが、言葉が示す量などは人によって千差万別。

ご夫婦、ご家族内でも少なからず違いがあるはずですし、もちろん設計者とも違っています。

 

あなたの希望をしっかり伝えて下さい!

「こうしたい!」って事を教えて下さい!

ご夫婦、ご家族でお互いにしっかり伝えあって、それを設計者にも教えてください!

「こんなこと言ったら笑われるかな」
「これはさすがに無茶な要望かな」

そんなことは考えずにご家族同士にも設計者にも「しっかり伝える」こと。

 

理想の家を造るすご~く大事な条件です。

これだけで、ご家族同士も設計者も、みんなの気持ちぐんと近づいて、素敵な住まいに近づきます!


>リノベーション事例「こげ茶色の余白」|リノまま

さて、収納のお話しからは少しズレましたが、なんとなく設計者の気持ち、分かっていただけたでしょうか?

 

「収納」からスタートする素敵なお部屋づくり。

ここまでに書いてきた事を地道に行ってもらい、最後にしっかり設計者に伝えてもらえれば準備完了です。

おつかれ様でした!

 

後は、設計者が要望を確認しつつ、「こういうのはどう?」「ここはこうする方が良くないですか?」など、色々とご要望の内容をふくらませていって間取りの提案に反映していきます。

楽しみに待っていてくださいね!

 

「もちろん想像して考えるのが苦手」なんて話されているお客様もいらっしゃるかと思います。

みなさん、設計打ち合わせの途中に自分の中のスイッチが入った瞬間から、イメージや方向性が湧いてくる、なんてことがしばしばあります。

スイッチが入るまでは「あれも良さそう」「これも良さそう」と内に秘めている本当の要望に辿り着けず、「でも、何かが違うんだよね…」という漠然とした不安を感じていらっしゃいます。

スイッチが入るきっかけは、リビングの在り方だったり、お風呂の大きさだったり、とあるイメージ写真を見た瞬間だったり、見積りの金額だったり、色だったり…

 

ここに辿り着くまでは、「理想」の根底が乏しいのでぶれやすく、設計変更も多く、時間がかかります。

「自分も想像するのが苦手かも」と思う方は、予め余裕を持ったスケジュール設定でリノベーションに挑むと良いかもしれませんね!

 

最後に、私たちリノままでは初回接客やプランを固める前に、設計担当から「趣味は?」「自宅に友人はよく来る?」「その人には泊まってもらいたい?」など、「何故そんなことを聞くの?」と思ってしまうプライベートな事を聞かれると思います。

実は、

・趣味は?
→趣味の荷物がどのぐらいあるか把握し今後増えそうか確認

・自宅に友人はよく来る?
→お客様に見られたくないものを通路の導線上に見えるように造らない

・その人には泊まってもらいたい?
→お客様布団の収納場所が今後も必要かどうか

など、皆さん自身も今は気づいてなくても、これからお住まいに必要な事を聞き出すためのヒントにしています。

 

世間話をしている中でも設計者はそこをきっかけにリノベプランのアイデアを沢山見つけ出しています。

なので、不審に思わず、構えずに色々詳しく教えて下さいね!

 

 


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