ARTICLE「中古マンションを買ってリノベーション」関連用語集
- 公開日:2017.6.1
- 更新日:2023.12.27
中古を買って、リノベーションでは、
不動産の購入
住宅ローンの手続き
リノベーションの設計・工事
と多くの専門用語が出てきます。
その中でも質問されることが多い用語についてまとめてみました。
困ったとき見返してみましょう。
目次
中古マンションの購入に関する用語
マイソク・販売図面(まいそく/はんばいずめん)
不動産会社が作成する、物件販売のためのチラシ上の資料。実は掲載すべき項目や掲載方法に細かい制限がある。
⇒リノまま【知る・調べる】中古マンションの物件選びの極意 物件調査や内見のポイントと注意点
内見(ないけん)
現地に足をはこんで物件をみにいくこと。
⇒リノまま【知る・調べる】中古マンションの物件選びの極意 物件調査や内見のポイントと注意点
重説(じゅうせつ)
重要事項説明書。不動産取引の際、その不動産の重要な事項を購入契約前に買主に説明するための書類。一般の方が買主の場合は、かならず宅建士の資格をもったものが買主に説明しなければならない。
重調(じゅうちょう)
重要事項調査報告書。重要事項説明書と混同しやすいので注意。マンションの管理会社が管理にかかわる重要な事項をまとめた書類。
⇒リノまま【知る・調べる】「マンション管理」のチェックポイント 中古マンションを蝕む「最大の敵」とは?
買付(かいつけ)
買付証明書。不動産の取得にあたって、買主が売主に購入の意思を示す書類。申込書などと呼ばれることもある。あくまで一方的な意思表示の段階なので買主側にも売主側にも法的な義務や権利はまだ発生していない。
諸費用(しょひよう)
不動産の購入にあたって物件価格以外にかかってくる費用。物件価格の10%程度見込んでおくと安心。
⇒リノまま【知る・調べる】マンションの購入費用の内訳は?新築と中古どっちがおトク?
新耐震/旧耐震(しんたいしん/きゅうたいしん)
建築基準法上の耐震基準。1981年6月以降の建築確認より耐震基準が強化されており、その基準で建てられた建物を「新耐震」、以前の基準で建てられた建物を「旧耐震」とよぶ。
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業者売主(ぎょうしゃうりぬし)
物件の売主が一般の方ではなく、不動産業者が売主になっている物件。不動産業者が売主なので、消費税がかかる、売主側の法的な義務が重くなるなどの特徴がある。仲介会社をはさまず売主が直接販売している場合は仲介手数料がかからない。
区分所有(くぶんしょゆう)
マンションなど一つの土地や建物に複数の独立した区画がある場合、それぞれの区画を所有することを区分所有とよぶ。区分ごとに全体の中での持ち分の比率が定められる。
専有部(せんゆうぶ)
区分所有の対象となっている独立した部分のこと。マンションでいえば101、307といった一つのお部屋の内部のこと。
共用部(きょうようぶ)
マンションなどの建物全体の中で各区分所有者が共同で使う部分のこと。マンションでいえばエントランスや共用階段、廊下、エレベーターなどが該当する。
管理費(かんりひ)
マンションの日常的な管理をおこなうために、管理組合が各区分所有者から徴収する費用。
修繕積立金(しゅうぜんつみたてきん)
マンションの共用部の維持・修繕のために管理組合が各区分所有者から徴収する費用。
⇒リノまま【知る・調べる】マンションの修繕積立金は安すぎる方が危険!購入時の注意点は?
管理組合(かんりくみあい)
マンションなど、複数の区分所有者がいる不動産について、建物全体にかかわる事項を決めるために、全区分所有者で構成する組合。総会や理事会を開催しながら運営する。
⇒リノまま【知る・調べる】「マンション管理」のチェックポイント 中古マンションを蝕む「最大の敵」とは?
