【事例あり】トイレもおしゃれに! トイレのリノベーションの基本知識
- 公開日:2024.5.16
- 更新日:2024.9.27
毎日の生活のなかで利用するトイレ。一説には一生の間にトイレを利用する回数は15~20万回とも言われています。その半分が自宅のトイレとしてもかなりの回数です。それだけ利用するトイレが快適かどうかは、私たちの生活の質に直結しているともいえるでしょう。
そんな大事なトイレですが、自宅のトイレが古くなってきたので交換したいと思っても、どのようなトイレを選べばよいのか、リノベーションでどんなことができるのか、いくらぐらい費用が掛かるのか、といったことがわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、トイレのリノベーションでできること、メリットや費用、リノベーション事例など、トイレリノベーションの基礎知識をご紹介します。ぜひ、トイレのリノベーションの成功のお役に立ててください。
トイレのリノベーションでできること
トイレをリノベーションすることで、トイレを使いやすくすることはもちろん、普段のお手入れが楽になったり、好みのデザインにすることでオリジナルの特別な空間にしたりすることができます。トイレのリノベーションで実現できることをまとめました。
トイレの性能をUP
何より古くなったトイレの設備そのものを交換するのが快適なトイレづくりの第一歩。最初にトイレにはどのようなタイプや機能があるかを知っておきましょう。
現在、トイレは大きく分けて次の二つのタイプがあります。
〇タンク付きトイレ
【メリット】
- 本体価格がタンクレストイレより安価。設置しやすい。
- タンクの上に手洗いが設けられているため、別に手洗いを設ける必要がない。
- タンク内に一定量の水を貯めておけるため、水圧が低い建物でも利用できる。
- タンクレストイレよりも排水の流れが強く、つまりにくい。
【デメリット】
- タンクの分サイズが大きくなり場所を取る。
- 便座の結合部やタンクとの隙間など掃除しにくい部分がある。
- タンク内に貯めた水を利用して排水するため、排水後しばらくの間は連続して使用することができない。
〇タンクレストイレ
【メリット】
- タンクがトイレ本体に内蔵されているため、デザインがスッキリとしている。
- タンク付きトイレより場所を取らない。
- 節水効果に優れている。
【デメリット】
- 手洗い場を別に設ける必要がある。
- 停電時に水が流せない。
- 製品価格が高め。
- 水圧が低いと詰まりやすい(マンション高層階や古い家などの場合)
また、現在のトイレは、自動洗浄機能、自動開閉機能、温水洗浄便座、脱臭機能、リモコン操作など機能面が充実していて、デザイン性やお掃除のしやすさなども各社工夫を凝らしています。当然価格も機種や機能ごとに変わりますので、予算と性能のバランスを取ることも大事になります。
トイレリノベーションの要はトイレ本体選びです。トイレを選ぶ際には、実際にショールームに足を運んで実物を見ながら選ぶことをおすすめします。
水道代を節約
家庭での水の使われ方で、お風呂に次いで使用量が多いのがトイレ。全体の約20%の水がトイレで使われています。また、約20年前のトイレは1回の大洗浄に約8L(2Lペットボトル4本分)の水が使われていました。しかし、現在では約3.8Lと半分以下の使用量まで節水性能が進化しています。また、大・小の用便によって流す水量を選べたり、節水だけでなく音も抑えた静音機能がついていたり、など利便性と節約を両立させる仕様も増えています。
古いトイレを交換するだけでトイレで使う水の量を減らせれば水道代も節約できて、環境にも優しい生活につながります。トイレをリノベーションすることで、長い目で見て得られるメリットです。
参照:東京都水道局「令和3年度 一般家庭水使用目的別実態調査」
参照:TOTO「水まわりから環境を考える Q4.トイレでどれくらい水を使うの?」
普段のお手入れが楽になる
トイレのリノベーションを行う一つの大きなメリットとして、普段の手入れが楽になることが挙げられます。
最近のトイレは機能性が向上し、掃除の手間を減らす工夫がされています。例えば、新型のトイレでは、汚れが付きにくい素材でトイレボウルが作られているものが多く、日々のお掃除が容易になります。また、便座の取り外しが簡単なタイプを選べば、掃除の際に便座を外して清掃することも可能です。
また床に使う素材選びもお手入れのしやすさを左右します。床材にはフローリングや、フロアタイル、クッションフロアなどがありますが、掃除のしやすさと耐久性、デザイン性を兼ね備えたフロアタイルがおすすめです。
さらに、トイレットペーパーやブラシなど必要なアイテムをスマートに収納できるよう、トイレの中に収納スペースを設けることもお手入れを楽にするコツ。掃除用品や補充品が近くにあると、気が付いた時にさっと対応できて、お手入れの負担も軽くなります。
自分好みの空間が作れる
トイレのリノベーションの最大の魅力は、自分の好みのデザインにできることです。
例えば、シンプルなモダンデザインが好みなら、無駄を省いたスクエア型の便器や洗練された一体型の洗面器を選ぶと良いでしょう。また、壁紙や床材にコンクリート調や木目調の素材を選べば、モダンな印象を強く出すことが可能です。好みがアンティークやビンテージスタイルなら、装飾的なペンダントライトを選べば雰囲気を醸し出すことができます。ファミリー共用のトイレなら、明るいカラーパレットや子供が好きそうなキャラクターをデザインに取り入れるのも一つの方法です。
トイレは扉で区切られた空間なので、そのほかのお部屋とのデザインのバランスは考慮しなくても違和感はありません。思い切って明るい色を選んでみたり、落ち着いた色合いで統一感を出してみたり、自分の好みやライフスタイルに合わせて、自由にデザインを選んで、オリジナルな空間を作れるのもトイレリノベーションの魅力です。
バリアフリーで安心につかえる
便器を自動開閉や自動洗浄、リモコン機能などの付いた物に変えるだけでもバリアフリーに効果はあります。よりバリアフリーを意識するならばトイレスペース全体でのリノベーションを考えてみましょう。
例えば、必要な場所に手すりを設置することで、足腰が弱っている方でも使いやすいトイレになります。
入り口がドア(開き戸)の場合、出入り口が狭くなってしまったり、ドアが移動の邪魔になってしまったりします。トイレのドアを引き戸にする事でも入り口を広くすることができます。
床の段差解消もバリアフリーの基本です。特に古いマンションでは、トイレの入り口に段差がついていることが多くあります。入り口の段差をなくすことで、つまずきを防いで安心して使うことができます。
なお、実際に要介護認定や要支援認定を受けている家族がいらっしゃる場合は、トイレ交換の工事費の補助を受けることも可能です。ただし、補助金の適用を受けるには市区町村に申請を行い、給付の対象となる工事内容かどうかを確認する必要があります。バリアフリー工事を行う際は、まずは検討の前段階で市区町村の窓口に相談をしてみてください。
トイレのリノベーションにかかる費用相場&注意点
トイレのリノベーション費用については、トイレ本体と工事費用を合わせて一般的に20~40万円が相場の目安です。これに加えて、リノベーションの種類によって床材や壁材の貼り換え費用、照明器具の交換費用、収納スペースの追加費用、施工費用などが別途発生します。
■基本の工事
トイレ本体と工事費用 20~40万円が目安
■リノベーション内容によって加わる工事
- 床材や壁を張り替える工事
- 照明器具を交換する工事
- コンセントがない場合はコンセント追加の電気工事
- タンクレスで手洗い場がない場合、洗面取付、水道工事
- 収納スペースの追加棚やキャビネットの造作・取付工事
- 床の段差解消工事
- 扉の交換工事 など
費用は、どのような機種を選ぶかはもちろん、内装材や照明、収納家具によって変わってきます。また、床の段差解消や開き戸を引き戸に変える、トイレの広さを変えるといった目的も加わると、トイレスペースだけでなく、他のお部屋含めた間取り変更や全面の床の張り替えなどが必要となることがほとんどです。そのため、大きくトイレを替えたい場合には、お部屋全体のリノベーションとからめて検討することをおすすめします。
また、それによって費用も大きく変わるため、単純に本体価格や取付工事費をみただけでは正確な金額を把握することはできません。
単純なトイレ設備の交換にとどまらず、より使いやすく快適なトイレにしたいとお考えの場合には、リノベーション会社に要望を伝えて、必要となる工事とその範囲、費用を確認して進めていきましょう。
おしゃれなトイレのリノベーションアイデア&事例6選
ここからはトイレのリノベーション事例をご紹介します。アイデアは多種多様。事例を参考にトイレリノベーションのイメージを広げてみてください。
事例1 ビタミンカラーで元気が出るトイレ

