S様 住まいづくりSTORY 〜リノベーション編〜
- 公開日:2021.12.6
- 更新日:2023.10.18
>リノベーション事例『Time for us』 | リノまま
物件が無事に決まり、いよいよリノベーションのお打合せが始まります!
「この素材を使いたい」、「お風呂は広くしたい」などなど、やってみたいことは盛り沢山。
そんな「こんな暮らしをしたい!」というイメージを、どのように形にしていったのでしょうか?
S様に振り返っていただきました。
目次
6 リノままでの「中古を買って+リノベーション」を振り返って
『家事導線や維持管理等、とにかく楽に暮らせることが最優先!』/S様
物件探しの当初、リノベーションで最も優先度が高かったのが、家事導線や維持管理等、とにかく楽に暮らせることでした。
間取りなどもある程度希望があったので、リノベーションでやりたいことを実現できるかどうか確認しながら物件探しができてよかったです。
これから長く暮らせるように、家族の変化にも対応できる生活環境も妥協できませんでした。
結果的に、自由度の高い物件を見つけられてひと安心。
いよいよ設計の打ち合わせが始まって、設計の李さんにざっくりお伝えしたのは、
・とにかく快適に、ストレスフリーに暮らしたい
・家族の変化に対応できる長く住める家にしたい
ということ。
私たちからの要望をまとめた資料を打合せ時に用意していきました。
資料を拡大したものがこちら。
↑S様からのご要望資料(実際に打合せした際の、設計担当 李のメモが入っています。)
「リビングダイニングを広く取りたい」「洗面所での朝の支度を夫婦ふたりでも広く使えるようにしたい」「2人の子どものための部屋を準備しておきたい」など、日々の暮らし方や将来のこともお話ししました。
そうして出来上がったラフプラン。
「こう暮らしたい」という要望が図面として形になっていてびっくり!
このラフプランを元に、設備や素材などを決めていきました。
『設計の李さんが、こちらの希望をそのまま反映させるのではなく、細かに好みを汲み取っておすすめを提案してくださり、断然好みの仕上がりになっていきました!』/S様
もともとリノベーションを考えだした頃から、SNSで好みのデザインやお気に入りの素材を探していました。
具体的に物件を探し始めてからは、導入したい設備のカタログや内装材のサンプルなどを自身で取り寄せて比較検討していたので、こういうものを使いたいというイメージは固まってきていました。
李さんに使いたいイメージなどをお伝えしたところ、こちらの希望をそのまま反映させるのではなく、細かに好みを汲み取って、より性能の良いもの、自分たちに合っているおすすめのメーカーさんを提案していただけたことが大変ありがたかったです。
特にアイアンハンガーバーについては自身で調べていたものより断然好みの仕上がりになり、とても満足しています!
反対に、「こうしたい」と思っていたのとは、違う形でうまく収まったものもあります。
元々、キッチンダイニングは横並びを希望していたのですが、設計の李さんに導線効率のお話を詳しくしていただき、最終的にⅡ型のキッチン+T 字ダイニングの形へと落ち着きました。
結果として、間取りとしてもコンパクトで、食事の準備や片付けがスムーズなので、導線の面でもとても快適に暮らしています。
他にも、洗面台は、実験シンク&無垢材カウンターのいわゆる『リノベっぽい洗面台』を当初考えていました。
ですが、李さんからご提案いただいたパナソニックのラシスは、お手入れの手軽さと収納の量がばっちり。
予算内に収まる上に、お気に入りのモザイクタイルとも組み合わせられるとのこと!
結果として見た目的にも機能的にも大満足の洗面室になりました。
リノベーションの玄関は狭く、入って右側にシューズクローゼットがあるものの窮屈な印象。
正面の扉の奥は壁になっており、抜け感がありませんでした。
これでは風通しも悪く、窓からの光も遮ってしまっています。
帰宅後の動線もスムーズではありません。
リビングは和室とつながってはいるものの、洋室を仕切る壁が多く、広々としたリビングとは程遠い印象でした。
キッチンは、半個室で壁付けになっていることで閉塞感がありますね。
【その他before写真】
(参考)
◎リノままの工事について
本当にスケルトンにする必要ある?もっとリノベ費用を節約できない? プロだからこそできる「セミスケルトンリノベーションとは?」
>リノベーション事例『Time for us』 | リノまま
『スペースを効率よく使うアイデアで、リビングダイニングや玄関、洗面まわりも二人でゆったり使えるように。素材にもこだわって気持ちのいい空間に。』/リノまま 李
S様のいちばんの優先事項は、快適性!
