リノベーションで北欧テイストに!種類別で北欧風にするコツを解説
- 公開日:2024.5.22
- 更新日:2024.5.22
温かみのある自然素材や洗練されたフォルム・機能性を兼ね備えた北欧風インテリアは、日々の暮らしを彩り、心と体を優しく包み込んでくれます。今回は、北欧テイストのリノベーションの種類や事例・種類別で北欧テイストにするコツをご紹介します。
もっと心地良い暮らしをしたいと思ったことはありませんか。北欧風のリノベーションは、自然と調和する美しさで心と体に優しく寄り添ってくれるため、日々の疲れを癒し、心安らぐ空間を求める方に人気があります。しかし、いざリノベーションを検討すると「北欧風にするにはどうすればが良いか分からない」「実際に住むとどうなんだろう」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、北欧テイストのリノベーションの種類や事例・種類別で北欧テイストにするコツをご紹介します。
北欧テイストのリノベーションには種類がある
北欧テイストは、スウェーデンやフィンランドなど冬の日照時間が短い北欧の気候に合わせて生まれたナチュラルで優しい温もりを持つテイストです。しかし、北欧テイストと一言でいっても以下のような種類が存在します。
- 北欧モダン
- 北欧ナチュラル
- 北欧ヴィンテージ
以下では、それぞれの北欧テイストの特徴を解説します。お気に入りの北欧テイストのリノベーションを実現する参考にしてください。
リノベーションで北欧モダン
北欧モダンとは、北欧インテリアらしいナチュラル感にビビッドで明るいモダンな色づかいを組み合わせたインテリアを指します。伝統的な要素と現代的な要素を巧みにミックスしつつ現代生活に合う家作りのコンセプトとして幅広い層から支持されています。
段差があり使いづらい和室を機能性の高いフラットな北欧モダンの部屋にリノベーションしたり、中古マンションを北欧モダンに全面的にリノベーションするなどの事例があります。
リノベーションで北欧ナチュラル
北欧ナチュラルは北欧らしいやわらかで落ち着いた自然派の風合いが堪能できるテイストです。自然素材やタイルなどの優しい質感の建材を使用し、穏やかで居心地の良い空間を実現できるのが魅力です。自然と調和する住宅を目指す意味では、日本の伝統的な家屋とも共通する部分があり、日本人に違和感なく受け入れやすいスタイルでもあります。シンプルで飽きのこないスタイルのため、長く愛着を持って暮らせる空間にリノベーションしたい人におすすめです。
リノベーションで北欧ヴィンテージ
北欧ヴィンテージは、重厚感や落ち着きのあるインテリアを目指している人におすすめなテイストです。経年劣化した独特の風合いと時代を超えて愛される洗練されたデザイン性を兼ね備えています。テーブルやソファにヴィンテージ感のあるアイテムをプラスして、こだわりのあるおしゃれな空間作りを実現できるのが、北欧ヴィンテージの魅力です。北欧ヴィンテージのペンダントライトを取り入れるなど照明への気配りもするとさらに温かみのある素敵な空間になるでしょう。
リノベーションで住まいを北欧テイストにした事例
住まいをリノベーションで北欧テイストにした事例には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、リノままが実際に手掛けた北欧テイストの事例をご紹介します。リノベーションにより、温かみのあるシンプルで心地良い空間や趣味の時間を過ごす空間が生まれました。
古民家×欧風でゆったりとした時の流れを楽しむ空間
北欧×古民家をコンセプトにしたリノベーションでは、中古マンションを購入して理想の北欧テイストにリノベーションした事例があります。水回りや個室の構成には既存の間取りを生かしつつ、キッチンの壁を取り払い、広々としたLDKを実現したメリハリのあるリノベーションを行い、住み心地の良さを実現しました。リビングや寝室にはおしゃれなヴィンテージ家具を配置して、北欧らしさあふれる空間を手に入れることに成功しています。
こちらの事例は、以下のページで詳しく確認できます。
北欧家具がひきたつ住まい
