ARTICLEY様 住まいづくりSTORY 〜物件探し編〜
- 公開日:2021.9.6
- 更新日:2023.10.18
物件探しの「本当に重視したい軸」を見極めたら、全く想定していなかったエリアになった!というY様の「中古を買って+リノベーション」の旅。
ご相談いただいた当初から振り返っていただきました。
まずは『物件探し編』から!
目次
4 本格的に物件探しスタート、まさかの物件探しのエリアを大きく変更!
5 いよいよ物件見学(内見)…ですが、またまたエリアの変更!そして馴染みのない土地に希望通りの物件が!
『予算的なことを考えると、中古を買って+リノベーションがいいのかも!』/Y様
都内で思い通りの家に住みたい!
予算的なことを考えると、「中古物件+リノベーションがいいのかも!
と、リノベーションには以前から興味を持っていたんですよ。
具体的に引っ越しを検討し始めて、物件探しをスタート。
当時の住まいは押上。
街の雰囲気が気に入っていること、通勤の便が良いことから、浅草・蔵前・押上・曳舟エリアで探したいと考えていました。
でも、実際にネットで中古マンションを探してみると、4000万円〜5500万円くらいの物件で正直「どうかなあ」ってもやもやしたイメージ。
物件探しからリノベーションまでワンストップでお願いできる会社を探し、リノままの無料相談会に行ってみることにしました。
『具体的な物件のことやリノベーションのことを考える前に、“どんな暮らしをしたいのか”という“暮らし探し”を重視しています』/リノまま 秋山
Y様の最初の希望条件は以下のようなものでした。
【希望条件①】
・エリア:曳舟、押上、浅草、蔵前。通勤(銀座周辺)の便と街の雰囲気を重視。
・広さ:70 m²程度
・駅距離:10 分以内
・築年数:新耐震
・価格:4000 万〜5500 万。月々の支払いを現在の家賃16万円以下にしたい。
・自己資金:400 万円
・その他:ハザードが気になるので 2 階以上
・リノベーションでやりたいこと:土間収納が欲しい(靴が多い)、将来的には3LDK(主寝室+子供2部屋)
まずY様にお話ししたのは
・物件費用に予算を割かれがちなので、物件探しスタートの時にリノベ予算も考えて予算配分をしましょう。
・そのために、リノベーションで実現したいことも早い段階で考えておく必要があります。
・予算は大きく分けて、「物件」「リノベ工事」「諸経費」に分かれます。諸経費は見落としがちですが、物件分の10%は見ておきましょう。
という内容でした。
初回のご相談では、具体的な物件のことやリノベーションのことを考える前に、“どんな暮らしをしたいのか”という“暮らし探し”を重視してお話を聞くようにしています。
そこから全体の予算配分を掴むことが、何より重要なポイントです。
『秋山さんに相談したいと思ったのが、決め手でした』/Y様
その後も、秋山さんにはメールで物件探しの質問をしていて、やりとりは継続していました。
9月頃まで他にも何社か話を聞きに行きましたが、秋山さんの人柄と的確なアドバイスを聞いて「この人に相談したい!」と思い、リノままにお願いすることに決めました。
『最初に、資金計画と理想の暮らしをイメージしておくことで、自分たちの優先順位を整理することができました』/Y様
ここで最初にご案内されたのはFP 相談でした。
資金計画を確実にするために、先にお金のことを整理しておくことに。
ずっと先の老後の生活まで含めたお金のシミュレーションをしてもらいましたが、無事、想定していた金額で問題なく暮らせそうだったので、5500 万円(ローン 5100 万円、自己資金 400 万円)を上限に、物件を探すことにしました。
並行して、“Renovation Guidebook” の家族カルテの項目を書きながら、これからの生活や家での暮らし方を書き出してみました。
※上記写真はサンプルです。
リノままは、物件探しやリノベーションについて考える前の段階として、理想の暮らしについて考える「暮らし探し」というステップを大切にしているそう。
ここで、「自分たちがどんな暮らしをしたいのか」、「家族と家でどんなふうに過ごしたいのか」、「今住んでいる家に足りないものは何なのか」などを洗い出して、実際の住まい作りにつなげていくんですね。
なんとなくやってみたいことを書き出していって、まとめていくと、やりたいことはこんな感じに。
・家族で集まれる広いダイニングルームをつくる
・雰囲気のあるトイレにする
・服を思う存分しまえて選べるウオークインクローゼットをつくる
・靴を並べられる土間玄関をつくる
このあたりになると、段々イメージが具体的になってきて、早く自分たちのオリジナルの家に住みたい!という気持ちが高まってきました…!
4. 本格的に物件探しスタート、まさかの物件探しのエリアを大きく変更!