室内はグレーベースのクロスで落ち着いた空間にリノベーション。トイレはガラッと色調を変えてオレンジのアクセントクロスを貼りました。「朝から元気になります!」とお施主様。ビタミンカラーの空間で、気持ちも明るくさせてくれるトイレです。
事例2 シンプル&スタイリッシュなトイレ

タンク付きのトイレからタンクレストイレへ交換。手洗いをトイレ内のカウンターに設置しました。ワンポイントのタイル、無垢材で作ったカウンターと棚、シンプルでもデザインの調和のとれたおしゃれなトイレです。
事例3 ブラックに仕上げたこだわりのトイレ

リビングや廊下のホワイトとは対照的に、ブラックの落ち着いたトイレにリノベーションしました。黒をどうコーディネートするのかとさまざまな組み合わせを吟味し、奥の壁はネイビーにし、それ以外の天井や洗面台、モザイクタイルをブラックに統一し洗練された雰囲気なトイレに生まれ変わりました。
事例4 ペンダントライトが印象的なトイレ

中心から少し外してぶら下げたペンダントライトの光が、印象的な影を作るトイレ。オリーブグリーンの壁紙とあいまって落ち着いた雰囲気を醸し出しています。また、トイレを出た廊下の向かいに洗面台を設置。タンクレスでも手洗いの不便を感じない間取りも特徴の事例です。
事例5 清潔感漂う、浮いているトイレ

床から浮いているタイプのトイレ。デザイン性が高く、床のお掃除がしやいのが特徴です。白いサブウェイタイルで囲まれて清潔感のある空間に仕上がっています。
事例6 「海」と「森」をテーマにしたトイレ

一戸建て住宅の1階のトイレ(左)は「海」をテーマに、2階のトイレ(右)は「森」をテーマにした内装で仕上げました。お施主様の遊び心も垣間見えるトイレです。
まとめ
本記事では、トイレのリノベーションでできること、費用感、リノベーション事例などを詳しく解説しました。
トイレは単純に設備を交換するリフォーム工事ととらえても使い勝手は改善します。しかし、そこからもう一歩進めてトイレを暮らしを変えるリノベーション工事のひとつとして考えると、デザインや利便性の幅が広がり、より快適な空間にすることが可能です。
記事内で紹介したような多種多様なリノベーションアイデアや事例を参考に、トイレ交換だけでなく、一歩進んだ快適なトイレ空間をリノベーションで作ってみてください。
リノままでは、これまでにお客様の要望に応じて数多くのトイレのリノベーションを行ってきました。
「自分好みのトイレにしたい」「こだわりをトイレに反映させたい」など、単なる設備交換を超えた、理想のトイレを作るお手伝いをいたします。トイレのリノベーションをお考えの方は、ぜひリノままにご相談ください。
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