「定額制」リノベーションの「メリット」とあまり知られていない「デメリット」

「定額制」リノベーションの「メリット」とあまり知られていない「デメリット」

2019.12.19

「リノベーション費用っていくらかかるかわからない!」みなさん共通の悩みです。

そこで最近ではよく「定額制リノベーション」をうたう会社も出てきています。

この「定額制」は何より「リノベーション費用がわかりやすい」のが最大の魅力。

でもその一方で実は定額制ならではの「デメリット」も潜んでいるのです。

「定額制」の特性を知ったうえで自分にあった選択をするのが一番です。

 


目次

1 よく言われる「定額制」のメリットとデメリット

2 リノベーション費用が「定額」でない方がいいこともある

3 世の中は「リノベーション済み物件」であふれている!

4 まとめ ~本当に大事なのは「総額予算」のコントロール~

 

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1. よく言われる「定額制」のメリットとデメリット

「定額制リノベーション」とはリノベーション費用が「㎡あたり●●万円」という設定になっているもの。

リノベーションする物件の広ささえわかれば、リノベ会社に見積もりをつくってもらわなくともリノベーション費用がわかってしまう、という商品です。

したがって最大のメリットは「金額がわかりやすいこと」につきます。

 

また「定額制リノベーション」といえども、間取りなんかは完全に自由に決められるようにしてある商品がほとんどですし、水回りを移動したい!

なんて希望にも応じてくれる会社も多いです。

さらに多くの会社では「定額制リノベーション」の単価を安く設定していますので、「金額が安い」という点もメリットです。

要は「定額制」といえども「一定のプランの自由度はあって、安い」ということになります。

 

一方で「よく言われる」デメリットは、「選べる素材や設備が限定される」ということです。

「もちろん世界中のすべての素材から好きなものを使える!」なんて商品もあるでしょうし、「制限がある」とはいえ、何百種類もの中から壁紙が選べる、といったケースも多いです。

ただ、「安い」定額制リノベーションは材料を大量仕入れすることから仕入れ費をおさえている、という側面があります。

それぞれの商品でうたわれている「㎡あたり●●万円」といった基本料金でどんなものが選べるのかをしっかり確認しておく必要があるでしょう。

 

また、キッチン、お風呂といった水回りの設備については大手メーカーの既製品から選ぶ、といったケースが殆どです。

「定額制リノベーション」で何百万円もする海外製のオーダーメイドキッチンを使いたい!といってもなかなか対応してもらえないでしょうし、ユニットバスはいやだ!海外のホテルみたいに猫足のバスタブとかドレッシングルームとかつくりたい!っていっても難しいことが多いでしょう。

 

見落としがちですが、ひとつの住戸の中にいくつコンセントをつけるか、室内窓はいくつつけるか、ドアは何個つけるか、といったところは、
「定額制」で対応してくれる「仕様」がどうなっているのかも重要です。

なかなか「トイレを10個つけたい!」って方はいらっしゃらないでしょうが、「部屋をたくさんつくりたい」「室内窓をたくさんつけたい」「コンセントをたくさんつけたい」といった希望はすべて、材料がたくさん必要になったり、工事内容が増えたりすることにつながります。

なかなか「定額制なので無制限にすべて対応しますよ」なんて会社はでてこないでしょう。

 

また、会社や商品によっては「打ち合わせ回数に制限がある場合がある」というものもあります。

こちらも多くの定額制リノベーションでは選べるものを制限しているため、打ち合わせの回数や手間が少なくなり、それらを背景に「安い」リノベーション費用を実現している、という側面があるからです。

 

選べる対象から外れる「素材や設備」を選んだり、例えば「コンセントをたくさんつけたい!」「全部の部屋に室内窓をつけたい!」みたいな特殊なオーダーをしてみたり、何度も間取り変更して打ち合わせに時間がかかったり、といったケースでは「オプション料金」がかかってくる可能性があります。

「定額制」でわかりやすいリノベーション費用にしたつもりだったのに後から「オプション料金」が大きく膨らんでしまった!なんてことになったら、本末転倒です。

また思った以上に「オプション料金」がかさむケースもあるのが実態だったりもします。

せっかく「金額がわかりやすい!」って定額制リノベーションをやってみたのに、「オプション料金がどのくらいになるかよくわからない」ってなってしまったら、「結局リノベーション費用っていくらかかるかわからない」ってスタートに逆戻りです。

 

各社の定額制リノベーションのサービスをみてみたり、直接担当者と話してみたりする中で、「どんなことが追加料金の対象になるか」「どうしてもやりたいことをお願いしたらいくら位の追加料金がかかるのか」を事前に見極めておく必要があるでしょう。

 

