リノベーションでクローゼットを作る!方法や事例・注意点を解説
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リノまま編集部

リノままは「大きな企業の中の小さな設計事務所」として設計・工事・不動産それぞれの専門知識をもった少数精鋭のチームでひとりひとりのお客様と向き合っています

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収納スペースがもっと広ければいいのにと感じる方は多いのではないでしょうか。限られたスペースを有効活用した機能的で美しいクローゼットを作りたい願望は、多くの人が共通して抱いています。今回はクローゼットのリノベーションを行う方法や事例・注意点をご紹介します。

限られたスペースで、衣服・靴・バッグ・趣味のアイテムなどをすっきり収納したいお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。リノベーションでクローゼットを作れば、限られたスペースを有効活用し、すっきりとした暮らしの実現ができます。今回は、リノベーションでクローゼットを作る方法や実際の事例・注意点を詳しく解説します。

リノベーションでクローゼットを作ることはできる?

リノベーションでクローゼットを後から作ることは可能です。リノベーションでクローゼットを作ると収納スペースが増え、効率的な収納ができるため部屋をすっきりさせることができます。ただし、設置する位置や必要な大きさなどにより、リノベーションにかかる費用は大きく異なります。リノベーションでクローゼットを作ると収納スペースが増えるメリットはありますが、注意点も多数あるため事前に考慮した上でクローゼットを作る必要があるでしょう。

クローゼットをリノベーションする方法4選

クローゼットのリノベーションには主に以下の方法があります。

  • クローゼットを新設する
  • すでにあるクローゼットを拡張する
  • 押し入れをクローゼットにする
  • すでにあるクローゼットの使い勝手を良くする

以下でそれぞれの方法を詳しくご紹介します。

クローゼットを新設する

新しくクローゼットを作る場合は、クローゼットのスペースを確保しなければいけません。部屋の一部をクローゼットとして利用できるように整理する・部屋全体をリフォームしてクローゼットを新設する方法があります。クローゼットを新しく設置すると、理想の広さのクローゼットを設置しやすくなり、使い勝手も良くなります。ただし、コストがかかり、やや時間がかかってしまう点はデメリットでしょう。

すでにあるクローゼットを拡張する

すでにクローゼットがある場合は、既存のクローゼットを活用する方法もあります。拡張工事を行うと収納力を増やすことができる上に場所を変えずに済むので、スムーズに工事を行えます。しかし、構造によっては新しくクローゼットを作るよりも費用がかかる可能性や拡張する大きさにも限度があるため注意が必要です。

押し入れをクローゼットにする

押し入れがある場合は、押し入れをクローゼットにする方法もおすすめです。簡易的な工事でクローゼットにできるため、費用も抑えることができるでしょう。押し入れをクローゼットにする場合は、仕切り板の撤去・扉を変更・ハンガーパイプを設置するなどにより、使い勝手の良いクローゼットが完成します。ただし、古い家の場合は、工事の前に押し入れの中の床や背面の壁の状態を確認する必要があるため注意してください。

すでにあるクローゼットの使い勝手を良くする

費用面が気になる場合は、今あるクローゼットの使い勝手を良くする方法も検討してみましょう。既存のクローゼットに、ハンガーパイプや可動棚を取り付けるだけでも使い勝手が良くなります。市販のつっぱり棒の場合は服の重さで落ちてしまうことがありますが、ハンガーパイプの場合は落ちる心配もありません。また、可動棚は棚板を動かして自分で好きなレイアウトを作れるため、スペースを有効活用しやすくなり便利です。

後付けできるクローゼットの種類は?

リノベーションで後付けできるクローゼットは、以下のような種類があります。

  • 壁面クローゼット
  • ウォークインクローゼット
  • ウォークスルークローゼット
  • ファミリークローゼット

以下で各クローゼットの種類を詳しく解説します。

壁面クローゼット

壁面クローゼットは壁面に施工して作るため、壁面の幅に合わせて作ります。壁面クローゼットは奥行きが45cm〜60cm程度となるため、狭いスペースでもクローゼットを作りやすく、少しのスペースを使って新設できる点がメリットです。壁面に衣類を並べて吊るすことができるので、衣類の整理もしやすいでしょう。ただし、大きなものを入れたい場合は、壁面クローゼットでは十分な広さの確保ができないため注意してください。

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは、広いスペースが確保できるクローゼットです。クローゼットの中に人が入ることができ、着替えることもできる十分な広さがあります。広さは1.5畳や4畳などのスペースがあれば、設置が可能です。ウォークインクローゼットは、大きなサイズのものも収納できるため、衣類だけでなく日用品のストック・季節家電などの収納も可能です。ただし、ある程度の広さが必要となるので、どこにでも作れるものではありません。

ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼットは、家の中の通路に作られるクローゼットです。出入口が2か所あり、通り抜け出来る点が、他のクローゼットとの大きな違いです。通気性が良いため、服を良い状態で保管しやすい点がメリットです。ただし、ウォークインクローゼットと比べるとやや収納スペースが狭くなる可能性が高いため、収納するものを考えた上での設置が重要です。

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは、広いスペースで家族分の衣類をまとめて保管できるため、家族が利用しやすい共用スペースに設置します。ファミリークローゼットにすると、動線がとてもスムーズになりますが、かなり広いスペースを確保しなければならない点が後付けする際の注意点となるでしょう。

リノベーションをしたクローゼットの事例をご紹介!

