どこみても同じに見える!リノベ会社ってどうやって選ぶ??
どこみても同じに見える!リノベ会社ってどうやって選ぶ??
公開日:2019.12.19 更新日:2020.12.22
リノベーション会社ってどのサイトみても同じに見える…
どうやって選べばいいかわからない…
そんな疑問はありませんか?
予算で絞ってみたものの、似たような金額でリノベしてくれそうで、
どの会社もおしゃれで素敵な事例の写真が並んでる…
どれも同じにみえて困ってしまう!
そこで私なりの「リノベ会社の選び方」をまとめてみました。
目次
3 ポイント①:「わからない」ことをはっきりと「わからない」と答えてくれる
4 ポイント②:「なぜ?」「どうして?」をしっかりと答えてくれる
5 ポイント③:オープンクエスチョンをしてみたときに、自分の感覚に近い答えをしっかりと探ってくれる
リノベ会社選びは美容院選びとか予備校選び、病院選びなんかと似ています。
美容院で気になるヘアスタイルの写真を持っていったとき、
「ウチはゆるふわはやってないんですよね」「ソフトモヒカンはできません」なんて言われることありますか?
ないと思います。
よっぽど特殊なケースを除けば、予備校選びで「ウチは数学は教えていません」なんてこともないですし、
病院選びで「ウチは風邪専門なので、水疱瘡の方は対応できません」なんてこともないでしょう。
リノベーションも同じ。
気になる事例の写真を持っていって「こんな家にしたい」って頼めばどこの会社でも同じような住まいをつくることは可能です。
リノベ工事には特に特許なんかがあるわけでなく、
よっぽど特殊なことをしない限り「この材料はウチの会社しか取り扱えない」なんてこともありません。
でも、美容院で素敵な髪形にしてもらった事例をたくさんみても、「本当に私に似合うの?」って疑問は残ります。
予備校にいって成績があがった、合格した事例がたくさんあっても「私もできるようになる?」、医者の治療をうけて「私の症状もよくなる?」といった
「私の」がつくと急にわからなくなるのは「相性の良し悪し」が確実にあるからです。
リノベーションは美容院などと同じで「私に」似合うように、「私が」できるようになる、
症状がよくなるようにアレンジしていくプロセスこそが重要なのです。
だからこそ、大手の会社のやり方があっている方もいれば、小さな規模の個人に近いような会社のやり方があっている方もいます。
設計事務所中心ですすめるのがあっている方もいれば、不動産会社やコーディネート会社ですすめるのがあっている方もいます。
おまけにそれぞれどんな会社を選んでも担当者との相性なんかもあります。
それをよく「自分にあった会社を選べばいいよ」なんて簡単に言われますが、
「どうやって自分にあった会社を探せばいいの?」というのが本音ではないでしょうか?
リノベーションは半年~1年にわたる長く続くプロジェクト。
そんな長い間、特に設計の担当者とは常に連絡をとりあって住まいや暮らしに関する様々なことを語り合う相手です。
これだけ長い時間を共にする相手が「自分にあった、信頼できるパートナーかどうか」を判断するのに正解はありません。
友達にきいてよさそうなところを探す、いろんなセミナーに出てみて雰囲気を探ってみる、等々。
皆さんがそれぞれ美容院や予備校や病院を探すときに使っている手法を工夫しながら使っていただくのが一番だと思います。
が、せっかくなので、「私だったらこの3点で選ぶ」というポイントをあげますので参考にしてみてくださいね。
・ポイント①:「わからない」ことをはっきりと「わからない」と答えてくれる
・ポイント②:「なぜ?」「どうして?」をしっかりと答えてくれる
・ポイント③:オープンクエスチョンをしてみたときに、自分の感覚に近い答えをしっかりと探ってくれる
美容院でも予備校でも病院でも、なんでもかんでも
「できますよ!」「似合いますよ!」「治りますよ!」って答えてくれる相手って逆に不安になりませんか?
これって実は私が美容院や予備校や病院を選ぶときのチェックポイントなんです。
3.ポイント①:「わからない」ことをはっきりと「わからない」と答えてくれる
例えば物件をみにいったとき、「キッチンの位置をこっちに移動したいんだけどできる?」とか
「お風呂のサイズを大きくしたいんだけど大丈夫かな?」とかいろんな質問をする場面があると思います。
そんなときに「できる」か「できない」かを答えてくれると心強いもの。
ただ、この「できる」「できない」だけではなく、「わからない」もしっかりと答えてくれるかどうかも実は重要です。
リノベーションの工事も、不動産の物件についても、「何もかもがすべてわかる」ということはなかなかありません。
実はプロがみても「解体してみるまではわからない」なんてことも多々あります。
プロの人たちにとって「わからない」という説明をするのは勇気がいることですが、
リスクがあることについて「わからないものはわからない」と答えてくれる方が信頼できるのではないでしょうか?