<定額制リノベーションのよくいわれるメリット>

・リノベーション費用がわかりやすい

・リノベーション費用が安い

・安いわりに間取りなどのプランの自由度はある

・手軽に打ち合わせを進められることが多い

 

<定額制リノベーションのよくいわれるデメリット>

・選べる素材や設備が限定されることが多い

・定額制の基本料金内での仕様には制限があることが多い

・打ち合わせ回数が制限されることが多い

・こういった制限から外れると「オプション料金」がかかる

 

さて、ここまでは「よく言われる」メリットとデメリット。ここからが本題です。

この「定額制リノベーション」ですが、多くの場合、お部屋の内装をすべて壊してから作り直す、「スケルトンリノベーション」のみを対象にしています。

この点がみなさん忘れがちですが一番重要なポイントです。

 

2.リノベーション費用が「定額」でない方がいいこともある


>リノベーション事例「NYのキャッスル・キッチン」|リノまま

実際皆さんが「総額4000万円で中古を買って、リノベーションしたい」って考えるとき、重要なのはリノベーション費用ですか?

それとも総額予算の「4000万円」の方ですか?

 

まず間違いなく重要なのは総額予算の「4000万円」を守れるか、ということでしょう。

 

例えば、「定額制リノベーション」で先に「リノベ費は1000万円だな」なんて固定した場合、購入諸経費を除くと物件にかけられる予算は2700万円程度、ということになります。

さきほどお話しした通り「定額制リノベーション」は「スケルトンリノベーション」のみを対象にしていることが殆どです。なので、おなじ2700万円の予算で「全部壊さなくてもいいかもしれない」って物件に出会ったとき、定額制リノベーションを選ばない方がリノベーション費用をおさえられる可能性があるのです。

 

また、この例で3200万円くらいの価格だけど、エリアや広さは希望ぴったり、なんて物件にであったとき、「定額制リノベーション」で1000万円のリノベをしてしまうと、300万円程度の諸経費もあわせて「総額4500万円」と大幅に予算オーバーになってしまいます。

 

でもこの3200万円の物件が「全部壊さなくてもいいかもしれない」物件だった場合はどうでしょうか?

残したいところ、新しくしたいところをしっかり検討して「部分リノベーション」にすることで、リノベ費を500万円までにおさえられれば、総額予算4000万円を変えることなく、気に入った物件が買える!なんてこともあるのです。

〇総額予算 4000万円のとき

☆定額リノベの場合 ☆リノベ費未確定の場合
リノベ費 1000万円
(↑固定)
リノベ費   500万円~1300万円
(↑出会った物件に応じて調整)
物件     2700万円 物件         3200万円~2400万円
諸経費      300万円 諸経費    300万円

 

 

 

 

 

 



→あえて定額制リノベに決めてしまわないことで、3200万円の物件まで検討対象に入る

 

「定額制リノベーション」は「リノベーション費用がわかりやすくて、安い」という大きなメリットがあります。

一方でお部屋の広さでリノベ費がきまってしまうので、「スケルトンリノベーション」にするか「部分リノベーション」にするか、実際に出会った物件に応じて柔軟に考えたい、なんて検討には向いていない側面があります。

 

まだ物件探しを始める前であれば、実際に探してみないとどんな物件に出会うかはわかりません。

「中古を買って、リノベーション」は何より物件探しが重要でとっても難しいものなので、あなたにとっての「良い物件」と出会える可能性はなるべく幅広くもっておいた方が得策です。

先ほどの例でいえば、リノベーション費用を固定してしまわないことで、大切な「総額予算4000万円」を守りながら2700万円から3200万円まで、検討できる物件の価格帯が大きく広がるのです。

 

「中古を買って、リノベーション」では物件価格、購入諸経費、リノベーション費用といろいろなお金がかかってきます。

ここで一番大事なのは「結局全部でいくらかかるの?」という「総額予算」です。

この「総額予算」を守りながら、より理想の住まいに近づけるように予算を配分していくためには、「物件価格」「購入諸経費」「リノベーション費用」といった個別の項目のどれについても固定せず、柔軟に費用を増減させながら検討をすすめることが重要なのです。

 

とは言ってみたものの、「古い物件に長く住むことを考えたら、スケルトンリノベーションでしっかり全部作り直した方がいいんじゃないの?」「全部壊さなくてもいい物件なんてないんじゃないの?」って思った皆さん。次にそんな疑問にお答えします。

 

3. 世の中は「リノベーション済み物件」であふれている!


>リノベーション事例「OHANA」|リノまま

「中古を買って、リノベーション」で実際に物件探しを始めてみると、「いかに世の中にリノベーション済み物件が沢山でまわっているか」に驚く方が多いのではないでしょうか?

