<空間イメージを持とう> renovation/ideas

<空間イメージを持とう> renovation/ideas

2015.2.10

【空間イメージを持つことがリノベ成功の鍵】

 新築物件の場合、オーダーメイドマンションと称された限られた物件以外では、自分の好みで間取りや内装を作ることはできません。

 中古マンションのリノベーションの良いところは、比較的手軽にオーダーメイドマンションと同じ自由度で住まいづくりができることです。

 自分の好みでものづくりが自由にできるというのが、オーダーメイドの最大の特徴ですが、オーダーメイドを成功させるには、作り手が自分の実現したいものの具体的なイメージをしっかり持っておくことがなにより重要です。

 マンションのリノベーションに関しても同様です。自分の空間イメージを具体的に持つことが満足度の高いリノベーションを実現する鍵といってよいでしょう。

●イメージをビジュアル化をしよう●

 まずは自分の頭の中のイメージをビジュアル化してみましょう。

 さしあたって住まいのイメージがまだ漠然としていてももかまいません。むしろビジュアル化する作業の中で自分のイメージが段々はっきりしてくるといった方が正確かもしれません。

 手始めにインテリア雑誌やリノベーションのサイトなどで気に入った事例や空間の写真を集めてみましょう。住宅だけでなくお店やホテルなども意外に参考になります。せっかくなので気に入ったインテリアのお店やホテルに足を運んでみましょう。実際の空間体験を重ねることでイメージ力もきっと高まるはずです。

 海外のインテリア系の雑誌も参考になります。例えばELLE DÉCORは、日本版はもちろん、フランス、イギリス、イタリア、アメリカなど各国版が発刊されています。例えばミニマルな感じが好きな人には断然イタリア版がお薦めです。

 内外の建築家の作品写真集などもいいでしょう。名作といわれる建築には必ず見るべきところ、参考になるアイディアがあります。

 下は写真家レネ・ブリがル・コルビジエの作品を撮った写真集です(Rene Burri Le Corbusier)。コルビジエ本人のアトリエ兼住居だったパリのアパルトマンが載っています。石とレンガを積んだワイルドな壁、ニッチ棚が穿たれた2トーンカラーの壁、外の風景を絶妙に切り取るサッシュなど、すぐにでも真似したくなるような空間です。

 天井高や広さが異なる海外の事例はそのまま参考になるわけではありませんが、それでも、日本の住宅にはない新鮮なアイディアが見つかるはずです。

 自らのイメージをプランやスケッチに落とし込んでみるのもいいと思います。

●あなたの家のコンセプトは?●

 お気に入りの空間の写真などのビジュアル素材が集まったら、それらのチョイスにかかりましょう。あれも素敵、これもかっこいいとたくさん集めた写真やアイディアを選択と集中で絞り込む作業です。

 この絞込みの作業のなかで、本当に自分の住まいで実現したい空間イメージや機能などが浮かび上がってくるはずです。別にひとつに絞ることはありません。あれもしたい、これもしたい、ということでも全然かまいません。お互いに相矛盾するイメージやアイディアがあっても平気です。矛盾するイメージをうまく整理してひとつの住宅空間として具現化するのはプロの設計やデザインの仕事なのですから。

 こうして選ばれたものがいわばあなたの住まいのコンセプトです。せっかくなのでそれを言語化してみるのもよいかもしれません。よりイメージが明確になるはずです。

 「日本や東南アジアの国々に長いこと滞在した経験を持つ英国人が、引退したあとに北イタリアないし南フランスに建てたヴィラ」というコンセプトは、玉村豊男さんがヴィラデストを信州に建てた時に建築家に伝えたコンセプトだそうです。初めて耳にしてもなんとなくその家のさまざまなイメージが沸いてくるような見事なコンセプトですね。

 コンセプトは具体的な家づくりに入る前の最重要事項。さまざまな提案を評価する時、右か左か判断に迷った時、予算の優先順位をつける時、唯一あなたの拠り所となるのはこのコンセプトなのですから。

以 上

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