快適に暮らす工夫③ ~断熱材編~

快適に暮らす工夫③ ~断熱材編~

2020.4.27


>リノベーション事例|リノまま

最近の新築では省エネ基準等で断熱対策も進んでいるものの、中古マンションや中古戸建ての場合は古いと断熱材が入っていないことがあり、中古はもちろん、新築でも結露がひどくカビが生えているなんてこともあります。

↓窓の結露


>実家の「結露問題」を考える 窓の結露を抑制し、健やかな実家に!|YKK AP

↓北側の部屋の結露によるカビ

そこでできる対策を知っておき、温熱環境が心配な方は、打ち合わせの際に要望として出してみましょう。

マンションも戸建ても基本的には対策は同じです。

旧耐震のマンション、戸建てでも昭和40~50年代以前に建てられたものは断熱材が入っていないことが多く、仮に入っていたとしても今と基準が違うため、断熱性能の期待が持てません。

そんな場合は壁に断熱材を入れることで断熱対策、結露対策になります。

 


目次

1 マンションの場合

2 一戸建てのの場合

3 まとめ


 

1. マンションの場合

断熱材が入っていない場合は外壁に面した壁の断面はこのようになっています。

この状態だと、冬は寒く、夏はとても暑くなります。
冬場は特にコンクリートが冷たくなるため、屋内との温度差で結露が出ることも多いです。

そこで断熱材を入れるときはこのようになります。

断熱材の種類にもよりますが、その分壁が「分厚くなる」ということです。

※よく建築現場では「壁がふける」「壁をふかす」などと言います。

例えば断熱材が4cm厚さとすると、大体合計で5.5~6cmくらい壁が飛び出る形になります。

 

↓実際の断熱材施工後写真

こちらはスタイロフォームという断熱材で「押出法ポリスチレンフォーム断熱材」の一つになります。

通常リノままでは「断熱性能対策等級4レベル」の断熱材を推奨しています。

たくさん断熱材もあるのでどれを使うかは自由ではありますが、マンションの場合は性能が高く、薄くて済む上記の「押出法ポリスチレンフォーム断熱材」が実際には多いですね。

(「押出法ポリスチレンフォーム断熱材」の場合は壁には厚さ35㎜必要の為、40㎜厚さなら等級クリアになりますが、発泡ウレタンなどでは40~45㎜必要、グラスウールでは45~55㎜など断熱性能により壁も分厚くなります。)

 

〇発砲ウレタン

 
>断熱工事|NENGO

〇グラスウール

 

2. 一戸建ての場合

断熱材が入っていない場合は外壁に面した壁の断面はこのようになっています。

↓赤い丸のところに断熱材が入ってない、もしくは入っていても薄いなど

 

↓入っていたとしても劣化して垂れ下がりが出てしまっている例

 
>リフォーム現場解体時のグラスウール写真|OK-DEPOT

上記のような場合にはリノベーションする際に断熱材も入れることをおススメしています。
断熱材を入れるには壁を基本剥がさなくてはいけません。なので、リノベーションの時に一緒にやる方が効率が良いということなのです。

※壁を剥がさなくてもマンションと同様に既存の壁に断熱材を増し張りするということも可能ですが、その分部屋が狭くなります。

基本的には図のように「柱」と「間柱」の間に断熱材を入れていくのが一戸建ての場合スタンダードな方法になります。

一戸建ての場合は柱の太さにもよりますが、例えば3.5寸角の柱の場合、最大105㎜厚さの断熱材を入れることができます。

厚みのある断熱材でも大丈夫なので、コストが安価なマット系の断熱材のグラスウールやロックウールが良く日本の住宅では使われています。

 

〇グラスウール



>アクリアマットα|ASAHI FIBER GLASS

 

最もポピュラーな断熱材で流通も多いのでコストも安価です。

原料はガラスを短い繊維状にし、化学合成樹脂で固めた断熱材。
調湿性が無いため、壁内結露などするスペースには不向き。

マット系の断熱材はスペースに合わせて丁寧に施工していきます。
※しっかりと施工しないと、隙間が空いたり、よれたりすると

断熱材の効果も20~30%程度落ちるといわれています。

 

〇発砲ウレタン系断熱材

ウレタン樹脂をスプレーガンなどで現場で吹き付けて発砲させた断熱材。

スプレーを吹きかけたところから「もくもく」と膨らんでくるのが個人的には

とても好きです。

特徴は隙間なく、施工できること。手の届かない隙間も吹き付けるだけで隙間まで膨らんで

断熱してくれます。断熱性能もマット系の断熱材より高め。

 

〇パーフェクトバリア


>パーフェクトバリア|Endeavorhouse Corporation

口につけるペットボトルにも使われている「ポリエステル」を原料とした断熱材。

グラスウールとは違い、接着剤不使用、VOCが0の安全な断熱材。マット系と施工方法は同じですが、透湿性能があり、年数が経ってもヘタレることがない断熱材。


〇ウール


>羊毛断熱材ウールブレスとは| ITN JAPAN

その名のとおり、羊毛からできた断熱材。ふかふかしてあったかそうですね。

こちらも基本はマット系断熱材。ただ、グラスウールなどのように湿気に弱くはないため、表面にビニールはつけていません。

防露認定もとれており、調湿性能もあるため、壁内結露など防ぐ為にはうってつけの断熱材です。

コストは天然素材の為、割高にはなります。

 

〇セルロースファイバー

こちらは現場で吹込みする断熱材。

材料は未使用の新聞紙にホウ酸を添加したものを現場で貼ったシートに「ブオーッ」と機械で吹込みしていきます。

写真は床に施工しているものですが、吹込み後は体操マットのようにパンパンになります。

断熱材の密度は60~65Kで吹込み為、10K、13Kなどのマット系の断熱材の5倍以上の密度があるため断熱性能も高いです。(コストは一番高め)

特徴は断熱性の高さと、隙間なく施工できること、調湿、透湿機能になります。

 

ちなみに10K、13Kなどの断熱材の密度は、↓の1㎥あたりの体積の重さを示しています。(ご参考に)

 

3. まとめ

マンションでも戸建てでも断熱対策は大事なポイントなので心配な場合はじっくり相談してみましょう。

また、マンションなのか、戸建てなのかでどの断熱材が良いかなども変わってきます。

リノベーションの機会に断熱対策もじっくり検討してみましょう。

 


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