妻の描いた“近未来空間”を現実のものにしてくれました

「どんな部屋にリノベーションしよう…」お施主様なら誰もが一度は悩むはず。リノベーションのお部屋コンセプトが徐々に確立されるなかで、I様ご夫妻が導き出した答えはなんと「近未来」! 凝り性の奥様が練りに練って考えたお住まいは、型にはまらない個性的な空間に。それはまさに「未知との遭遇」です!

「お宅に入るなり、インパクトのある内装が目を惹きますね」


「近未来」がお部屋のコンセプトです。内装のコンセプトやスタイルってたくさんありますよね。カフェ風や西海岸風、インダストリアルとか。どれも気になったけれど、既存のジャンルだとちょっと面白くない。考えに考えて、導き出した答えが「近未来」だったんです!


最初、コンセプトを聞いたときはちょっと驚きましたね。そのあたりの方針については、妻にお任せすることにしました。私の母は「近未来」と聞いて「ちゃんと住めるの!?」と不安がっていましたけど(笑)


コンセプトが決まってからは、古今東西のSF映画や資料を徹底してリサーチしましたね。もともと凝り性なものだから、いつのまにか「住まい」の歴史まで遡って勉強したほど。

「リノベーションするにあたってこだわったポイントを教えてください」


全体的にシルバーやメタリックカラーを基調にして近未来的な雰囲気を演出しました。ただ、同じトーンの色ばかりだと淡泊で無機質な印象になってしまうので、梁や床、天井などは異なる色合いを使い、変化をつけています。また、洗面台や食卓はステンレス製のものに。メリハリになればと、将来子ども部屋にするスペースの扉は黒色にしました。


普通の照明だとしっくりこないから、様々なデザインを取りそろえました。ライティングレールを設置してフレキシブルに移動できるので実用性も高い。とくに、パンタグラフ式の照明は妻のお気に入りで、リノベ案が具体的になる前から購入していましたね。


決して雰囲気だけを重視したのではなく、住みやすさもちゃんと考えています。

元々3LDKの間取りでしたが、壁を取り払って、極力仕切りのない空間にしています。
この先、子どもが生まれて大きくなるにつれ、家族の生活スタイルは変化していくはずです。
仕切りがないほうが、空間を臨機応変に使うことができると思うんです。

そのほか、生活するうえでの導線も意識しています。
例えば、玄関からリビングへ向かう通路には洗面台、洗濯機、クローゼットが順に並んでいます。
帰宅してすぐに手を洗って、クローゼットにコート、上着をしまう。
そして、洗濯物もそのまま入れられる、と。

おなじようにキッチンも導線を考えてます。
冷蔵庫から食材を出し、キッチンで調理し、そのまま隣の食卓に流れるように提供できる。
そして、食後の洗い物はすぐ隣のシンクへ。


キッチンについては、私もいろいろとこだわりがありましたね。
二人で立てる快適なキッチンが理想だったから「予算は惜しまず、とことんこだわろう」と、妻にも伝えて。

キッチンの天板は、セラミック製にしました。
耐熱製があって、調理直後の熱いフライパンなどを乗せても大丈夫。
実家のキッチンは天板が大理石だったのですが、熱い鍋を乗せてヒビが入ってしまった。
そういった経験も踏まえています。

あと、私は身長180cmなので、一般的なキッチンだと低くてとても不便。
5センチ高く設定することで、問題を解消できました。


リビング周辺もポイントです。
すべてSFチックだと冷たい雰囲気になってしまうので、リビングにはすこしナチュラルなテイストを。
家族が集まる場所だし、あたたかみを持たせました。
部屋のシルバーはベースになる色なので、ソファのグリーンもしっくりきます。


私はいつもソファでくつろいでしまうので、妻の狙いどおりですね。
テレビ台の上にある、趣味のNゲージがいつでも視界に入るから、ソファから離れられない。

じつは、物件の購入を考えたとき、Nゲージは実家にしまっておくべきか悩んだんです。
荷物になるし、収納スペースにも限りがあるし……。
けど、妻が「大好きなものなんだから、大切にしなきゃダメ」とベストスポットに棚の設置を提案してくれました。
いまでは、出勤前に眺めていくのが日課になっています。

「リノベーションするにあたって大変だったことはありますか?」


部屋のコンセプトが「近未来」なだけに、理想に近い壁紙や照明、インテリアなどを探すのが大変でしたね。あとはコンセントの高さとか照明の位置とかも考えるんだなあ、と驚きました。そんなに考えることがあるの!? という感じ(笑)。けれど、妥協すると絶対後悔するので、そこは慎重に、よく考えながら。


そうやって、ゼロベースから内装を考えられるのが、リノままの魅力かもしれないね。妻のように部屋に個性を出したい人なら、うってつけのサービスだと言えます。

「この物件はリノままを通して見つけたんですか?」


いえ、ちょうど希望通りの物件が見つかったので。私の職場にもアクセスが近く、広さを考えたら価格設定も予算内に収まっていた。ただ、始めからリノベーションするつもりではありました。


リノままにリノベーションをお願いしたのは、東京テアトルさんが運営母体だったから。運営がしっかりしているから信用できるなと思ったんです。

「入居後、アフターサービスは利用しましたか?」


住み始めてから、3箇所ほど傷があるのに気づいたんです。修繕にはお金がかかるかなぁ、と思ったんですが無料で対応していただいて助かりました。あと、洗面台の照明は当初LEDライトは、ウェーブさせている形状を目立たせるために、むき出しにしていたのですが、実際に生活してみると目がくらむほど光が強かったんですよ(笑)さすがに耐えられなかったので、カバーを付けてもらいましたね。

ほかには、寝室のロフトの梯子を造作してもらいました。最初、フック式の梯子だったんですが、フックをかけている部分に傷がつくんですよ。梯子をしっかり固定してもらいました。こうしてふりかえると、いろいろと頼っていますね。

まとめ

「リノままにリノベーションを依頼して、いかがでしたか?」


率直に言って、想像以上の仕上がりになりました。「近未来」というコンセプト自体が難しいし、頑張ってはいたけどリノベーションにかけては妻はシロウト。あの構想をよくぞここまで現実のものにしてくれたな、とプロの仕事を垣間見た思いです。リノベ前は、不安がっていた私の母も「悪くない」と受け入れてくれました。


妥協せずこだわった分、とても満足しています。メタリックなスイッチプレートを見るだけで、あぁ良いなあと思っちゃいます。家のものすべてに愛着がもてる。もう暮らしているだけで楽しいんです。

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