リノべアイテム紹介 <無垢フローリング>

リノべアイテム紹介 <無垢フローリング>

2016.7.28

 リノベ-ションでよく使われるアイテムとして無垢材のフローリングがあります。

 一般的にフロリーリングといった場合は、木材を薄く(0.3ミリ程度)スライスした突き板を基材と呼ばれる合板材に貼り付けた合板フローリング(単板フローリング、複合フローリングとも)を指す場合が多いですが、無垢フローリングの場合は、フローリングそのものがひとつの木材が作られています。


<フローリング断面図>
(出典:http://blog.livedoor.jp/yukihiii/archives/46939572.html

 無垢フローリングは材の厚みがある分、その樹種本来の質感、色味、重量感、木の香りなどが感じられ、木ならではの柔らかな肌触りを持っています。また、無垢フローリングは、調湿性が高く、熱伝導率が低いため、夏は湿気でべとつかないサラサラした感触を楽しむことができ、冬は足から熱が奪われることが少ないなど、快適さという点でも大きな魅力を持っています。

 新築マンションでは、不特定多数の購入者の平均的な好みに合わせる、住戸毎に木目の柄の違いなどがなるべく出ないようにする、コストを抑えるなどの理由から、合板フローリングやオレフィンシートに木目柄を印刷したシートフローリングなどが主流となっています。

 自分の好みで空間をデザインできるリノベーションの場合は、新築マンションのような配慮は要らないので、本物の木の良さが楽しめる無垢フローリングを選ぶ人が多いのでしょう。

 経年で変化する味わいが楽しめるのも無垢フローリングの特徴です。住んでいる間についた傷や摩擦による傷みなども、逆に味わいとなって、自分が住んだ住まいへの愛着となります。厚みのある無垢材ならではの時間が生み出す付加価値といえるでしょう。薄い突き板を張った合板フローリングの場合は、表面の突き板が劣化した場合は、突き板そのものが剥がれてきて下の合板の基材が見えてきてしまい、経年の劣化だけが目立つことになります。

 また、さまざまな木のテクスチャーや表情が選べるのも無垢フローリングの魅力です。使い込まれたアンティークの味わいを持ったもの、無塗装のマットな質感のもの、うづくリとよばれる表面に凹凸の加工を施したものなど、これらも厚みのある無垢材ではないと出せない味わいです。


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 ジーンズと同じような感覚でしょうか。しっかりした本物の素材であれば、新品の時から経年で徐々に素材そのものが変化してきた時まで、さまざまな表情や感触を楽しむことができます。

 無垢フローリングに同じ経年の味わいのあるアンティーク家具をあわせたシャビーシックなインテリア、あるいは、レンガや金属などとあわせたブルックリン風のレトロ・インダストリアルなインテリア、あるいは、白い塗装壁とあわせた上品なミニマルスタイルなど、本物の天然木の無垢フローリングは、スタイルによらず、空間のグレードを間違いなくアップさせてくれます。


出典:https://jp.pinterest.com/pin/463307880396142260/


出典:http://blog.vkvvisuals.com/loft-living/#more-2461

 床が決まれば、インテリアは決まります。空間の印象にとって、床は最も大事な存在といっても過言ではありません。

 最後に何点か留意点を。

 直床工法の場合、一般的な合板フローリングの場合は、基材の部分に遮音材が設けてあるなど、フローリング自体が遮音性を持った作りになっています。直床で無垢フローリングを使う場合は、別途、床に遮音材を敷くなどの遮音対策をする必要があります。

 無垢フローリングは、反りや隙間が生まれやすいということを留意しておく必要があります。特に床暖房のあるマンションの場合は、床の温度変化によって、そりやすき間ができやすくなります。

 そりやすき間も味わいのうちと割り切って住まうのもひとつの手ですが、そりやすき間をなるべく避けたい場合は、床暖房対応の無垢フローリングを選ぶという選択肢があります。ただし、無垢といっても特殊加工している商品ですので、実際の質感を確かめてから選ぶと間違いないでしょう。価格はどうしてもやや高くなってしまいます。

 また、そりやすき間の心配が少ない、無垢に近い質感を持った挽き板と呼ばれる鋸で挽いた厚みをもったの板(2~3ミリ)を張った合板フローリングを選ぶということも考えられます。

 木は水分に弱いので日常のメンテンンスはカラ拭きが基本です。無塗装の無垢フローリングは保護や汚れ防止のために定期的なオイル塗装が推奨されています。ウレタン塗装のものは日常のカラ拭きで十分です。

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