8.天井の話

8.天井の話

2015.10.16

現在、ほとんどの分譲マンションの天井は二重天井となっています。今回は天井の話です。

 

二重天井のメリットとは

 

二重天井とはコンクリートスラブの下に軽量鉄骨または木による下地材を吊り下げ、その上にプラスターボード(石膏ボード)をビス(先端がとがっているネジ)止めしてクロスなどを貼った天井です。図-1はプラスターボードを張る前の下地材の様子です。

 

 

二重天井は、以下のようなメリットがあります。

 

(1)スラブ面は見映えを考慮した仕上げなどをしていないため不陸があったり、コンクリートを打ち込む際の型枠の金具の痕などが残っていたりします。二重天井はこうした粗いスラブ面を隠して、クロスや塗装できれいに仕上げられます。

 

(2)天井面に設けられる電気配線や排気ダクトなどが見えないすっきりとした天井を作ることができます。

 

(3)部屋うちに出てくる梁型などを隠しながら、フラットで一体化した天井が作ることができます。

 

(4)天井面に埋め込み型のダウンライトなどを自由に設けることができます。また、間接照明が入った折り上げ天井を作ることなども可能です。

 

デメリットは、懐の分だけ天井高が低くなることでしょうか。

 

リノベーションではあえて直天井を楽しむことも

 

こうしたメリットの多い二重天井ですが、リノベーションでは天井高を少しでも上げることやラフな仕上げのコンクリートスラブ面をあえて見せた空間デザインとするなどの目的でボードや下地材を撤去して直天井(スケルトン天井)とする設計が良く行われます。

 

ラフな味わいのコンクリトートスラブを見せながら排気ダクトや電気配線をあえて露出させて取りつけ、ダクトレールを使ってお気入りにスポットやペンダントを設けるなど、新築の分譲マンションの整然としたインテリアにはない、ちょっとハードな雰囲気の空間が楽しめます(図-2)。

 

 

もともと直天井の物件の注意点

 

築年数が古い、もともと直天井だったマンションの場合は少し注意が必要です。

 

もともとが直天井のマンションの場合、電気配線用の配管や照明器具用のシーリング用の下地などがコンクリートスラブに直接、埋設されていることが多いと思われます。こうした物件では、配線の経路の変更や配線からの電気の取り出しが自由にできず、照明器具の位置を変更したり器具を追加するなどが難しいといえます。

 

もちろんこの場合も、電気用の配管や照明ダクトレールを露出する形で取り付ければ対応できますが、二重天井を直天井にする場合のように天井高が高くならないことは留意する必要があります。

 

また、もともとが直天井の物件は、配管などが埋め込まれている部分のスラブの厚さが薄くなっており、同じスラブ厚の二重天井の物件に比べて、強度や遮音性の面で劣っている可能性があるということも要注意です。

 

事前に住戸内部の矩形図(かなばかりず。建物の一部を切断して納まりや寸法等を細かく記入した断面の詳細図)や設備図などでスラブ厚や配管経路などを確認しておいた方が無難だと思われます。

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