引きこもり物件探しのススメ
引きこもり物件探しのススメ
2020.3.19
緊急事態宣言も終わって、「さあ物件探しからはじめよう!」なんて時期ですが、天気が悪かったり、やっぱりちょっとウィルスが気になったり、
出かけるのはやめとこうかな、なんて方も多いのでは?
物件を「決める」ためには現地をしっかり見るのが大事ですが、実は「物件探し」って8割がた、自宅を出る前に勝負がついています!
物件を「探し」たり、お金の「作戦」を練ったりするのは、おうちでPCやスマホでできちゃうもの。
まずはおうちで、「引きこもり物件探し」をおススメします。
目次
「物件探し+リノベーション」を考えているそこのアナタ。
まず「どこまでお金をかけていいか」を考えていますか?
●千万円っていう大きな買い物になると、ついつい気が大きくなってしまいがち。
「素敵な物件を探したい!」「リノベでこんなことやりたい!」
はやる気持ちもわかりますが、夢ばかり膨らんで、いざ「こんなはずじゃなかった」ってことになるのは勘弁。
↓ここはぐっとこらえて、まず「総額予算」を考えましょう。
○「中古を買って+リノベーション」<①総額予算編> お金の使い過ぎに要注意!大切な総額予算に「痛みを伴うイメージ」を持とう!
住宅ローン、管理費、修繕積立金、火災保険、固定資産税…住まいって意外とお金がかかるもの。
「総額4000万円で中古マンションを買ってリノベーションしよう!」
さて、そのときあなたが「毎月」いくら支払うことになるかイメージできますか?
「毎月いくら払う」っていう「痛みを伴うイメージ」を実感することで、予算が膨張していくのをしっかりケアしましょう。
〇「中古を買って+リノベーション」<②予算運用編> 予算に「ヘソクリ」と「柔軟性」を持たせよう!
たかが予算、されど予算。
物件にいくら、リノベーションにいくら、なんて総額予算を決めたところで、「運命の出会い」は突然に!200万円予算オーバー、どうしよう?!
そんなとき、予算に仕組んだ「ヘソクリ」と「柔軟性」、「痛みを伴うイメージ」で後悔しない選択をしましょう!
さて、予算のイメージはつきましたか?
続いて「どんな物件は高い?」「どんな物件は安い?」いろいろと条件はありますが、まず基本をしっかりおさえておきましょう!
↑この3角形。
駅から近いほど高い!広ければ広いほど高い!新しければ新しいほど高い!!
「なんだ当たり前じゃん!」
そんな声が聞こえてきそうです。
そうなんです。
当たり前のようにみんなが「いいな」って思ってる物件は高い!そういうことです。
ここで大事なのは「予算は限られている」ということ。
「持ち点を5点もっていて、それを駅距離、築年数、広さで振り分ける」なんて想像をしてみましょう。
どのポイントを優先的に考えますか?
「駅距離3、築年数1、広さ1」って方もいれば、「駅距離1、築年数2、広さ2」なんて方もいらっしゃるでしょう。
「どうしても駅から近くて広い新しい物件がほしい」ってことであれば、持ち点は5点では足りません!都心から離れた郊外の駅にいくか、予算を追加するか、しか方法はありません。
まずはこの3つの要素のどこにプライオリティをおくか、を「ぼんやりと」イメージしておきましょう。
「築年数ってどのくらい気にしておくべき?」なんて方は↓も読んでみてくださいね。
〇築10年、築20年・・・築50年も、全部同じ「中古マンション」 どのくらい古い物件までアリ?
「古い物件を探す!」「古ければ古いほど安い!」といってもどのくらい古い物件までアリですか?
よくマンションの資産価値が安定する、なんていわれる築20年超の古い物件を探される方が多いですが、築30年、築40年、築50年、築60年…どこまでアリですか?
安ければ本当にどこまで古くてもいいですか?
意外と大事なのは「ぼんやりと」ってこと。
まだまだ物件探しの入り口にたっただけなので、あまりガチガチに条件を固めてしまうと素敵な物件との出会うチャンスがなくなってしまいます。
もちろん、ペットが飼える物件!ルーフバルコニー!1階はイヤ!絶対南向き!などなど他にもゆずれない条件は沢山あることでしょう。
そのあたりはあとでたっぷりみていくことになるので、もう少し待ってくださいね。
予算と物件探しの基本条件3つ「駅距離・築年数・広さ」。
何となくイメージできたら早速「どんな物件があるの?」をみてみましょう。
市場で取引されている物件は、何も不動産会社にいかなくとも、SUUMOやHOME’S、At Homeなんかのポータルサイトで大半のものをみつけることができます。
そもそも良い物件は売主様も早く、高く売りたいもの。
早く、高く売るためには多くの方にみてもらった方が効率的なので、沢山の方の目に触れる主要なポータルサイトにしっかりと掲載するからです。
おすすめは、HOME’Sの「地図から探す」 です。
「物件探し」といういと皆さんすぐに「路線」「駅」「駅から●分」「●円以下」「●㎡以上」って条件を山積みにして検索をはじめてしまいがち。
でもそれってもったいない!