管理規約(かんりきやく)
マンションなどの区分所有者や居住者が守るべきルールや管理組合の運営方法などを定めた規約。
⇒リノまま【知る・調べる】「マンション管理」のチェックポイント 中古マンションを蝕む「最大の敵」とは?
長期修繕計画(ちょうきしゅうぜんけいかく)
マンションなどの建物について、将来30年程度の長期にわたる維持・修繕の計画をしめすもの。
⇒リノまま【知る・調べる】マンションの長期修繕計画とは?中古マンション購入時の注意点を紹介
住宅ローン・資金計画についての用語
事前審査(じぜんしんさ)
住宅ローンなどの借り入れが可能かどうかを貸し付ける金融機関が予備的に審査するもの。比較的簡単に申し込むことができ、数日間~1週間程度で審査結果がでる。
⇒リノまま【知る・調べる】 住宅ローン審査の悩み解消します!審査の注意点と対応策
本審査(ほんしんさ)
実際に物件の購入契約が完了したことをうけて、住宅ローンなどの借り入れが可能かどうかを貸し付ける金融機関が詳細に審査するもの。物件の契約書などの書類が必要になり、審査結果がでるまでに2週間程度要することが多い。
⇒リノまま【知る・調べる】 住宅ローン審査の悩み解消します!審査の注意点と対応策
返済比率(へんさいひりつ)
住宅ローンなどの借り入れにあたって、返済額が年収の何割にあたるかどうか、の比率。返済比率が高すぎると返せなくなるリスクが高くなるため、金融機関側の審査が厳しくなる。
⇒リノまま【知る・調べる】 住宅ローン審査の悩み解消します!審査の注意点と対応策
優遇金利(ゆうぐうきんり)
住宅ローンなどの借り入れにあたって、一定の条件を満たした借主に対して金利を安くするもの。審査結果によって優遇金利がきまってくるため、実際の借り入れにあたっては店頭金利を気にする必要はほとんどない。
変動金利(へんどうきんり)
住宅ローンなどの借り入れにあたって、借り入れ実行後も情勢によって金利が変動するもの。低金利のときは借りやすいが、今後の金利上昇などの予想がつきづらい。
固定金利(こていきんり)
住宅ローンなどの借り入れにあたって、一定期間もしくは借り入れ全期間において金利を一定に固定するもの。返済額が固まるためライフプランがたてやすい。
保証料(ほしょうりょう)
住宅ローンなどの借り入れの際に金融機関に支払う費用。審査結果によって金額が変動する場合もある。繰り上げ返済などで借入を圧縮すると一部返還される。
融資手数料(ゆうしてすうりょう)
住宅ローンなどの借り入れにあたって金融機関に支払う費用。最近では保証料0で融資手数料が高め(融資金額の2.2%など)という住宅ローン商品も多い。こちらは返還されることはない。
団信(だんしん)
団体信用生命保険のこと。住宅ローンの借り入れにあたって、借り手が死亡する、重病で就業できなくなるといった万が一のことがおきた際に、借入残高を0にすることができる保険。保険料は住宅ローンの金利に含まれる。
⇒リノまま【知る・調べる】 住宅ローン審査の悩み解消します!審査の注意点と対応策
頭金(あたまきん)
物件価格(+リノベーション費用)から住宅ローンで対応する金額を引いた額。頭金ゼロで住宅ローンを組むことも可能だが、諸経費は別途かかってくるので注意が必要。
⇒リノまま【知る・調べる】「頭金0」にまつわる危険な誤解!「貯金0」では家は買えない!!住まい探しのスタートに必要なお金っていくら?
