東京都/マンション/ワンストップ
専有面積: | 64.2m2 |
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築年: | 2004年築 |
所在地: | 東京都 |
家族構成: | couple |
費用: | 1,280万円 |
Outline
Story
「玄関ドアをあける、洗面所に立つ、キッチンで料理を作る、どこにいて何をしていても自分で選んだお気に入りに囲まれていることがこれほど豊かな気持ちになれるとは思ってもいませんでした。」
元々自分の好きなものに囲まれながら過ごしたいと考えていたという奥様。
ご夫婦でこれからの家族の暮らしを考えて、「中古を買って+リノベーション」に至りました。
家事導線を楽に、なにより快適で暮らしやすいながく住まう家に。
こだわりと優しさの詰まった住まいが完成しました。
◎お客様からのご要望
○SNSなどで見つけていたお気に入りの素材を詰め込んだ住まいにしたい
○これからの家族の変化に優しい可変的な住まいづくり
○ご夫婦で朝の支度時間が重なるため、洗面や玄関を開放的で使いやすくしたい
◎設計ポイント
○奥様のお気に入りのグラフテクトのキッチン×タイルを中心に、素材にこだわった内装に。
→リビングダイニングの壁は珪藻土、床はすべて無垢フローリングに。
→リビングダイニングをオープンにつなげ、各室へ動きやすい間取りへ。
→明かりを取り入れ、抜け感も出せる室内窓を設置。
○将来に向けて可変的な部屋を。
→主寝室や将来的な子ども部屋を必要に合わせて使えるように。
→将来的に2人のお子様のためにセパレートできるように設計。
○お風呂と洗面台、玄関を広々ゆったり。
→玄関周りに「ななめ壁」を設けるアイデアで、お風呂と洗面台をサイズアップ。
→無駄になりがちなPS(パイプスペース=配管のためのスペース)を上手く利用し、シューズインクローゼット(SIC)を設置。
◎物件探しエピソード
物件探しで内見したのは7件、情報収集したのは多数。
タイミングが重要な物件探し。
内見前に競合から申し込みが入ってしまったり、他と申し込みが重なったりすることもありました。
「物件を見れば見るほど希望条件が変わっていってしまって、特に立地についての希望がブレブレになってしまい、担当の秋山さんには大変辛抱強くお付き合いいただきました。」と奥様からコメントいただきましたが、
そんな過程を経て、次第に物件への希望条件が明確に、「買う」「買わない」の判断基準が固まっていったご夫婦。
最終的に決断したのは、運よくリノままが先に情報をもらうことができた、公開前の物件。
ピンポイントに条件が定まっていたことで、人気エリアでありながら市場に出回る前の段階の物件をいち早く見つけることができました。
◎こだわりポイント
○いちばんのこだわりはキッチン
奥様がなによりも気に入っているのはキッチンと壁タイル。
物件探しの際マンションの規約上このキッチンを使えない物件の購入も検討しましたが、「やはり諦めきれない!」とキッチンを優先して、物件を見直したほど。
グラフテクトのキッチンと壁面タイルの組み合わせは、リノベーション前から決められていたとのこと。
奥様のお兄様が新居に同じキッチンの色違いを採用されていて、一目惚れしたのがきっかけでした。
メーカーのカタログに載っていた海外製タイルとの組み合わせにも惹かれ、色違いを使うことに。
キッチンとダイニングは元々、横並びを希望されていましたが、設計担当の李から導線効率の説明を聞き、Ⅱ型のキッチン+T 字ダイニングの形へと落ち着きました。
「結果的に料理や食事の片付けなどの移動がとても楽なのでこうしてよかった!」と奥様からご感想をいただきました。
そのほかの素材も、使ってみたいものは決まっていたので、どの部屋に当てはめていくかを考えていきました。
リビングダイニングの壁には、珪藻土を採用し、気持ちの良い空間になりました。
○とにかくストレスフリーな導線を
大きな窓のある物件の良さも活かして、リビングダイニングをオープンにつなげ、各室へ動きやすい間取りになりました。
リビングダイニングでゆったり過ごせることはもちろん、現在寝室として使っている部屋はドアがないため移動がスムーズで、感覚的には広いワンルームのよう。
室内窓でリビングからの明かりを取り入れ、風も通ります。
このお部屋には、書斎スペースと奥にはウォークインクローゼット(WIC)を設置。
WIC側には引き戸があり、ダイニングキッチンへとつながっています。
引き戸を開けておくと、回遊路のようにもなりますね。
リビングダイニングを中心に各部屋へのアクセスがスムーズな間取り。
奥様「仕切りが少なく室内窓もあるので、大きなひと部屋のように過ごせるので、どこにいても夫と同じ部屋にいる感覚も新鮮で、家で過ごす時間がもっと好きになりました。」
○将来に向けて可変的な部屋を。
今は寝室+書斎+WICとして使っているこの部屋。
将来的には、もう一つの洋室を主寝室とし、ここを子ども部屋と使うことも視野に入れています。
そのため、2人のお子様のためにセパレートできるように設計しました。
奥のウォークインクローゼットは、納戸のように、たっぷり収納できるスペースを確保。
一部を造作し、可変できる空間に。
こちらも将来的に、子ども部屋として使えるように、仕切りを入れられるように準備してあります。
○大きな洗面台で朝の支度を快適に!
