リミックス・リノベ

東京都世田谷区/マンション/ワンストップ

専有面積:

71.11m2

築年:

1968年築

所在地:

世田谷区

家族構成:

couple

費用:

388万円

リミックス・リノベ
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Outline

Story

玄関を開けると“かまくら”のようにつづく漆喰の廊下。

明るい窓を少しだけ覗けるキッチンへとつづき、

その先には陽の降り注ぐあたたかいリビングにつながっています。

音楽をされているご夫婦の愛情のこもったお部屋です。


お部屋との出会い

北欧調の家具やインテリアでほっこりあたたかい印象。

フルリノベーションではなく、一部リノベーションでつくった、ご夫婦の落ち着く空間です。

 

お家を購入したいと物件探しを初めて、はや1ヵ月でご購入に至ったというご夫婦。

当初は、リノままの「映画会社がリノベーション」というところにご興味を持っていただき、ご相談いただきました。

中古マンションにそこまで抵抗はなかったというご夫婦ですが、

「外観は古くてもいいけど管理が行き届いてないのはちょっと、、」

ということで、購入前にマンションの精査を行いました。

「古い=汚い」ではありません。

マンション自体の管理が行き届いていれば、住み心地のよい物件はたくさんあります。

 

その中でも、窓からの景色のよさと、近くに公園がある環境から、このお部屋に決められました。

もともとリノベ済物件として販売されていた物件のため、内装は新しくきれいな状態。

そこで、ご夫婦の暮らし方に合ったお家にするため、もともとの内装を活かしながら、一部リノベーションを行いました。


心地いい目隠し

もともとリビングとその隣の居室がつながっていたこのお家。

窓からの景色もよく、とても開放的です。

「陽当たりの良いお部屋で目覚めたい」ということで、リビングの隣の部屋を寝室に決められました。

 

寝室としても使うこの居室、

「リビングとつながっていて広々使えるのはいいけれど必要なときには目隠しもしたい」

そこで、空間を区切ることのできる引き戸を設置しました。

3枚引込戸のため、開けているときは、扉は壁の中に収納され、閉めているときは、1枚の壁のように部屋を区切れます。

上部ランナー方式の上吊り引戸で、床面にはレールのないガイドピン仕様なので、段差がなくスムーズに出入りができます。

リビングと居室の床材をそろえているため、引き戸があることがわからないほど、空間につながりをもたせることができます。

奥様が「要塞みたいでお気に入り」というキッチン。

リビングのキッチン上にはもともと梁があり、梁は構造上取り除くことができません。

そこにあえて、高さのあるキッチンを置いたことで、キッチンの作業スペースは、秘密基地のように、程良くプライベートな空間となっています。

ちょうど対面にバルコニーの窓があることで、目線の高さから自然光がたっぷり入るため、明るく閉塞感はありません。

また、今回のリノベーションでは、リビング側のキッチンの腰壁に造作棚を設置しました。

カウンターの幅が広がったことで、小物を置いたり、料理の提供や片付けたりする際に便利になりました。

リビングに向けてひらけているオープンキッチンを好まれるお施主様もいらっしゃいますが、

リビングをのぞきながら落ち着いてお料理のできるキッチンも素敵です。

 

くつろぎスポット

陽当たりが抜群なバルコニー。

この風通しの良い明るい窓際で、読書しながらまったりされる時間が大好きだという奥様。

ふと顔をあげると、窓からは東京の景色が見渡せます。

また、夕方や少し暗いときには、書斎テーブル横のストリングライトで手元だけ明るくできます。

足元にはフットライトもあり、必要な分だけ、灯りを調節できるよう工夫されています。

 

バルコニーはリビング側にも続いており、そこではベランダガーデンニングをされています。

リビングにも日中は自然光がたっぷり入る明るいお部屋なので、必要なところだけ電球をつけて過ごしています。

夜になっても、明るすぎない落ち着いたムードがお気に入りなのだそう。

 

照明づかいが巧みなのはこの部屋だけではありません。

印象的なライトは洗面所や玄関にもありました。

洗面所のライトはスタイリッシュなシルバーの電球。

これは営業担当のアイデア。

単体でみるとクールすぎるようなアイテムも、ナチュラルな空間でみると洗練されて見えます。

また、ご主人が直感で決められたというグレーのサブウェイタイルがアクセントになっていて、

より清潔感の溢れる洗面台になりました。

 

玄関のライトも、大きくて印象的なデザイン。

玄関全体をぽわんと照らしてくれる灯りは、あたたかい“かまくら”の中のようなイメージです。

また、玄関からリビングキッチンまでの廊下は長く、すっとのびています。

廊下の壁は、こだわりの漆喰で塗り直しました。

シンプルでありながら、漆喰の質感には高級感があるだけでなく、石灰を原料としているので、消臭効果やカビの発生を抑止する効果があります。

また、隠れ家のようにもう一室。

旦那様が作業をされたり、奥様がピアノを教えているお部屋。

ご夫婦の中では、“楽器部屋”と呼んでいるそう。

ピアノやギターの濃いブラウンに合わせたインテリアと照明づかいで、しっとりと作業に集中できるデスクは旦那様のお気に入り。

ご夫婦の“好き”が詰まったお部屋です。

 

インテリア収納

木の家具がやさしい雰囲気をつくりだしているリビングダイニング。

ところどころにある可愛らしい小物やイラストが目を惹きます。

たとえば、キッチンの腰壁のところ。

ここはスペースを活かして収納の扉をつけただけでなく、上部にはインテリアとして小物を飾ることができるような棚をつくりました。

また、電話の置き場所として、ニッチも新しくつくりました。

ここも下部は収納として使い、上部はイラストや照明などの小物を使って装飾しています。

シンプルながら素朴であたたかな漆喰の壁の風合いが、可愛らしいイラストや木枠のマットなトーンとマッチしていて、

遊び心のある空間を演出しています。

キッチンには木の造作棚を取り付けており、毎日つかう珈琲などのカフェグッズが飾られています。

便利でありながら、美しく整然と収納されており、奥様の小物やインテリアへの愛情を感じます。

 

インテリアとして小物を飾ると、バラバラと散らかった印象になりがちですが、

このリビングのようにステージとなる場所を用意してあげると、いろいろなアイテムを置いていてもまとまりがでてきます。

 

あるものに手を加えて

「リノベっていいですよ。手を加えていく感じ。」

お引越しされてからも、新しいお部屋のイメージに合うよう、前からお持ちだった家具を工夫しながら使われているそう。

「モノを大切にしながら、カフェのような居心地の良い空間にしたい」と楽しみながら取り組まれています。

自分たちの今の暮らしに合わせて、住まいを整えていく感覚を大事にされているご夫婦でした。

Price

  • 基礎工事

    養生費、解体費、木工事、電気工事費、配管工事など

    176万円

  • 住宅設備機器

    洗面、水栓、トイレなど

    62万円

  • 材料費

    3枚引込戸、フロアタイル、アクセントクロス、照明器具など(漆喰を除く)

    61万円

  • 収納・造作工事

    キッチンカウンター棚、ニッチ、造作棚、洗面壁タイル、その他アクセサリーなど

    89万円

工事費総額(税込)

388万円

※工事費は竣工時点の税込額となっています。

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