リノベーションの可能性を教えてもらいました

坂の中腹に立地する見晴らしのよいマンションを購入し、リノベーションしたKさんご夫妻。
白を基調としたシンプルなリビングは、ご夫妻のこだわりが随所に散りばめられた、"洒脱"と"憩い"が共存する空間です。そのこだわりをご夫妻に伺いました。

「物件購入当初からリノベーションは考えていましたか?」

interview18 お施主様


キッチン、浴室、トイレなどの水まわりは、前の所有者がリフォームをしていたんです。どの部屋も比較的綺麗だったので、内見のときは、そのままでも住めるかなと思っていました。ただ、フローリングだけは張りなおしたいと思い、いざ検討し始めたら他にも細かいところが気になっちゃって。結果、当初の雰囲気とはかなり変わったと思います。

「リノままにリノベーションを依頼した理由とは?」


リノベーションするにあたって、インターネットで色々調べていたとき、偶然、うちと同じマンションを「リノまま」がリノベしていたことを知ったんです。過去に同じマンションをリノベしているなら、配管とか建物の構造もわかっているし安心ですよね。
無料相談会に行ったら、担当の方も親身に話を聞いてくれて、こちらの要望を叶えるために、色々提案してくれたんです。実は、他の業者さんにも相談していたんですが、なかなか要望を聞いてもらえなくて……。「リノまま」以外には無いかなって。

「リノベーションの際に、こだわった点はなんですか?」

interview18 リビング


当初は、明確なコンセプトがあったわけではなくて、打ち合わせを重ねるうちにアレもコレもと、出てきた感じですね。特にこだわったのは、リビング。部屋全体をシンプルでフラットな空間にしたくて、階段下の壁や手摺りを撤去したり、照明をダウンライトにしたり、幅木をつけることも辞めてしまいました。難関は、壁に取り付けられた既存のエアコン。もう、いっそのことエアコンを撤去しちゃおうかと思ったんですが、妻に猛反対されて(笑)。最終的には、床置きタイプのエアコンがあることがわかって、それに落ち着きました。そのほか、照明のスイッチプレートを好みのデザインに換えたり、玄関の土間を玉砂利にするなど細かいリクエストにも応えてくれましたね。


私の場合は、親兄弟の強い勧めもあって、フローリングは絶対に無垢材で、床暖房もどうしても入れたかった。無垢材は、主人と相談して桧を選びました。産地にもこだわり、あえて節のあるものを選んで、暖かみのある模様を楽しんでいます。
玄関にあった既存のシューズボックスを取り替えようと撤去してもらったんですが、ふと広い玄関も良いなと思って、シューズボックス取り付けの予定をストップしたんです。そういった、思いつきの提案も快く引き受けてくれましたね。

「お二人で壁の塗装をしたそうですね」

interview18 塗装壁 DIY


工事費を節約したかったので、ゴールデンウィークの連休などを利用して、壁と天井すべて塗装しました。10日ちかくかかって、妻とヒィヒィ言いながらの作業でしたね。事前に塗装の仕方を習いに行ったり、色を決めるのに迷ったり色々大変だったけど、「自分たちでもリノベーションに関われる」という発見は大きかったです。


塗装はまさに肉体労働でしたね。作業の間は、自分たちのごほうびとして、美味しいもの食べたり、マッサージ行ったりして。結局、別のところでお金使っちゃいました(笑)

「今後、リノベーションしたい箇所はありますか?」


自分たちがやりたいことは叶えてもらったので、とても満足しています。
今後、生活していくなかで、いろいろ直したいところが出てくるかもしれませんが、自分たちでできることは自分たちで。大きなリノベーションはプロの力を借りて。自分たちがくつろげる部屋を作っていきたいです。
一方で、経年によって熟成されていく部屋の味わいや雰囲気も大切にしていきたい。全く予想できませんが、20~30年後、この家がどうなっているか、今からとても楽しみです。