クローゼットをリノベーションで後付けするとどのようになるのかイメージがわかない人もいるでしょう。以下では実際にリノままでクローゼットをリノベーションした事例をいくつかご紹介します。

3wayのウォークスルークローゼット

以前からお持ちのマンションを今のご夫婦たちに似合う住まいへ作り変えた事例です。デザインのこだわりやこれからの生活スタイルに合わせた暮らしやすさを第一に考えています。ご要望の部屋全体を明るく換気しやすい間取りという点から、家全体に光と風を運ぶウォークスルークローゼットを設置しました。リビング・寝室・廊下の3方向からアクセス可能な点がポイントです。

こちらの事例は、以下のページで詳しく確認できます。

「離れ」のある ちょうどいい暮らし – リノまま(東京テアトル)

ギターも弾けるウォークインクローゼット

新築当時からお住まいの築29年のマンションをフルリノベーションした事例です。息子さんが巣立つまで、大切に住まわれていた思い出いっぱいのお住まいをご夫婦のこれからを楽しむ空間にしました。ご要望の自宅でギターを練習できる部屋がほしいという点から、ウォークインクローゼットのスペースを広めに取り、引き戸を設け個室に仕切れるようにしました。壁には遮音材を入れてあるので音漏れしにくく、思う存分、自宅で演奏をお楽しみいただけます。

こちらの事例は、以下のページで詳しく確認できます。

趣味を飾る大人の隠れ家 – リノまま(東京テアトル)

リノベーションでクローゼットを作る際の注意点

リノベーションでクローゼットを作る際は、ただ収納スペースを増やすことだけを考えて作ると、実際に使ったときに違和感を感じてしまうこともあります。失敗しないためにも下記の注意点はきちんとおさえておきましょう。

  • クローゼットの大きさは収納するものの量に合わせる
  • 生活の動線に配慮した位置に設置する
  • 壁面クローゼットは家具との距離に注意する
  • カビと結露の対策をする
  • 奥行きはとりすぎないようにする

以下で各注意点を具体的に見ていきましょう。

クローゼットの大きさは収納するものの量に合わせる

クローゼットを作る際は、まずどのようなものを収納したいのか決めましょう。収納したいものの量に合わせてクローゼットの大きさを決めます。洋服だけの場合もあれば、季節家電を収納したい・趣味の道具を収納したい場合もあるでしょう。また、家族全員のものを収納する場合は、ある程度の広いスペースが必要になります。

生活の動線に配慮した位置に設置する

クローゼットを作る際は、生活動線に配慮した位置に設置してください。クローゼットを拡張する場合は今の場所のままですが、新しく設置する場合は使いやすくするためにも家事動線や生活動線を意識しなければいけません。例えば、クローゼットが部屋から離れている場所にあると出かける支度をするときに時間がかかり、ストレスになってしまいます。スムーズに動けるように日々の生活を意識して設置しましょう。

壁面クローゼットは家具との距離に注意する

壁面クローゼットを設置する場合は、他の家具との距離に注意してください。他の家具との距離が狭いと圧迫感が出てしまうだけでなく、部屋の中での動線が確保しづらくなります。

また、クローゼットに扉を付けた場合は家具に当たってしまい、扉が開けられないことも考えられます。壁面クローゼットを設置する際は、事前に家具との距離や扉の開きを考慮し、大きさを決めるようにしましょう。

カビと結露の対策をする

一般的なクローゼットは、湿気がこもりやすい構造です。クローゼットの中でのカビの発生や結露も考えられるので機能性壁材を使用するなどの対策を行う必要があります。クローゼットに湿気がこもると大切な服がカビてしまい、収納しても傷む原因になってしまうため、注意が必要です。

奥行きはとりすぎないようにする

収納スペースを作る際は、奥行きをしっかりとり広いスペースにしようと考えるかもしれません。しかし、クローゼットにはあまり奥行きは必要ありません。奥に入れてしまったものは取り出しにくくなるため、結局奥にしまったままになってしまうことが起こりやすいのです。もし奥行きを作る場合は、キャスタ―付きの収納棚・スライド棚の設置など、奥のものを取り出しやすくする工夫を検討した上で行ってください。

クローゼットをリノベーションするならリノままにお任せください

クローゼットのリノベーションを検討しているなら、リノままにお任せください。リノままは、設計も工事もアフターサービスもすべて自社で行っているリノベーション会社です。リノベーション実績が豊富にあるので、お客様のニーズに合わせた様々なプランを提案し、費用対効果の高い工事を実現します。クローゼットのリノベーションも専門家によるサポートで使い勝手の良さを重視し、より快適に過ごせるお部屋に進化させていただきます。クローゼットのリノベーションを考える際には、ぜひ、リノままにご相談ください。

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まとめ

今回はクローゼットのリノベーションを行う方法や事例・注意点をご紹介しました。部屋に収納スペースを増やしたい場合は、後付けでクローゼットを付けるのがおすすめです。クローゼットを増設する場合は、事前に予算・希望の広さ・収納するアイテム・クローゼットのタイプも決めておきましょう。クローゼットのリノベーションは、簡易的なものであればDIYの選択肢もありますが、より使いやすいものにするためには専門業者に依頼するのがおすすめです。リノままではクローゼットのリノベーション事例が多いため、さまざまなニーズにお答えできるプランをご提案いたします。