エリアや条件にもよりますが、古いボロボロの物件と並んで、築年数は古いけど内装は新築同様にリノベーションされた物件がそれほど大きな価格差はなく売り出されている、なんてケースはざらにあります。

物件との運命の出会いは突然あるもの。「中古を買って、リノベーション」をはじめて、ようやく出会った「私の求めた条件にピッタリ!」って物件がリノベーション済物件だったらどうでしょう?

 

リノベーション済み物件として売り出されているものはほとんどつい数日前にリノベ工事がおわったばかりの物件。

それでも全部壊してスケルトンリノベーションしたい!って言いきれますか?

 

リノままでもリノベーション済み物件を買って部分リノベーションをすることで理想の住まいを手に入れたお客様もいらっしゃいます。

つい最近リノベしたばかりの物件だからこそ、「全部壊さなくてもいい」って思えるのならリノベーション費用がおさえられる、その分物件価格は高いものまでターゲットに入ってくるので駅近なんかの条件のよい物件もみつけやすい、といったメリットがあるのです。

 

もちろん、スケルトンリノベーションせずに部分リノベーションにする以上は、すでに給排水管が更新されているか、給湯器は交換してあるか、といった「目に見えない」部分がどうなっているかを確認する必要があります。

リノベーション済み物件でもこういった「目に見えない」部分の更新などをあまりやっていない物件であれば、全部壊してスケルトンリノベーションにすることをお薦めします。

ただ、「目に見えない」部分もしっかり更新してあるリノベーション済み物件であれば、部分リノベーションも十分検討できます。

 

せっかく「中古を買って、リノベーション」するんだから全部壊してイチから作り直したいのは当然でしょう。

でも、なかなか「これだ!」って物件に出会えないときにはリノベーション済み物件で部分リノベーションを考えるのも一つの手です。

ただ、そんなときは、どんな物件か、によって必要なリノベーション費用は大きく変わってしまいます。

「今の内装に土間だけ作ってもらえればよい」なのか「床の色が気に入らないから全部はりなおす」なのか、「水回り設備はそのまま使うからリビングだけ徹底的にこだわって作りこみたい」なのか、それぞれの事情で全く違ったリノベーション費用になります。こういった要望に対して多くの「定額リノベーション」では対応しきれていないのが現状です。

 

そんなとき「中古を買って、リノベーション」のワンストップサービスの会社であれば、一緒に内見してリノベーションの希望をつたえておけば、総額予算内でおさまりそうかどうかを答えてもらえるので心強いことでしょう。

 

4. まとめ ~本当に大事なのは「総額予算」のコントロール~

「リノベーションの費用っていくらかかるかわからない」のは事実ですが、「定額制リノベーション」でなくとも、実は殆どの会社がスケルトンリノベーションの場合は「㎡あたり●●万円~○○万円くらいで対応できますよ」と概算費用を教えてくれます。

それに加えて、みなさんそれぞれのこだわり「輸入のクロスをいっぱい使いたい!」「キッチンはオーダーメイドでつくりこむ!」といった希望を伝えておけば、「だいたいいくら位でリノベーションできそうか」の精度はあがっていきます。

 

おまけにワンストップサービスの会社であれば、「物件価格」「リノベーション費用」「購入諸経費」の「総額予算」を守りながらいっしょにあれこれ考えていくのに長けています。

特に住宅ローンを使う前提であれば、「総額予算」を大きく超えてしまうようなことがあっては、「費用が支払えない!」って言うお客様だけでなく、「費用がもらえない!」ワンストップサービスの会社側も同じように困ってしまうからです。

お客様も会社側も困ってしまうのであれば、費用を使うところとおさえるところのメリハリをつけるなど、一緒に減額案などを考えながら「総額予算」に収まるように調整していくという過程こそが「中古を買って、リノベーション」の重要なポイントです。

 

なので、すでに「この物件!」とリノベーションする物件の目途がついていれば「定額制リノベーション」は安くてわかりやすくて魅力的ですが、物件探しもまだまだこれから手探り、って段階であれば、必ずしも「定額制リノベーション」にこだわる必要はありません。

古い物件でスケルトンリノベーションする可能性も、リノベーション済み物件で部分リノベーションにする可能性もあります。

リノベーション費用を柔軟にとらえて「総額予算」のコントロールしてくれるワンストップサービスの会社と相談しながら進める方がうまくいく場合も十分ありうるのです。

 


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「総額4000万円で中古マンションを買ってリノベーションしよう!」さて、そのときあなたが「毎月」いくら支払うことになるかイメージできますか?
「毎月いくら払う」っていう「痛みを伴うイメージ」を実感することで、予算が膨張していくのをしっかりケアしましょう。

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