帰宅したら、スイッチが切れたみたいにくつろいじゃいます

玄関の扉を開けると、そこには白を基調とした洗練された空間が広がります。リビングに至る通路には、装飾を排した直線的デザインの扉が並び、正面の扉からは陽光がたっぷり射しこみます。「ニューヨークの住まいを意識した」と話すのは、この物件をリノベーションしたKさん。Kさんがこだわったリノベーションのポイントとは?

「物件購入の当初からリノベーションを考えていましたか?」

interview50 廊下

Kさん
職場へのアクセスを考えて、代々木周辺で物件を探していました。だけど、代々木で賃貸物件を借りると家賃もかさむし、物件を購入したほうが損がありません。とはいえ、都内の新築はそう簡単に手は出せない。そこで中古物件をリノベーションしようと考えたんです。
物件購入のひとつの選択肢として、リノベーションには興味があったので、なにも抵抗はありませんでしたね。

「リノままを知ったきっかけを教えてください」

interview50 LDK

Kさん
インターネットで公式ホームページを見つけて。ホームページの雰囲気とか、施工事例が気に入ってまずは相談会に行ってみたんです。
リノベーション会社の相談会は初めてだったんですが、営業担当者に物件の相談をしたら、「ちょうどいい物件がありますよ」ということで、トントン拍子で話が進みました。物件を見せてもらったら、景色も日当たりもとてもよくて。さほど悩まずに契約しました。

「リノベーションするにあたって、どこにこだわりましたか?」

interview50 キッチンシンク

Kさん
全体のコンセプトとしては、映画に出てくるようなニューヨークの住まいをイメージしました。家具もあまり置きたくなかったので本棚や寝室の化粧台などを造り付けています。
とくにこだわったのはキッチンですね。もともと、こだわるところにはとことんこだわるタイプ。ほかの予算を抑えてもいいから、キッチンは自分好みにしたかった。

閉塞感のあった壁は取り払って、オープンに。コンロは壁付けのままで、キッチンカウンターはリビング側に向けています。これは、テレビを見ながらキッチンに立ちたかったから。
黒色の天板はぜったいゆずれなくて、いろいろなメーカーを見て回った結果、人工大理石のものを選びました。広く使いたかったので、従来の1500mmではなく1700mmに延長しています。
シンク横の壁に埋め込まれたガラスブロックもお気に入り。これは営業担当の方のアイデアです。殺風景な感じにならないし、じつは隣の洗面所の採光にも役立っているんですよ。

「リノベーションするにあたって大変だったことは?」

interview50 洗面台

Kさん
リノベして初めてわかったのは、決めることがたくさんあるってこと(笑)。床やキッチンの部材、壁のクロス、ドアのデザイン、照明のスイッチプレートまで様々。
それでも、気になるところはしっかり事例を調べたり、メーカーに足を運んでサンプルを見たり。「ほかのお客さまの三倍は労力をかけている」って設計士の人に感心されましたね。大変だったけど、選択肢の多さは自由度の高さでもあります。
いまとなっては苦労した分、自分好みの住まいになったかな、と。

「今回の物件購入、リノベーションを通じてのリノままの印象は?」

interview50 寝室 個室

Kさん
私の場合、物件探し、ローンの相談、設計・施工まで一括してお願いしたので、大分助かりました。これらのことを各業者に頼んでいては、かなり負担が大きかったと思います。私のように仕事に集中しながらリノベを進めたい人にはぜひおすすめしたいです。
定期点検などのアフターサービスもうれしい。住んでみて初めて気づくことも多く、「ここはちょっと変えてみたいな」ってときにも相談に乗ってもらってます。
施主は、施工の雰囲気やプランなどを判断基準に業者を選びますが、最終的にはコミュニケーションがモノを言います。施主と誠実に向き合ってくれたリノままと巡り会えたことは大きかったと思います。

まとめ

「現在の住まいで生活して変わったことは?」

Kさん
施工の様子をちょくちょく見に行きましたが、やっぱり理想がどんどん形なっていくのを見るのはワクワクするものです。
いまの生活を始めて一番変わったのは、家がくつろぎの場になったことでしょうか。仕事が終わったら、もう家に帰ることしか考えてないんですよ。それで、帰宅したらスイッチが切れたみたいにまったり。リビングのソファが私の定位置です。
人を家に招待するようにもなりました。友人・知人たちとホームパーティーするのが楽しい。友人がリノベに興味をもったら「ぜひ、私に相談して」って(笑)
いまは来客用にキッチンカウンター用のスツールを購入しようか検討中。お気に入りのキッチンをもっと活用していきたいです。