Carl Hansen & SønのソファやFRITZ HANSENのテーブル・セブンチェアの北欧家具がひきたつお住まいです。ご夫婦が暮らし始めてもうすぐ2年が経とうとしていますが、頑張らなくても散らからない、ストレスフリーな住まい作りできちんと整理整頓されたお部屋を保たれておられます。収納のプロ、ライフオーガナイザーからアドバイスをもらいながら、収納と導線・暮らしが快適になるアイデアが詰まった住まいを目指しました。リビングは広々と開放的で各部屋へのアクセスも良いのがポイントです。
こちらの事例は、以下のページで詳しく確認できます。
頑張らなくても散らからない住まい- リノまま(東京テアトル)
ヴィンテージ感漂う北欧テイストに趣味を凝縮
カリフォルニアにある北欧な家をテーマにしたリノベーションに成功したご夫婦の事例です。持ち家の2LDKのマンションの間取りを大幅に変更し、ホームシアターやDJテーブルを備えたこだわりのある空間に変身しました。アメリカンダイナーを想起させるレトロなネオンやカラフルなポスターのある空間に北欧テイストを調和させて、お二人の好きな物が詰まった魅力的な空間に仕上げています。g-planのコーヒーテーブルやアルネヴォッターの椅子などの人気の北欧ヴィンテージ家具が、アメリカンテイストとの空間に違和感なく融合しており、おしゃれで居心地の良い空間の実現に成功しています。
こちらの事例は、以下のページで詳しく確認できます。
“man cave” なホームシアター- リノまま(東京テアトル)
【種類別】リノベーションで北欧テイストにするコツ
リノベーションで北欧テイストにするには、どのようなコツを押さえておくことが必要なのでしょうか。ここでは、種類別の北欧テイストのリノベーションの具体的な方法を解説するので、リノベーションのイメージを膨らませるヒントにしてください。
北欧モダンのリノベーション
北欧モダンは、伝統的な北欧スタイルに現代的な要素を取り入れた、洗練されたインテリアスタイルです。温かみのある木目と機能的なデザインが特徴で、近年特に注目を集めています。ナチュラルな素材やモノトーンでシンプルな配色を中心とするなど北欧モダンにリノベーションするための家具選びや空間作り・色づかいにコツがあります。
北欧モダンのデザイナーズ家具を取り入れる
北欧モダンなテイストを実現するには、一目で北欧モダンらしさを醸し出せるデザイナーズ家具に注目しましょう。存在感のある家具を一点投入するだけで、お部屋の印象が大きく変わります。定評のある北欧モダンのデザイナーズ家具では、デンマークのアルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」「エッグチェア」デンマークのハンス・J・ウェグナーの代表作「Y チェア」が挙げられます。
木質感のある開放的な空間にする
北欧モダンのリノベーションでは、木などのナチュラルな素材を使った温もりの感じられるインテリアを心掛けることも大切です。フローリングには無垢材を選び、家具も木製にこだわって選びましょう。間取りを見直し部屋をあまり細かく仕切らず、大きな空間に仕上げるとゆったり寛げるため、快適で開放的な空間になります。築年数が経っている物件の場合は、リビングダイニングが比較的狭い間取りが多いため、隣室同士をつなげるリフォームを検討すると良いでしょう。
壁紙・床材はシンプルにワンポイントで色味を入れる
北欧モダンのリノベーションでは、壁紙や床材はシンプルにしてワンポイントで色味を入れるのがおすすめです。落ち着きのあるブラックやホワイト・グレーなどのモノトーンカラーに、ナチュラルな木を組み合わせることで温もりを演出できます。モノトーンだけではやや単調で冷たい印象を与えることもありますが、木を取り入れるとコーディネート全体に温かみが感じられるようになるでしょう。
北欧ナチュラルのリノベーション
北欧ナチュラルは、自然の素材や色合いを取り入れた温かみのあるテイストです。日々の疲れを癒し、心安らぐ空間を求める人々に近年ますます人気が高まっています。北欧ナチュラルのリノベーションでは、壁や床材の色選びや照明の工夫が求められます。人気の北欧ファブリックをプラスして雰囲気を変える方法もあるので、それぞれのポイントを押さえて、希望に合うインテリアを実現してください。
壁や床はホワイトベースでシンプル・ナチュラルにする