いろんなリノベ会社を巡っている段階では一般論としてシンプルに
「マンションの水回りの移動ってできるの?」「いっしょに内見してもらったらわかるの?」というふうにきいてみましょう。
「できる」場合、「できない」場合、「わからない」場合それぞれについて説明してくれると安心ですね。
4.ポイント②:「なぜ?」「どうして?」をしっかりと答えてくれる
質問や要望に対して「できる」「できない」「わからない」と答えてくれるのはいいんですが、
かならずその根拠として「どういう理由で」できる/できない/わからないの判断をしたのかを説明してほしいもの。
「わからない」ときも「なぜわからないか」、どういう段階になれば「わかるようになるのか」を伝えてもらえると納得がいきます。
もちろん「しっかりと」説明してほしいことなので、こちらの理解にあわせてわかりやすく話してくれるかどうかも重要です。
専門用語や横文字だらけの話で「よくわからないのにごまかされた」という印象になってしまうのは最悪ですよね。
5.ポイント③:オープンクエスチョンをしてみたときに、自分の感覚に近い答えをしっかりと探ってくれる
「オープンクエスチョン」とは答えが一つではなく、自由に答えられるような質問のこと。
リノベ会社の担当者にわざとなるべく曖昧な質問をしてみてください。
例えば「にぎやかな暮らしがしたい!」とか。
おそらく相手は「にぎやかな暮らし」からいろんなことを発想して、友達が呼べるように「パーティーができそうな広いリビング」とか、
家族があつまるように「個室にこもりがちにならないように扉をつくらない」とか、いろんな提案をしてきたり、
「こんな事例がありますよ」と様々な事例の写真をみせてくれたりするかもしれません。
「DJブースをつくりましょう!」なんて話で盛り上がれるかもしれません。
そんなときの担当者の提案内容が自分にあっているかどうかで判断するのも一つの方法ですが、
むしろ大事なのは「ちょっと自分の感覚と違うな」って回答がかえってきたときの軌道修正の仕方です。
家族でもない担当者がこちらの「曖昧な質問」にいつも的確に答えてくれるとは限りません。
長い長い物件探しやリノベーションの打ち合わせの中では、
常に以心伝心で自分の思いを相手がくみとってくれるなんてことはありません。
時に「少し論点がずれてるかな」「もうちょっとこんな提案がほしいな」なんて感じる場面も必ず訪れます。
そういった小さな行き違いが積み重なると「こんなはずじゃなかった」って事態になりがちです。
「今のご要望って「お友達をよんでにぎやかに暮らす」ってイメージであってますか?」って確認してくれるなど、
質問の意図と回答がずれないように気を配ってくれる担当者であれば、お互いの思いにズレがあるときに、ズレを放置したまま先に話が進んでしまうリスクが少なくなります。
目に見えないイメージを少しずつ形にしていくのがリノベーション。
イメージを共有する引き出しを豊富に持っていること、その豊富な引き出しの中からどれが最も意図したものに近いか常に気配りをして探ってくれること、
この2つの要素を持った担当者と進めていく方が安心ではないでしょうか?
以上が私なりの「リノベ会社の選び方」です。
もちろんリノベ会社の一員である私が言っているので
「そんなお前はどうなんだ」なんて声がきこえてきそうなのでこの辺でやめておきます。
これらを参考にみなさんそれぞれの手法で「信頼できるパートナー」を探してみてください。
〇築10年、築20年・・・築50年も、全部同じ「中古マンション」 どのくらい古い物件までアリ?
「中古を買って、リノベーション」で物件探しをはじめる前に「まず」知っておくべきことは「古い物件って本当に大丈夫?」「どうやって良い物件を見極めるの?」ってことと、「本当にこんなに多くのお金をかけてよいの?」「いろんな費用も含めて毎月いくら払うことになるの」ってこと。
「古い物件の見極め方」についてのお話です。
〇「定額制」リノベ―ションの「メリット」とあまり知られていない「デメリット」
「リノベーション費用っていくらかかるかわからない!」みなさん共通の悩みです。
そこで最近ではよく「定額制リノベーション」をうたう会社も出てきています。
この「定額制」は何より「リノベーション費用がわかりやすい」のが最大の魅力。
でもその一方で実は定額制ならではの「デメリット」も潜んでいるのです。
「定額制」の特性を知ったうえで自分にあった選択をするのが一番です。
〇「中古を買って+リノベーション」<①総額予算編> お金の使い過ぎに要注意!大切な総額予算に「痛みを伴うイメージ」を持とう!
住宅ローン、管理費、修繕積立金、火災保険、固定資産税…住まいって意外とお金がかかるもの。
「総額4000万円で中古マンションを買ってリノベーションしよう!」さて、そのときあなたが「毎月」いくら支払うことになるかイメージできますか?
「毎月いくら払う」っていう「痛みを伴うイメージ」を実感することで、予算が膨張していくのをしっかりケアしましょう。
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