抵当権(ていとうけん)
住宅ローンなどを借りる際に貸してである金融機関が対象物件に設定する権利。万が一ローンの返済が滞った際、抵当権をつけた金融機関は対象物件を売却した資金を手に入れることができる。
⇒リノまま【知る・調べる】 住宅ローン審査の悩み解消します!審査の注意点と対応策
担保評価(たんぽひょうか)
住宅ローンなどの貸してである金融機関が、抵当権を設定するにあたって、対象物件からどの程度の資金回収がみこまれるかを評価したもの。したがって担保評価が低い物件では住宅ローンの貸付加納な金額が小さくなる。
⇒リノまま【知る・調べる】 住宅ローン審査の悩み解消します!審査の注意点と対応策
リフォーム一体型ローン(りふぉーむいったいがたろーん)
住宅ローンでありながら、リフォーム費用・リノベーション費用もあわせて借りることができる商品。リノベーション費用についてだけを考えるとリフォームローンよりも低金利で長期にわたって借りることが可能。
⇒リノまま【知る・調べる】 「リノベーション一体型ローン」ってなに?「リフォームローン」ってなに?それぞれのメリットとデメリット
無担保ローン(むたんぽろーん)
リフォームローンなどで、対象物件の抵当権設定が不要なもの。
⇒リノまま【知る・調べる】 「リノベーション一体型ローン」ってなに?「リフォームローン」ってなに?それぞれのメリットとデメリット
リノベーションについての用語
ラーメン構造/壁構造(らーめんこうぞう/かべこうぞう)
建物の構造の種類。柱と梁で支えるのがラーメン構造。耐力壁とよばれる壁によって支えるのが壁構造。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
パイプスペース(ぱいぷすぺーす)
マンションなどで、給水管、排水管などを上階から下階まで繋ぐ「竪管」が通っている区画。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
梁(はり)
建物の構造を縦に支える「柱」に対して、横向きに支えるのが「梁」。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
スラブ(すらぶ)
建物のコンクリートで作られた構造床。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
置床/二重床(おきゆか/にじゅうゆか)
コンクリートスラブの上にボルトをたてて下地をくみ、床の構造を二重にしたもの。床下に配管スペースなどをとることができる。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
直床(じかゆか)
コンクリートスラブの上に直接床材を貼り付けたもの。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
対面キッチン(たいめんきっちん)
リビングやダイニングなどに対面する形で作業ができるキッチン。
キッチンダクト(きっちんだくと)
キッチンの排気を外に出すための管。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
巾木(はばき)
壁の下部、床との境目になるところに取り付ける部材。
⇒リノまま【知る・調べる】 巾木(はばき)とリノベーションの話
コア抜き(こあぬき)
マンションなどでコンクリートの躯体に配管などを通すための穴を新たにあけること。管理組合の許可がとれれば認められるケースもある。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
ダウンスラブ(だうんすらぶ)
コンクリートスラブがへこんでいる部分。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
スラブ下配管(すらぶしたはいかん)
専有部内の排水管などがコンクリートスラブの下、下階の天井裏を通っているような配管のこと。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
斫る(はつる)
シンダーコンクリートとよばれる出っ張ったコンクリートなどを削って平にすること。管理組合の許可がおりれば認められるケースもある。
⇒リノまま【知る・調べる】リノベーションで「できること」「できないこと」を一覧表で解説
躯体あらわし(くたいあらわし)
室内でコンクリートの躯体をそのままみせるような仕上げのこと。
パース(ぱーす)
リノベーション工事などの完成後の室内の様子を絵にしたもの。完成予想図。
⇒リノまま【知る・調べる】いざリノベーションの設計スタート!リアルな設計の流れが知りたい!
改修図(かいしゅうず)
リノベーション後の間取りや寸法をしるした平面図。
⇒リノまま【知る・調べる】いざリノベーションの設計スタート!リアルな設計の流れが知りたい!
既存図(きぞんず)
リノベーション前の間取りや寸法をしるした平面図。
⇒リノまま【知る・調べる】いざリノベーションの設計スタート!リアルな設計の流れが知りたい!
電気図(でんきず)
照明や電気器具の位置、スイッチと器具の関係などを示した平面図。
⇒リノまま【知る・調べる】いざリノベーションの設計スタート!リアルな設計の流れが知りたい!
展開図(てんかいず)
平面図ではわかりづらい部分について壁を立ち上げた状態での見え方を各方向から示した図面。