北欧ナチュラルはあまり目立つ色ではなく、淡い色味を中心に選ぶことが大切です。壁紙をグレー、床を白などにすると北欧風になります。落ち着いた空気感に仕上げたい場合は、アースカラーを取り入れるのも良いでしょう。配置する家具は、木製や布製のナチュラルな家具を選ぶとやわらかで温かみのある印象にまとまります。木製のカウンターを設置すれば、ダイニングが寛いで過ごしやすいスペースになるでしょう。
温かみのある照明を取り入れる
北欧ナチュラルのリノベーションでは、温かみのある照明を取り入れることも重要なポイントです。照明器具はスタンドタイプやペンダントライトなどを選び、間接照明を生かすようにすると良いでしょう。また、蛍光灯やLEDではなく、オレンジがかった白熱灯を選ぶと温かみのあるやわらかな明かりに包まれた空間を実現できます。
テーブルクロスなどの北欧ファブリックを取り入れる
テーブルクロスなどを取り入れて、北欧ナチュラルなテイストをプラスする方法もおすすめです。カラフルな花の模様で人気のマリメッコなどのファブリックを取り入れると、空間の素敵なアクセントになるでしょう。テーブルクロスとして利用する以外には、お気に入りの柄のファブリックパネルを壁面に飾るのもおしゃれです。
北欧ヴィンテージのリノベーション
北欧ヴィンテージは、1950年代〜1970年代にかけて北欧諸国で制作されたテイストを指します。家具や雑貨の時代を超えて愛されるデザインと、経年変化によって生まれた独特の風合いが魅力で近年特に注目を集めています。北欧ヴィンテージのリノベーションを実現するには、壁紙や家具の色づかいにこだわった空間作りを進めた上で、インテリアに表情を付けるための小物を上手に取り入れるようにしましょう。
壁紙は白か木目調にする
北欧×ヴィンテージのインテリアを目指す際は、北欧とヴィンテージのどちらに比重を置くかにより、適した色使いが変わってきます。例えば、部屋の大きな面積を占める壁紙は、白を選ぶとナチュラル感あふれる北欧寄りの印象になり、木目調を選ぶと渋さのあるヴィンテージ寄りの印象になります。床面の色との相性も考えた上で、適切に壁紙の色を決めるようにしましょう。3Dシミュレーションを活用して色選びをするのもおすすめです。
ベースカラーは茶系かベージュで統一する
北欧ヴィンテージ調のインテリアは、落ち着きのある茶色やベージュで統一するのがおすすめです。重厚感と温もりのある色をベースカラーにすると、お部屋全体が大人っぽくておしゃれな空気感にまとまります。また、木製家具の色味を揃えるのも統一感のある印象になりおすすめです。新たな家具を購入する場合は、ソファフレームの色と似ている色の家具を選ぶと良いでしょう。
北欧家具やヴィンテージな小物で遊ぶ
北欧ヴィンテージ感を出すには、クッションや置物・アートなどをポイントで飾ることも大切です。北欧テイストのインテリアはグリーンとも馴染みが良いので、部屋に観葉植物を取り入れるのもおすすめです。ヴィンテージ感を強調したい場合は、独特の風合いを持つレザーの小物をプラスすると、よりおしゃれな雰囲気になるでしょう。
北欧テイストにリノベーションするならリノままにお任せください
北欧テイストのリノベーションなら、リノままにお任せください。リノままは、普段の暮らしに合わせて住まいをつくる考え方に基づき、お客さまのちょっとした悩みの種をリフォームのヒントにして、心地よく暮らせる住まい作りを提案いたします。リノベーションのアイデアが詰まったリラックスできる打ち合わせスペースをご用意していますので、ぜひ、リノままにお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、北欧テイストのリノベーションの種類や事例・種類別で北欧テイストにするコツをご紹介しました。北欧テイストのインテリアは、大きく分けて北欧モダン・北欧ナチュラル・北欧ヴィンテージの3種類に分類されます。北欧リノベーションでは、それぞれの特徴を知り、ご自分の好みに合うテイストを選んで計画を練ることが大切です。ナチュラルな素材を中心に選び、色使いやインテリアに気を配るなどのポイントを押さえれば、北欧テイストのリノベーションは決して難しくありません。心地よく暮らせる北欧テイストのリノベーションなら、ぜひ、リノままにご相談ください。