「お酒がおいしく飲める家」

東京都府中市/マンション/ワンストップ

専有面積:

71.29m2

築年:

1996年築

所在地:

府中市

家族構成:

couple

費用:

1,322万円

「お酒がおいしく飲める家」
「お酒がおいしく飲める家」
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Outline

Story

食べ歩きが大好きなご夫婦。そもそもお二人が知り合ったきっかけも香川で立寄ったバー。

一緒になってからも各地へ美味しいお酒と料理を求めて歩き回るお二人が、新しい住まいのテーマとして掲げたのはもちろん「お酒がおいしく飲める家」!

そんなお二人が旅に出て、瀬戸内海に浮かぶ女木島(通称:鬼が島)にあった古民家をリノベーションしたゲストハウス。そこが「リノベーション」を意識したきっかけでした。

「古いものと新しいものがコラボしている。新品じゃないのがむしろいい」そんな想いが旅から帰っても残っていたといいます。

「新築のマンションなんかも探しはしましたが、一瞬でやめちゃいました」と「中古を買ってリノベーション」で住まいづくりをすることに決めた二人。

エリアにあまりこだわりはなく、少しずつ郊外の物件も見て回るようになりました。

 

「バルコニーは広めがいいかな」と奥様が言ったさりげない一言。

実はご本人もあまり覚えていないそう。

「正直マストな条件とは思ってなかったんですが、その後ルーフバルコニーがあるお部屋を紹介してもらうことが増えました。」

こうしてであったのが広大なルーフバルコニーから街を望むお部屋。

夏になると花火が正面にあがる特等席になります。

さりげない一言がかけがえのない出会いにつながりました。

 

いざ物件が決まると「リノベといえばこれやろ」と奥様が真っ先にイメージしたのが「ワイングラスがかけられるラック」と「ハンモック」。

ご主人様がこだわったのが足元を照らす玄関のLEDランプと「お気に入りのバーのカウンターそっくりにしたい」というキッチンのカウンター。

それぞれのイメージをもとにリノベーションがスタートしました。

 

「リノベーションって最初は「デザイン」のことだと思っていた」と語るお二人。

偶然参加したリノままの「自然素材セミナー」で話をきくうちに床や壁の素材のことも考えるようになったそう。

デザインだけでなく素材も無数に選べる、自然素材のよさにもふれてみたい。

こうして寝室の壁は桜島から出た火山噴火物の「シラス」を使うことになりました。

あまりリノベーションでもお目にかかることがない「シラス壁」ですが、「漆喰」や「珪藻土」のような塗壁の一種。

「シラス」は火山のマグマが岩石になる前に粉末になった「原始的な土」。

自然素材ならではの効果で、お部屋の余分な湿気を吸収したり、乾燥しがちなときには湿気を放出したりと湿度を調整してくれます。

いわば「天然のエアコン」です。

しかも「できることは自分でもやってみたい」とご夫婦で左官工事にチャレンジすることに!

元パティシエの奥様はコテさばきもおてのもの。

ご主人が苦戦しながら塗った部分も見事にフォローしてなかなかの仕上がりになりました。

「最後の方はちょっとだけ後悔しました」と疲れた様子のご主人様と「うまくできそうな自信があった、他にもできることはもっとやってみたい」と得意気な奥様。

「せっかくつくった住まいなので愛着をもってもらえるとうれしい」そんなリノままの想いが見事に通じあった瞬間でした。

 

リノベーションってデザインだけではない、そう感じたお二人は「すごしやすさ」にもこだわりはじめ、家の中を光や風が通っていくことをしっかり意識するようになったそう。

寝室とリビング、お客様を招いたときに泊まってもらうロフト付の洋室とキッチン、土間と洋室、どのお部屋にも必ず「室内窓」がついています。

「友人が泊まってくれたときなんか、この窓からひょこっと顔だしてくれるのが面白い。」

ロフト上の窓から見下ろすキッチンの様子はなかなかレアな眺め。

どこにいても家の中の光と風がつながっています。

逆に目立たないところでは寝室脇のウォークインクローゼットの小さな開口。

リノままから「絶対あけておいたほうがいい」とお薦めしたところ。

洗面所とつながっていて、寝室から窓の外に向けて風が通るようになっています。

湿気がたまらないようにする工夫のひとつです。

「お酒がおいしく飲める家」をしっかり演出するのはキッチンのカウンター。

「行きつけのバーと同じ感じにしたい」とご主人が最もこだわった箇所。

記憶の中のバーの雰囲気をどうやって再現するか、頭を悩ませました。

そんなときヒントになったのはリノままのショールームにあった打ちあわせ用のテーブル。

ダメ―ジ加工を施した雰囲気が気に入ったご主人。

「こんな風にできますか?」思わぬところにアイデアが転がっているもの。

こうして「古い」雰囲気を新しい住まいのなかにしっかり調和させたカウンターが完成しました。

また、奥様が欲しかった「ワイングラスがかけられるラック」。

棚板はお二人がホームセンターで選んできたもの。

もちろん自分たちで塗装して自分たちで取り付けました。

ラックとカウンターがレトロなエジソンランプに照らされると、「バー」そのもの。

住まいの中で最もこだわった場所であり、お二人が協力してつくりあげた場所には、

打ちあわせ中も、作っているときも、その後の毎日も「楽しい」というリノベーションの醍醐味が詰まっています。

「仕事が終わって、外に飲みに行くよりも家で飲むことが増えた」というご主人の言葉の説得力は半端ありません。

「見た目」のイメージをはるかにこえて素材、加工とどんどん住まいづくりのめりこんでつくりあげていった住まい。

光や風の流れ、無垢のフローリングや自然素材の質感、レトロな演出をきかせる照明…。

「見た目」だけでなく、こうした細かなこだわりが生み出した「居心地の良さ」が「いつもお友達や仲間が集まれる家にしておきたい」というお二人からのおもてなし。

毎週のように仲間が集まっておいしいお酒と料理を楽しむ、にぎやかな住まいになっています。

 

「どんな家ならお酒がおいしく飲めるだろう?」そんな想いをたくさんつめこんでみたら、「食べ歩き」と「そこで生まれる出会い」が大好きなお二人にぴったりのホームグラウンドができあがりました。

 

◎このお家では、シネアド撮影もさせていただきました。シネアド動画や撮影風景は、スタッフブログ「“Cinema× Renovation”第一弾/映画監督・冨永昌敬氏によるシネアド公開!」からご覧ください!

     

 

Price

  • 基礎工事

    養生費、解体費、木工事、電気工事費、配管工事など

    652万円

  • 住宅設備機器

    UB、キッチン、洗面、水栓、トイレなど

    215万円

  • 材料費

    無垢フローリング、扉、フロアタイル、玄関土間モルタル仕上げ、寝室塗り壁材料など

    300万円

  • 収納・造作工事

    造作棚、室内窓、ロフト、モザイクタイル、スイッチプレート、その他アクセサリーなど

    155万円

工事費総額(税込)

1,322万円

※工事費は竣工時点の税込額となっています。

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