『物件とリノベーション、それぞれの費用を分けて考えるのは難しかったですね』/Y様
当初、物件の希望エリアは、浅草近辺でしたが、その辺りは全域ハザードの点でリスクがあるとのこと。
2階以上でも不安は残ります。
そこで、一旦浅草エリアから離れて、23区の西側のエリアを見てみることにしました。
通勤の便を考慮すると、荻窪・阿佐ヶ谷近辺が良さそうで、街の雰囲気も希望していたエリアのような落ち着きがあり、気に入りました。
荻窪〜阿佐ヶ谷を基準に、都心から同心円にある近隣路線の駅、丸ノ内線/東高円寺〜荻窪、京王線/代田橋〜八幡山、井の頭線/明大前〜高井戸、西武新宿線/野方〜井荻で物件探し。
広さは 70 m²もなくても、希望のプランを実現もできそうだったので、55 m²以上に設定。
とはいえ、このエリアでは予算内で新耐震物件は殆どなかったため、旧耐震で耐震補強済みのものを探すことにしました。
だいぶ条件が変わっていますね。
物件代金、リノベ費用、諸経費の全てをあわせた総額予算の上限を5500万円すること、住宅ローンの返済、管理費、修繕積立金をあわせた月々のお支払い額を16万円以下に抑えることの両面から、「いくらの物件まで買ってよいか」を考えていき、「物件予算の上限は4550万円!」ときめました。
でも、物件費用の上限を決めても、リノベーション費用のことも考えないといけないので、それぞれを分けて考えることは難しかったですね。
『重要なのは全体の予算を考慮したコストコントロール!』/リノまま 秋山
物件が安くても、過去にリフォーム歴のない古い物件だった場合、リノベーション費用が想定より、かさんでしまうということがありえます。
反対に、価格が高めの物件を選んだとしても、リフォーム済みで設備をそのまま活かすことができたら、リノベーションの費用を抑えることができます。
重要なのは、全体の予算を考慮したコストコントロールです。
一番重要なのは「トータルでいくらまでお金を使ってよいか」とか「毎月いくらの支払いならば今後暮らしていく上で無理がないか」なので、それぞれの物件の特性に応じて、トータルの費用がどのくらいになるかをいつも確認しながらY様にご案内しつつ具体的なイメージをつくっていきました。
『「通勤の便と街の雰囲気」という軸で物件の状況、リノベーション内容、全体の予算を考えたら、希望の条件が変化していきました』/Y様
どうしても物件探しのタイミングでは物件の価格ばかりをみてしまいますが、全体の予算についても秋山さんからその都度アドバイスや提案をいただいていました。
物件探し〜リノベーションまで、ワンストップでお願いできる会社を探しておいて良かったと思いました(笑)
また、気になった物件は、一つひとつ、物件価格だけでなく、物件の状況も確認してもらいました。
新しくリノベーションされて販売されている物件なのか、過去にリフォーム履歴のある物件なのか/ない物件なのか、築年数による設備の劣化状況はどうか、などですね。
暮らしやすい住まいにするために、それぞれの物件ごとに、どのくらいのリノベーション費用が必要か、シミュレーションしながら進めていく感じです。
例えば、新規リノベーション済みの物件なら、キッチンやお風呂などの水回りの設備はそのまま使って、その分浮く予算を物件に回す、というように。
こうして、当初から重視していた「通勤の便と街の雰囲気」という軸で、物件の状況、リノベーション内容、全体の予算を鑑みながら、物件探しを行いました。
希望条件が変化し、より具体的になってきました。
【希望条件②】
・エリア:丸ノ内線/東高円寺〜荻窪、京王線/代田橋〜八幡山、井の頭線/明大前〜高井戸、西武新宿線/野方〜井荻
・広さ:55m²程度
・駅距離:10 分以内
・築年数:旧耐震(耐震補強済み)
・価格:4550 万円を上限にする。月々の支払いを現在の家賃16万円以下に。
・自己資金:400 万円
担当の秋山さんと話していくうちに、自分たちの住まいにおける優先順位が整理され、スムーズに候補物件の可否を判断できるようになっていきました。
5. いよいよ物件見学(内見)…ですが、またまたエリアの変更!そして馴染みのない土地に希望通りの物件が!
『またまたエリアの変更、そして全く想定していなかった板橋エリアをご紹介いただきました。(笑)』/Y様
いよいよ内見がスタートしましたが、ここからもなかなか迷いました。
荻窪、阿佐ヶ谷、八幡山の物件を見学しましたが、どれも決め手に欠けて購入の決断ができず。
そんな折に担当の秋山さんから、
「通勤の便と街の雰囲気を重視に見学していますが、逆に言えば候補のエリア自体に強い思い入れはないのかもしれませんね?できれば新耐震の建物がよいという当初のご希望もあるので、もう一度エリアを考え直してみましょうか!」というまさかの提案!
またまたエリアの変更、そして全く想定していなかった板橋エリアをご紹介いただきました。(笑)
内見に行くことになった物件の近くには、活気のある商店街があり、1回の乗り換えで通勤先へアクセス可能だということ。
馴染みのない土地だなあと思いながらも、実際に訪れてみると、
「今の住んでいる街に似た下町っぽい雰囲気があって落ち着くなあ。通勤の便も悪くないし、予算内で新耐震物件もある。場所を選べばハザードの心配も少ないんだ。」
と、物件に求めていた希望条件が綺麗にハマっていることにびっくり。
10/10、ついに物件を決定。
数ヶ月かけてたくさんの物件を迷い、実際に内見も6件見て回りましたが、最後の板橋エリアの物件に決断することができました。
当初は自分たちの住み慣れたエリアにこだわっていましたが、「職場への通勤距離」や、「周辺環境」といった、「理想の暮らしに重要な軸」を鑑みてくださった秋山さんの提案により、予想外ながら納得のエリアを見つけることができました。
【決定した物件】
・エリア:板橋エリア
・広さ:69 m²程度
・駅距離:駅から徒歩 6 分
・築年数:1984 年築 新耐震
・価格:3480 万円
・自己資金:400 万円
商店街に面していて、マンションの 1 階はスーパーマーケットが入っています。
池袋までバスで行けて、商店街なので店が多く便利。
活気がありつつ史跡も点在する、落ち着いた雰囲気の街で気にいっています。
紆余曲折あったY様の物件さがしでしたが、希望の叶う物件と出会うことができました。
物件が決まったら、いよいよリノベーション!!
これから設計のお打合せが始まります。(次回に続く)
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