出勤時間が同じだというご夫婦。
朝の支度で、洗面所が混みあいバタバタするのは嫌ですよね。
解決したのは、大きな洗面台。
横幅の広い洗面台で、ふたり並んで歯磨きができるくらいの広さ。
洗面台下の引き出しや、洗濯機側の造作棚で収納スペースもたくさん設けました。
元々は、木のカウンター+業務用シンクのような洗面台をイメージされていたそうですが、それだと実はお手入れが大変。
使い勝手を考えて、取り入れたかったモザイクタイルも組み合わせることができるこの洗面台に。
大満足の洗面スペースになりました。
また、洗面台だけでなく、元よりお風呂も大きめサイズを入れたいというご要望をお持ちだったお客様。
そこで取り入れたのは、廊下に「ななめ壁」を設けるアイデア。
大きいユニットバスを入れても洗い場のスペースをゆったり確保でき、玄関廊下側のスペースも窮屈にならないという一石二鳥です。
玄関もゆったりと動けるよう広くスペースを取りました。
無駄になりがちなPS(パイプスペース=配管のためのスペース)を上手く利用し、シューズインクローゼット(SIC)を増設。
廊下・ホールの閉塞感を軽減できました。
リビングまでの廊下が短いので、無駄がない間取り。
生活空間に広くスペースをさけるため、ダイニングやキッチン、書斎やベッドなどへの移動がスムーズなことも◎
○実際に暮らしてみて
絶対に導入したかった海外製タイルの仕上がりが本当にお気に入りで、キッチンに立つたび思わずにやけてしまうという奥様。
旦那様は、室内窓に囲まれた明るい寝室を特に気に入ってくださっているとのこと。
奥様「とにかく生活することが楽しいです。開放的に広々と暮らせる間取りも快適で、とても満足しています。まだとりあえず荷物を片付けた!という状況なので、少しずつ緑を増やしたりお気に入りのインテリアを揃えたり、デコレーションを進めていきたいなあと考えています。」
ダイニングや寝室のデスクなど夫婦それぞれ思い思いに過ごすことが多いとか。
最近は、広々過ごせるリビングのテレビ前で、おふたりでボードゲームをされているそう。
ひとりの時間もふたりの時間も、同じ空間で快適に過ごせる、仲の良いご夫婦の住まい。
これからの住まいの変化がとても楽しみです。
Price
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基礎工事
仮設工事、解体工事、木工事、給排水工事、電気工事、ガス工事
約440万円
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住宅設備機器
住宅設備機器(UB、キッチン、洗面、水栓、トイレなど)
約350万円
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材料費
建具工事、塗装工事、左官・タイル工事、内装工事、照明器具、空調設備工事、ガス工事
約386万円
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収納・造作工事
収納・造作工事(造作棚、シューズインクローゼット、室内窓など)、物干しバーなど
約104万円
工事費総額(税込)
約1,280万円
※工事費は竣工時点の税込額となっています。