猫の隠れ家

東京都世田谷区/マンション/ワンストップ

専有面積:

40.31m2

築年:

2007年築

所在地:

世田谷区

家族構成:

single

費用:

284万円

猫の隠れ家
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Outline

Story

昼間からまどろみたくなるような小上がりベッド。

特別感のある寝室には、実はたくさんの収納スポットが隠されています。

元のつくりはそのままで、暮らしやすいようにこだわりを付け足した、一部リノベーションによって完成しました。

 

もともとは目黒区の商店街のわきにある、35㎡くらいのビンテージマンションに住んでいたお施主様。

古すぎて地震のときはすごく揺れが大きかったこともあり、安心できる住まいを探し始めました。

 

お部屋探しをされ始めた最初の頃に、気になるマンションがあり、そのお部屋の内装を変えたいと思ったのがリノベのきっかけ。

最終的には、そのマンションとはご縁がなく、今のマンションと出会えて購入を決意されたそう。

リノベーション会社選びでは、施工事例が気に入るものが多かったというリノままに決めてくださいました。

お引越しの頃は、ペットはインコのキミちゃんだけだったということですが、当時から猫をお迎えしたいと考えられていたそうで、ペットOKの物件で探されていたそう。

お引越しが落ち着いてから、子猫のごろ吉くんを迎えました。

撮影の時には、カメラにびっくりして隠れていたごろ吉くんですが、

慣れてくると広いリビングと寝室を行き来したり、日当たりのいいバルコニー側の窓際で日向ぼっこしたりと、

普段の居心地よさそうな暮らしを見せてくれました。

 

◎収納を増やしたい

もともと1LDKだった間取り。

収納は居室のクローゼット1つしかありませんでした。

そこでまず居室だった部屋の壁を取っ払いオープンに。

リビングと奥の寝室との間にたっぷり収納できるクローゼットを設置しました。

そして、このお部屋の大きな特徴なのが、この小上がり。

小上がりの上は寝室として使っており、下は収納スペースになっています。

小上がりに上る階段も、リノベの際につくったもので、小上がりと同じ木材でできています。

この階段をよけると、中には広い収納スペースが。

寝室をロフトのようにつくることで、たっぷりと収納スペースを確保できました。

 

この小上がりのデザインにはかなり悩まれたそう。

設計担当から提案した他のデザインには、小上がりではなく中二階のようなデザインもありました。

最終的には、中二階にしてしまうと、ベッドに寝転んだ時に天井を低く感じてしまう、

ということもあり、小上がりをいまの高さに設定しました。

また、小上がりをどのくらいの広さにするかというところも悩みどころで、奥行きがありすぎると奥のモノを取り出しにくくなってしまいます。

そこで、奥の壁よりも手前までの広さにし、階段を両側に設置することにしました。

 

 

さらに小上がりの向こう側にも、実は収納スペースがあるのです。

左側には書斎・本棚スペースとして、造作棚をつけることで、壁も無駄なく使っています。

陽の入る明るいスペースなので、読書しながら過ごす時間もあるそう。

また右側の小上がりの背面には、隠し収納スペースが。

可動棚になっており、整理整頓した収納が可能になっています。

 

 

その他には、寝室だけではなく、ダイニングにも収納スペースを増やしました。

キッチンの腰壁部分の奥行きを利用してニッチをつくることで、壁の中の余白を使って収納できるようにしてあります。

ダイニングテーブルのすぐそばに、生活用品を収納できるのは便利です。

 

◎手の届くベッド周り

小上がり上の寝室の、ベッド周りも快適なつくりになっていました。

ベッドから眺められる位置に壁かけテレビを設置してあり、ゆったり過ごせる寝室。

また、設計の段階で、小上がりの高さとベッドの高さとを考慮して、ちょうどいいところにスイッチの位置を決めました。

手を伸ばせば届くところにスイッチがあるため、寝室の電気をベッドに入ってから消すことができます。

コンセントも同様、ベッド周りに充電器を置けるように設置しています。

 

◎風通し光通し

この寝室をリビングから見たときに目を引く、内窓。

通気性とプライベート感をいい塩梅につくりだしてくれています。

内窓の構造はすごく悩まれたそうで、窓の開き方によっては、手前のクローゼットを開けたときにぶつかってしまいます。

この窓は、左右に開くのではなく、寝室側に窓を押し開けるタイプなのでじゃまになりません。

また、ガラスの素材もたくさんある中から決められたそう。

ベッド周りが見えすぎないプライベートな空間を残しつつ、奥の窓から光が差し込むことで奥行き感が出て、お部屋が広く感じられます。

小上がりの床の木目と合わせた色味の窓枠で、あたたかい印象になりました。

 

居室をの壁をとっぱらってオープンな空間にしたため、お部屋の両サイドに窓があり、明るく風通しのよいリビングになっています。

しかし、実は住み始めてから、気になり始めたのが、エアコンの効きにくさ。

開放的なぶん、寒い冬にはすぐに冷えてしまっていたそう。

そこで、追加工事としてリビングと寝室側を仕切れるように扉をつけました。

扉といっても、オープンな空間を損なわないガラスの扉。

扉の材質や、取っ手部分を決めるのに施工の担当と相談を繰り返しました。

片方のドアは引き戸ですが、もう片方の扉は前後に開くドアになっているという、面白い構造。

これは、ドアに隙間ができて風が入ってこないようにするための設計のアイデアだったそう。

扉を閉めても、寝室側の素敵な内窓が覗いています。

 

広々空間を損なわずに、プライベートな空間や収納のための隠し場所を取り入れたお部屋。

ペットの動物たちもそれぞれお気に入りスポットを見つけて、隠れ家のように居心地よさげに暮らしています。

 

「暮らし始めてなにか変わったことは?」とお施主様に聞いてみたところ、家の中で落ち着いて過ごせるようになった上に、ごろ吉くんという家族が増えて、よりお家が大好きになったとお話ししてくださいました。

友人を招く機会も増え、お家で過ごす時間が増えたそう。

 

「今後やりたいことは、リビングくらいの広さがあるバルコニーを開拓すること!」というお施主様。

もっとこのお家が快適な場所になる、次の計画が楽しみです。

Price

  • 基礎工事

    養生費、解体費、木工事、電気工事費、配管工事など

    75万円

  • 住宅設備機器

    既存残しの為、費用ゼロ

  • 材料費

    扉、内窓、フロアタイル、フローリング、クローゼット折れ戸など

    131万円

  • 収納・造作工事

    キッチン造作ラック、本棚、寝室アイアン格子、照明器具など

    78万円

工事費総額(税込)

284万円

※工事費は竣工時点の税込額となっています。

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