すこーし条件をかえたら宝の山があるかもしれないのに見落としてしまうから。
HOME’S→「地図から探す」→「都道府県」
とクリックしてみてください。
↓価格と間取りを選ぶ画面がでてきます。
ここで要注意なのは「間取りにはチェックをいれない!」ということ。
どのみちリノベーションするのであれば今の間取りが2LDKだろうが3LDKだろうが関係ないので。
そのあと、専有面積、築年数、駅徒歩などの条件をいれてみてください。
さて、あなたが「住みたいな」なんてあこがれるエリアに売り物件はありましたか?
ここで大切なのは「自分が住みたいな」って思うエリアの「相場感」をつかんでもらうこと。
どうですか?
なかなか希望の条件の物件は出てこない、というのが本音ではありませんか?
それではちょっと地図をスライドしてみてください。
このときに見てほしいのは個別の物件の情報ではなく、
「どのあたりに行けば自分の条件にあった候補物件がたくさんありそうか」というイメージをつくることです。
・ひと駅、ふた駅ずらしてみたら物件がありそう
・あれ?隣の路線にしたら物件がありそう
例)東横線沿線→田園都市線沿線、多摩川線沿線
・思い切って通勤時間が変わらない程度にエリアを変えてみたら物件がありそう
例)横浜周辺→大宮周辺
なんてケースはよくあるものです。
「ぼんやりと」地図をながめて、「最初は意識してなかったけど、こんな場所ならアリかな、物件ありそうだし!」なんてエリアをみつけられたらOKです。
次にやってみてほしいのは「条件をいろいろと変えてみる」こと。
ペットが飼える物件!ルーフバルコニー!1階はイヤ!絶対南向き!欲望に限りはありません。
でもでもあらあら、条件を追加すると候補物件が減っていきます。
「どんな条件でどのくらい物件が減っちゃったか」をぜひ見ておいてくださいね。
・ペットも大切な家族!絶対譲れない条件をいれたら候補物件がなくなってしまった
→予算、エリア、駅距離、築年数、広さといった根本的な条件を見直さないとなかなか検討がすすみません!
・憧れだったルーフバルコニー!条件にしたら候補物件がなくなってしまった
→あらためて「本当にルーフバルコニーが必須条件か」を考えてみましょう。
もし「あきらめてもよい条件」ということであれば優先順位をおとしてみましょう。
・1階はなんとなくいや!条件にしたら候補物件がなくなってしまった
→どうして1階がイヤなのか、もう一度考えてみましょう。
例えば防犯面で気になる、ということであれば、マンションの1戸でも入ることができるホームセキュリティのサービスがあります。
月々千円程度の支払いで契約できるサービスもあるので、検討してみるのも手です。
逆に1階のメリットもあります。
専用庭でガーデニングが楽しめる!とか、小さいお子様が走り回っても下階を気にする必要がない!とか。
メリットデメリットが両方あるような条件だったり、他で代替できるような条件だったりする場合は見直してみましょう。
いかがでしたか?これらの検討とあわせて、予算・広さ・築年数・駅距離なども増やしたり減らしたりしてみましょう。
意外と「予算をどれだけあげても候補物件がふえない」なんてエリアもあれば、「駅から3分余分に歩くだけで一気に候補物件が増える」なんてエリアもあることに気づくのでは?
実際にはどんだけがんばって探しても「そもそもマンションがあまり建っていない」なんて場所もあるので。
4. 意外と知らない!「自分が本当はどんな物件に住みたいか」
ここまでみてきてどうでした?
実は私は自分でこうやって探しているとついつい時間を忘れて脱線してしまいます。
どうしても好奇心が先に立って、「1億円の予算にしたらどんな物件がでてくるんだろう」とか行ったことのない場所にカーソルをあてて「ここはどんな街だろう?どんな物件があるんだろう」とか。
「昔住んでた町の近所のマンションはいくらぐらいするんだろう?」とか。
ただ、そんな風に好奇心にまかせていろいろと眺めていると、思わぬ「出会い」が待っています。
築年数や駅距離や、いろいろと「条件」はいってみたものの、そんな「条件」とは似ても似つかないのに気になるアイツ。
運命の出会いは突然に。
「一目惚れ」です。
物件探しって、結婚相手を探すのとどこか似ています。
いくら「条件」を並べてみても、条件がそろった物件だから買う、というわけでもないし、なぜか条件から大きく外れているのに気に入ってしまって買ってしまう、ということも。
皆さん「本当はどんな物件に住みたいか」「本当は何をもとめているのか」
なんて自分自身ですらよくわかっていないものです。
だからこそ「ぼんやりと」眺めて、色んな条件を変えながら眺めてみて、「何か気になるな」をみつけていくことが大事なんです。
「物件探し」は「自分探し」!
