caffice
caffice
都会の中のオアシス
築年:1980年03月 / 工事費:1,022万円 / 家族構成:couple
caffice
「日曜日の朝、彼の淹れる美味しい珈琲の香りで目が覚める。
寝ぼけながら、テーブルにつき、珈琲を飲みながら猫をなでる。
頭が冴えてきたら、どこよりもリラックスできる場所でデスクワークにとりかかる…」
もともと仕事を持ち帰ることの多かったおふたり。
お休みの日にはよくおふたりでカフェに行き、PC作業をしていました。
引っ越したら、家に、仕事場とカフェの役割も欲張りたい。
そうしてハイブリットな住まいが完成しました。
猫のジャスミンちゃんもリビングのグリーンコーナーにある鏡越しに、お部屋を見渡すのが日課。
猫の暮らすお家ならではの工夫も、お話ししてくださいました。
◎3種のスペース「仕事場+カフェ+家」
仕事場といっても、一人で集中できる個室の書斎というわけではなく、おふたりでリラックスできる空間にすることが第一。
そこでリビングダイニングを広くとり、ワークスペースとしても使いやすいような間取りづくりを選択しました。
お家の中を充実させたことで、お家で過ごす時間が増えたとお話ししてくださいました。
家の中だけで快適な休日を過ごすためには、風通しや開放感は大切。
ダイニングを中心に、リビングやキッチン、寝室、土間まで、空間がひと続きになっており、風通しの良い明るい間取りです。
ワークスペースとしても使っているダイニングは、リラックスしながらも切り替えて集中できるように、
反対にリビングでは、完全にOFFな場所としてくつろげるように、
リビングにグリーンを置き、癒しの空間を演出している他にも、実はいろいろな工夫を凝らしてあります。
まずは、床の素材を切り変えたこと。
リラックスする空間にはフローリングを使い、作業するダイニングには、ブラックのフロアタイルで空間を引き締めます。
それに加えて、天井の色も使い分けました。
リビングや廊下、寝室など、お部屋全体の天井は白ですが、たくさん悩まれた結果、ダイニングだけ、落ち着いた空間を演出するために、青みがかったグレーの天井を選択。
直感的にも気持ちを切り替えやすい色使いです。
その他にも、建物の構造上取り除くことのできない梁を活かして、空間の境目を印象付けるなどして、空間に変化をつけました。
◎カフェキッチン
どの部屋からも、手元が見えるオープンなキッチン。
旦那様の淹れる美味しい珈琲の香りが部屋いっぱいに広がります。
お気に入りのカフェのような居心地の良さをご自宅で再現しました。
ステンレスのキッチンは奥様が一目惚れしたもの。
ステンレスシルバーでキッチンを統一するため、レンジフードのカバーは特注したオリジナル。
シルバーの冷蔵庫とも一体感が生まれています。
また、キッチンの造作棚には、珈琲グッズや、カフェのマスターに教わりながら厳選した珈琲豆をディスプレイ。
この造作棚は足場板を使っており、素朴ながら味わい深い雰囲気を演出しています。
無機質なステンレス素材とあたたかい木の掛け合わせに、サブウェイタイルのアクセントを加え、都会的でスタイリッシュでありながら、あたたかみのある空間になりました。
◎光あふれる寝室
寝室はベッドぴったりサイズ。
本が多かったというおふたりが、本棚にスペースを使うために、寝室は寝るだけの部屋にしようと、部屋の幅を狭めました。
窓のない小部屋ですが、リビングとの一体感があることや、大きな室内窓のおかげで、玄関土間から自然光が入り、明るく開放感があるため、狭い印象はもちません。
この室内窓をあけると、バルコニーの窓から玄関の窓まで、部屋が一直線につながり、風通しも100%!
室内窓のガラスは線引きガラスで、廊下のドアのガラスと揃えました。
◎猫様仕様
このお家で一緒に暮らしている猫のジャスミン。
ジャスミンちゃんにも住みやすいようにお家をつくられました。
ジャスミンちゃんは、ウォーターボウルから上手くお水を飲めなくて、床に水をこぼしてしまうこともよくあったそう。
いまは、水に強いタイルをつかっているので心配ありません。
また、このタイルは傷もつきにくく、爪跡が残ることもありません。
猫ちゃん専用に工夫されたのは、クローゼットの上のキャットウォーク。
人懐っこく、飼主さんと遊びたいジャスミンは、頻繁にはのぼらないそうですが、撮影の日にはくつろぐ姿もみせてくれました。
◎都会のオアシス
夕方になると差し込む夕陽は、辺りの高いビルに反射したもの。
バルコニーからは、海や東京タワーが覗け、開放感抜群です。
バルコニー窓の前には、インナーバルコニーのようにグリーンコーナーを作りました。
ご自宅でお仕事もされるおふたりにとっては癒しの空間です。
どんどん育ってきているけれど、もっともっと増やしたいとお話ししてくださいました。
都会の中に、おふたりだけのオアシスが誕生しました。
この事例を担当した人たち
-
設計担当 佐藤和裕
担当した他の物件を見る
-
工事担当 渡邉誠
担当した他の物件を見る
caffice仕様 / リノベーションの仕様と工事費(税込)
SPECIFICATION リノベーションの仕様 |
BASIC
養生費、解体費、木工事、電気工事費、配管工事など 約571万円
|
---|---|
FACILITY
UB、キッチン、洗面、水栓、トイレなど 約188万円
|
|
MATERIAL
フローリング、扉、フロアタイル、クロス、塗装、照明など 約169万円
|
|
ACCESSORY
可動棚、ハンガーパイプ、モザイクタイル、ウッドブラインド、室内窓、その他アクセサリーなど 約94万円
|
|
AMOUNT 工事費総額 |
約1,022万円
|
オススメの関連事例
-
- ICHIBU
木と暮らす
- 専有面積:m2
- 間取り:2LDK→2LDK+WIC
- 所在地:目黒区
- 家族構成:couple
- 価格:1,065万円
-
- ZENBU
団地のなかの小学校
- 専有面積:84.5m2
- 間取り:4LDK→3LDK+WIC
- 所在地:東大和市
- 家族構成:family
- 価格:934万円
-
- ICHIBU
ペルシャ絨毯のある暮らし
- 専有面積:40.50m2
- 間取り:2LDK→1LDK
- 所在地:中野区
- 家族構成:single
- 価格:641万円
-
- ZENBU
リノベをめぐるスタイリッシュな冒険
- 専有面積:71.6m2
- 間取り:3DK→1LDK+WIC
- 所在地:葛飾区
- 家族構成:couple
- 価格:1,179万円
リノベーション、サービスに関するお問い合わせはメールまたはお電話にてお問合わせください。