
ナチュラルなトーンで、自然体に暮らせる住まいづくり
専有面積: | 70.41m2 |
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築年: | 2001年築 |
所在地: | 埼玉県 |
家族構成: | couple |
費用: | 1,424万円 |
















Outline


Story
ご結婚を機に新居のための住まい探しを始めたご夫婦。
新築にする?中古にする?リノベーション?と考えていたときに、以前映画館で観たリノままのシネアドを思い出してくださり、ご相談いただきました。
ご夫婦の暮らしやすさを第一に、理想の暮らしを住まいに落とし込んでいったリノベーション。
自然体に暮らせて、心も身体も整うような住まいを目指しました。
◎お客様からのご要望
◯ナチュラルな家具の合う家にしたい。統一感を持たせたコーディネートに。
◯夫婦2人の生活を見直し、将来のことも考えて、快適に暮らせる家にしたい。生活に合った造作家具や、デザインにこだわったR壁やアーチ入り口を取り入れたい。
◯夫婦ともに在宅ワークなので、それぞれのワークスペースがほしい。
◎設計ポイント
◯将来、お子様のための部屋・収納スペースのために可変できる作りに。
◯キッチン、2つのワークスペース、洗面室等、ご要望を一つひとつ落とし込んだ造作家具。特にキッチンの棚は、直線のラインと奥様の大好きなアール(曲線)とを組み合わせて仕上げました。
◯ご夫婦それぞれの在宅ワークが捗るように、距離感も持たせたワークスペースをプランニング。
◎「ナチュラルな家具の合う家」がテーマ
奥様がお打ち合わせの当初から大切にされていたのが、「ナチュラルな家具の合う家」というテーマ。最初に決めたのは、素材の色の組み合わせでした。ベージュ、グレー、白の3色をメインカラーに絞って、アクセントでブルーを入れるという方則で、全体のトーンに統一感を持たせます。たくさんの素材やアイテムを決めていかないといけない中で、結果的にごちゃごちゃした組み合わせにならないように、常に初心に返ってセレクトしていたとのこと。
「リノベーションの打ち合わせ終盤になって、照明やタオルバーなどの小物を決める段階では、悩むことも多かったです。どっちにしようか2択で悩んだ時や、これでいいかな?と心配になった時は、必ず設計担当の“李さんチェック”を挟んでいました(笑)的確に意見をくださるので、とても頼りになり、ありがたかったです!」
◎自然体に暮らす
住まいづくりでいちばん大切にされたのは、“自然体に暮らす”ということ。家の中での生活を快適に、ゆったりとくつろぐ、集中してお仕事をする、お掃除も苦にならずにできる。そんな住まいを目指して、ご夫婦の暮らし方や習慣を振り返りながら、一つひとつ住まいに落とし込んでいきました。
映画好きの旦那様のために、天井に収納型のスクリーンを取り付けました。プロジェクターは持ち運べるコンパクトなものを使って、自宅でも映画空間を楽しめます。
また、現在のテレビの位置には、将来の子ども部屋を想定しており、リビングを仕切れるように下地を入れて準備してあります。子ども部屋ができたら、リビング側のテレビの位置、ソファの向きをどのように変えるかもすでに考えてあります。将来の空間の使い方も考慮した上で、間取りや配線をコーディネートした安心設計です。
たっぷり収納できるオリジナルカップボードを造作。無垢の木をふんだんに使い、リビング全体がナチュラルで落ち着いた空間に。整然と並んでいる家電たちですが、どこに何をしまうか、熟考されて配置が決まりました。
設計担当の李が大切にしている、壁・床・天井の全体のライン。対照的に、キッチン天井のR壁の曲線のラインは、実は、ダクトを隠すための苦肉の策。換気扇配管が移動できない特殊なつくりのマンションだったことから生まれたアイデアでしたが、結果的に全体と調和し、R壁が大好きな奥様にも喜んでいただけました。
玄関は、将来ベビーカーや外遊び用のおもちゃを置くことも考えて、広めにつくりました。土間の印象的なアーチの入り口やR壁は奥様のこだわりポイント。最初はどちらも曲線ではなかったのですが、奥様から「ここの入り口をアーチにしたり、壁をRにしたりすることはできますか?」とご要望いただき、実現に至りました。
◎夫婦それぞれのワークスペース
○奥様のワークスペース
奥様のワークスペースは、リビングダイニングを引き戸で区切ったスペースに。夜遅くまでお仕事をされることもあるということで、寝室から離れた場所につくりました。個室ですが、室内窓をつけたことで通気性が良く、外からの光も入るので、密室感を感じません。デスクは元から使いたいものが決まっていたので、そのサイズを想定して設計。漫画や本、画集などをたくさん収納できるように、壁の一部は天井までの本棚で埋めました。
○旦那様のワークスペース
旦那様のワークスペースは、玄関すぐ横、寝室の向かいの一室。リビングや奥様のワークスペースからも離れたところにつくりました。作業に必要なスペースは十分に確保し、その中で収納量を最大限にするための工夫を施しました。造作棚を設置したことで、机上右上のスペースを効率的に使い、デスクと反対側の壁には有孔ボードを取り付け、趣味の野球グローブや帽子もすっきり収納できるようにしました。
旦那様「一般的にみたら、狭いと感じる人もいるのかもしれないけれど、自分にとっては、集中してこもれる、このくらいのスペースが最適。そのおかげで、ファミリークローゼットなど他の部屋にスペースを割くことができました。」
◎実際に暮らしてみて
新しい住まいにお引っ越しされてから2か月が経ち、充実した暮らしぶりをお聞かせいただきました。
奥様「毎日がとても快適になり、生活も仕事もしやすくなりました。設計の最中も、担当の李さんとの打合せが毎回とても楽しくて、毎週わくわくしながら向かっていました。李さんから、これ好きなんじゃない?と教えていただく素材はドストライクで。好みを的確にわかってくださっていたので、だいたいのイメージを伝えたら、ぴったりのものを紹介していただき、素材選びもスムーズに進めることができました。終盤にはもう終わっちゃうのか、と寂しい気持ちになるくらいでした。」
旦那様「やっぱりリノベーションをやってよかった!と実感しています。新築だと当たり前の仕様も、本当はこうなればいいのにな、というポイントはたくさんあって。リノベーションでは、それらを一つひとつ拾って、解決していくことができました。私たちにとっては、夫婦それぞれのワークスペースを作れたことがとても大きかったです。 “狭くてもいい部屋”や“暗くてもいい部屋”をつくれる自由度のおかげで、自分たちにフィットした住まいづくりができて、今はとても快適に暮らせています。」
Price
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基礎工事
仮設工事、解体工事、木工事、給排水工事、電気工事、ガス工事
約517万円
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住宅設備機器
住宅設備機器(UB、キッチン、洗面、水栓、トイレなど)
約275万円
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材料費
建具工事、塗装工事、左官・タイル工事、内装工事、照明器具
約376万円
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収納・造作工事
収納・造作工事(WIC、SIC、造作棚、造作カウンター、室内窓、アーチ入口・R壁造作など)物干しバーなど
約256万円
工事費総額(税込)
約1,424万円
※工事費は竣工時点の税込額となっています。