家で気持ちよく、ストレスフリーに過ごせることを第一に設計しました。
各場所で、スペースの使い方に工夫をしています。
まず、リビングダイニングは大きな掃き出し窓を活かして、オープンにつなげました。
現在寝室として使われているお部屋とは室内窓越しになっているので、自然光を遮ることなく、日中は明るく過ごせます。
感覚的には大きなひと部屋のようで、各室へ動きやすい間取り。
導線をスムーズにするため、扉は設置せず、回遊路のようになっています。
寝室奥のWICのみ、必要な時に目隠しできるよう、内側に引き戸を設置しました。
毎日の生活の中で、いちばん過ごす時間の長い部屋には素材にもこだわりました。
床は全て無垢フローリング、リビング壁は珪藻土を使用しています。
S様から「夫婦で朝の出勤時間が同じなので、支度時にバタバタしないようにしたい」と、ご要望いただいていましたので、玄関〜廊下〜洗面周りも大改造しました。
横幅が広く、ふたり並んでも使ってもゆとりのある大きな洗面台を設置。
その分、洗面台下の引き出しも収納たっぷりです。
洗濯機側の造作棚にも収納スペースもたくさん設けました。
ピンクの壁紙とモザイクタイルは、S様が設計当初より使いたかったというお気に入りのもの。
使い勝手のよい洗面台と組み合わせて、デザインもご満足いただける洗面スペースになりました。
また、洗面台だけでなく、元よりお風呂も大きめサイズを入れたいというご要望をお持ちだったS様。
しかし、廊下に十分な幅をキープしたら大きいサイズのユニットバスが入りません。
そこで考えたのが、廊下に「ななめ壁」を設けるアイデア。
この「ななめ壁」があることで、お風呂の洗い場のスペースをゆったり確保でき、玄関ホール側のスペースも窮屈にならないという一石二鳥です。
知らないと気づくことのない地味な工夫ではありますが、この壁ひとつで暮らしやすさが格段に変わるんです…!
玄関もゆったりと動けるよう広くスペースを取りました。
無駄になりがちなPS(パイプスペース=配管のためのスペース)を上手く利用し、シューズインクローゼット(SIC)を増設。
玄関ホールの幅は広く取りつつも、廊下の長さ自体は短めに抑えた方が、閉塞感を軽減しながら生活空間にスペースを割くことができるので効率的です。
そのほか、これからの家族の変化に合わせて、お部屋の使い方を変えられる準備もしてあります。
今はご夫婦の寝室として、リビングと一体になっている書斎+WICのある部屋を使われています。
将来的には、もう一つの洋室を主寝室とし、ここを子ども部屋と使うことも視野に入れています。
お子様が2人になったら、部屋に間仕切りを入れてセパレートできるように、下地を準備してあります。
若いご夫婦にとって、これから長く住める家とは、「家族と一緒に変化できる家」です。
必要なときには手を加えながら年々思い入れのある住まいに育っていくように、家族に寄り添える住まいの土台をつくりたいと思っています。
リノままではお引き渡しでお客様との関係が終わるとは考えていません。
今後も点検やメンテナンスを通して、お客様の困ったときにはサポートしながら、ご家族を見守っていけたらと思っています。
『自分で選んだお気に入りに囲まれていることがこれほど豊かな気持ちになれるとは思ってもいませんでした。』/S様
一番のお気に入りはキッチンです。絶対に導入したかった海外製タイルの仕上がりが本当に可愛くて、キッチンに立つたび思わずにやけてしまいます。
夫は室内窓に囲まれた明るい寝室がお気に入りなようです。
とにかく生活することが楽しくて、玄関ドアをあける、洗面所に立つ、キッチンで料理を作る、どこにいて何をしていても自分で選んだお気に入りに囲まれていることがこれほど豊かな気持ちになれるとは思ってもいませんでした。
ふたりで家にいるときは、ダイニングや寝室のデスクなど夫婦それぞれ思い思いに過ごすことが多いです。
ゆったり作業できる広めのダイニングテーブルと肘掛け付きの椅子が大のお気に入り。
広々過ごせるようになったので最近はテレビ前で地べたに座りながらボードゲームなどもしています。
まだとりあえず荷物を片付けた!という状況なので、少しずつ緑を増やしたりお気に入りのインテリアを揃えたり、デコレーションを進めていきたいなあと考えています。
6. リノままでの「中古を買って+リノベーション」を振り返って
『リノベーションのことも考えながら物件探しできたのが大正解。リノままさんはワンストップなので、なんでも相談できましたし、何より私たちの好みや求めていることを理解してくれていたので、とても安心して進めることができました。』/S様
自分たちが大満足な家に住めたのは、物件探しの段階で、リノベーションのことも相談できていたから。
リノベーションの要望も伝えながら、予算配分や物件探しを並行して進められたので、後悔なく理想の住まいづくりができました。
もし、不動産会社に相談して物件を購入してしまっていたら、リノベーション会社での設計が始まってから、使いたいキッチンが入れられなかった…なんてことになっていたかもしれません。
好みの素材やデザインを考えておくことはもちろんですが、そこから「どんな暮らしがしたいのか」ということを理解して、物件を紹介してくださった秋山さん、設計に落とし込んでくださった李さんにとても感謝しています。
「信頼できるパートナーと出会えてよかったね」と夫婦でも話しています。
↓完成したお住まいの施工事例はこちらから
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