引きこもり、巣ごもりに向いていませんか?
でもでも「一目惚れ」で突っ走るのは要注意です。
いざ住み始めたらがっかり、なんてことにならないように、立地や環境、管理状態なんかのチェックは忘れてはいけません。
今のようになかなか内見にいきづらい環境であれば、グーグルマップを活用しましょう。
ストリートビューを使って駅から物件まで歩いていみたり、物件の近所を散策したり…!
「マンションの外観は愛せそうか」「近くにどんな建物があるか」「日当たりはよさそうか」「駅からの道はさびしくないか」
などなど、実際に足を運ぶ前の「予習」をしっかりしてみて、「やっぱりやめとこっかな」って物件は候補から落としてしまいましょう。
マンションの管理状態を詳しく調べるのは信頼できるパートナーにまかせるのが一番ですが、自分でも気軽にできるのは「マンション名で検索!口コミチェック!」です。
特に過去に事件や事故があったマンション、住民間でトラブルがあるマンションなどは気になるところ。
下世話な好奇心でもよいのでちょっとだけのぞいてみましょう。
もちろん、こういったネット検索の結果は「根も葉もないうわさ」であることも多々あります。
信頼できそうな情報かどうかを見極める必要はありますので、鵜呑みにするのは危険ですが、知っておいて損はありません。
特に物件探しやリノベーションを一緒にすすめるパートナー選びのときには「このマンションで~って噂があるみたいなんですけど…」なんて聞いてみましょう。
噂を調べるのはなかなか大変ですし、答えがないことも多いですが、どのくらい親身になってもらえるかで信頼できるパートナーかどうかがわかるかもしれません。
7. 準備完了!でもちょっと待った!最後の落とし穴に注意!!
さてさて、物件の候補はみつかりましたか?
いよいよ準備完了!さあ内見しよう!
でもちょっと待った!!
SUUMOやHOME’S、At Homeなどに記載してある電話番号にそのまま電話をかけようとしていませんか?
これらのポータルサイトは売主様の代理人である不動産会社が掲載していることが多いもの。
おまけにリノベーション工事について詳しい会社かどうかもまちまちです。
「中古を買って、リノベーション」で早速物件探しを始めた!ってそこのアナタ。
この記事を目にしてよかったですね。
まだ今なら引き返せます。
まずはこれからお話する2つの落とし穴にご注意を!
物件の購入にあたっては、「長く住むために管理がしっかりしている物件かどうか」も「希望の間取り、希望の設備などなど、リノベーションでやりたいことが本当にできるか」もとっても大事です。
どうせ同じ仲介手数料を支払うことになるのであれば、きちんと買い手側であるみなさんの立場にたって一緒に物件をみてくれるパートナーを選んでおいた方がよいです。
「物件探し+リノベーション」を一緒に進めるパートナーを見つけてから内見にすすみましょう。
これだけしっかり準備していれば、物件も絞れてきています。
厳選した物件をしっかりみるために出かける、そんな進め方ができれば今の時期も安心でしょう。
ちょっと手前味噌ですが、リノままではこんな風に物件探しをしているお客様もたくさんいらっしゃるので、お気軽にご相談くださいね。
〇コロナ禍での住まい探しはコスパが重要!?「リノベーション済み中古マンション」+「部分リノベ」でメリハリをつけよう!
コロナ禍とはいえ中古マンションは高い!
でも将来も不安だからあんまり高い住まいは買いたくない。
それでもおうち時間が長いから居心地のいい住まいが欲しい。
そんな環境だからコスパが最高の「リノベ済み中古マンション+部分リノベ」にご注目!
リノベ会社ってどんなサイトみてもどこも同じに見える!
どうやって選べばいいかわからない!
そんなあなたに会社選びのヒントをこっそりお知らせします。
〇私でもホントに借りられる?こんなに借りて大丈夫?住宅ローンにまつわるぼんやりとした不安
住まいを手に入れるときに「すべて現金で払う!」という方は少数派。
多くの方は住宅ローンを使います。
同時に「何千万円」って借金を背負うのはこのときがはじめて。
「ホントにこんなに借りられるの?」「ローンの審査って大丈夫なの?」って不安。
逆に「お金を貸す」立場になって考えると注意すべき2つのポイントがみえてきます。
〇「定額制」リノベ―ションの「メリット」とあまり知られていない「デメリット」
「リノベーション費用っていくらかかるかわからない!」みなさん共通の悩みです。
そこで最近ではよく「定額制リノベーション」をうたう会社も出てきています。
この「定額制」は何より「リノベーション費用がわかりやすい」のが最大の魅力。
でもその一方で実は定額制ならではの「デメリット」も潜んでいるのです。
「定額制」の特性を知ったうえで自分にあった選択をするのが一番です。
リノベーション、サービスに関するお問い合わせはメールまたはお電話にてお問合わせください。