住まいづくり STORY ~S 様の場合~ 【物件探し編vol.4】物件探しは決断の連続!「物件を取るか、キッチンを取るか…?」

新築ではなく「中古物件を買って、リノベーション」を選んだご家族。
自分らしい暮らしって?住まいに求めているものってなに?
物件探しとリノベーションを通して、一つひとつ見つけていく過程をご紹介します。

今回の主人公は、近日中に入籍予定のS様カップル。
一緒にお住まいだった賃貸住宅の更新に間に合うように、新居を探されていました。

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S様プロフィール
30代と20代の婚約中のおふたり
勤務地はそれぞれ、池袋と中野

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◯前回のお話
【物件探し編vol.3】「迷っていたら逃してしまう!」改めて優先順位を整理


 

希望条件を再度設定し直し、エリアに合わせた優先順位を整理した前回。
「内見なしで決めるくらいの意思を持とう」と意気込みを新たにしたS様ですが、11月に入って、ついに希望の物件が見つかりました!

内見をしたその日に早速申し込みを入れたものの、他の方からも満額で申し込みが。
提示した購入条件の差で他の方に決まってしまい、残念ながら購入はできませんでした。

ただ、住宅ローンの事前審査は問題なく通ったので、ひとまず安心です。
引き続き、物件探しを続けます。

11月中旬、気に入った物件を内見し、競合が2組いるとのことで、即日申し込みすることに。

しかし、この物件はマンションの規約により、ディスポーザー(シンク下に設置される生ゴミ粉砕機)を導入しなければならないと決まっていました。

実はS様には、リノベーションで実現したい、はっきりとした希望がひとつありました。
それは「グラフテクトのキッチンを入れたい!」ということ。
お兄様のご自宅に採用されていたグラフテクトにひと目惚れした日からずっと、いつかはこのキッチンを、と憧れにも似た気持ちを抱き続けていたのでした。

グラフテクトのキッチンは、残念ながらディスポーザーは非対応。
この物件に決めるならば、グラフテクトはあきらめなければいけません。

「物件を取るか、キッチンを取るか…?」

「とても迷いましたが、リノベーションで一番こだわりたかったキッチンは、やっぱりあきらめたくない!」
リノベの夢は妥協できない!と、この物件は見送ることにしました。

その後、なかなか条件に合う物件が出てこないまま、約1ヶ月。
年の瀬の足音も聞こえ始めたころ、リノままとお付き合いのある別の不動産会社から、秋山にある打診が。

「自社管理で賃貸に出していた物件の、賃貸期間が終了したので売却に協力してほしい」とのこと。
不動産会社同士のこのようなやりとりは、業界ではたまにあることですが、リノままでは初めてのケースでした。
「公開前の販売物件…といっても物件数は限られているし、条件に合うものはほとんどないだろうな…」。
内心そう思いながら、ダメもとのつもりでS様の条件を伝えた秋山。
ところが、偶然、条件に当てはまる物件があったのです!

 


 

↓次回へ続く
【物件探し編vol.5】まさに「不動産は縁」!でも、引き寄せるかは自分次第は、7/28(木)18時頃公開予定!

 


 

▼完成したS様ご夫婦の施工事例

リノベーション事例「Time for us」

 

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