ARTICLEどこみても同じに見える!リノベーション会社の選び方

- 公開日:2019.12.19
- 更新日:2023.6.7
リノベーション会社ってどのサイトみても同じに見える…
どうやって選べばいいかわからない…
そんな疑問はありませんか?
予算で絞ってみたものの、似たような金額でリノベしてくれそうで、
どの会社もおしゃれで素敵な事例の写真が並んでる…
どれも同じにみえて困ってしまう!
そこで私なりの「リノベ会社の選び方」と「探し方」をまとめてみました。
目次
1 リノベーション会社の探し方
身もふたもないですが、リノベーション会社の選び方で最も大切なのは「人」と「相性」です。
でも、リノベーションのポータルサイト「SUVACO」の登録会社はなんと807社(2023年6月7日時点)。東京都のお住まいに対応してもらえるリノベーション会社だけに限定しても400社。これだけの会社に話をきいたり、資料請求したりするのは現実的ではありません。
リノベーション会社を選ぶにはおそらく以下のようなステップで会社を絞り込んでいくことになります。
・多くの会社の中からよさそうな会社を絞り込む(3~10社程度)
・セミナーや無料相談会に参加したり、各社のサイトをみたりする
・この中で気になる会社3社程度に絞りこんで具体的な提案をもらう
・最終的に1社に絞り込む
これだけ会社があるとリノベ会社を探す段階で躓いてしまい、「いろいろみてまわったのにどれもしっくりこない」なんて方も多いのではないでしょうか?
まずはリノベーション会社の探し方から順にお伝えします。
2 リフォーム会社がよいかリノベーション会社がよいか
リノベーション会社といっても明確に定義があるわけではありません。実際、リフォーム会社とリノベーション会社の境界はあいまいです。
「リフォーム」:古くなったものを「修繕」する
「リノベーション」:古くなったもの、壊れたものを一旦取り除き、新たな機能を付加して生まれ変わらせる
「リフォーム」「リノベーション」の違いはよくこんな風に説明されますが、リフォーム会社として知られている会社でも「フルリフォーム」としてリノベーションをしっかり対応してくれる会社は沢山あります。
また、「古くなったキッチンをとりかえたい」や「壁紙をきれいなものにはりかえたい」といった「古くなった箇所をなおしたい/とりかえたい」というご希望であれば、設計機能をもったリノベーション会社に頼むと割高になってしまうのであまりおすすめできません。
曖昧でもよいので「こんな暮らしをしたい」という想いをもって住まいを生まれ変わらせたい方が「リノベーション」に向いています。

3 リノベーション会社の種類
リノベーション会社は大きくわけて3種類にわかれます。リノベーション専門会社、大手建設企業、リノベーション済みマンション販売会社、の3つです。この3種の違いを詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
⇒リノまま【知る・調べる】【専門・大手】マンションのリノベーション会社おすすめをランキングでご紹介!
大きく分けて、内装やデザインに細かくこだわりたい方はリノベーション専門会社、大きな会社ならではの安心感を重視したい方は大手建設企業、内装やデザインにこだわりはあまりなく物件の立地を重視したい方はリノベーション済みマンション販売会社、が向いています。
ただこれはあくまで「会社」を大きな枠組みでみたときの傾向にすぎません。もう少し中身に近いところで絞り込んでみましょう。
4 大手企業がよいか小さな専門会社がよいか
ひとつ基準になるのは会社の「規模」です。大手企業やそのグループ会社であれば、リノベーションをはじめたけれど会社が途中で倒産してしまった、なんて心配はあまりしなくて大丈夫です。また規模が大きければ資材や設備を大量に仕入れているので他よりも安く調達できるというメリットもあるかもしれません。
一方で大手企業になると、どうしても数多くのセクションに分かれているため、リノベーションのお打合せや工事期間中の対応、アフターサービスなど窓口が多くなります。会社によっては設計の担当者が何人もいて、いろいろな方と打ち合わせしながら進む、といった形になりますし、アフターサービスに関しては別の会社やコールセンターが受け付けているといったケースもあります。
こういったシステマティックな進め方が性に合っているかどうか、が大手企業がよいかどうかのポイントになります。
小さな専門会社はどうしても会社の「安心感」やスケールメリットを生かした仕入れ、といった点では大手企業に見劣りしますが、少人数で実際に担当してくれる人の顔がみえる、というのは魅力のひとつです。
大手企業のようなシステマティックな進め方ではなくても、担当者との距離が近く何でも相談しながらアットホームな雰囲気で打ち合わせや工事を進めていくことができます。
どちらのタイプが自分たちにあっているかを最初に考えておくと会社選びは大きく前進します。
5 設計・工事・設備機器・物件探し・・・どこが得意な会社か
リノベーション会社にはそれぞれ「得意」「不得意」があります。例えば元々工務店だった会社ならばリノベーション工事はきっと得意分野でしょう。元々設計事務所だったリノベーション会社ならば設計が得意、元々不動産仲介会社だった会社ならば物件探しが得意、元々設備機器のメーカーだった会社なら機器の仕入れが得意、といった具合にそれぞれ得意分野があります。
また、それぞれの会社がもっている資格をみると、建設業の許認可を受けている会社、設計事務所の許認可を受けている会社、宅地建物取引業の許認可を受けている会社、といった具合にその会社が何の資格をもっていて何の資格を持っていないか、がわかります。
資格の有無だけでは判断できない部分もありますが、宅地建物取引業の資格を持っていない会社であれば、物件探しについては対応していないか外部の提携先と連携しながら対応しているかのどちらかになります。建設業の資格を持っていない会社であれば一定以上の工事は外部の提携先にお願いしながらすすめていくことになります。
〇東京のワンストップリノベーション会社の保有資格と口コミ
ブランド名 | 所在 | 宅建業 | 建設業 | 設計 事務所 | Google 口コミ評価 | 投稿数 |
nuリノベーション | 渋谷区 | 〇 | 〇 | 〇 | 3.3 | 8 |
リノデュース | 渋谷区 | 〇 | 〇 | – | 3.6 | 12 |
スタイル イズ スティルリビング | 渋谷区 | – | 〇 | – | 5.0 | 16 |
リノまま | 新宿区 | 〇 | 〇 | 〇 | 4.8 | 18 |
アズ建設 | 杉並区 | 〇 | 〇 | – | 4.3 | 7 |
スタイル工房 | 杉並区他 | – | 〇 | 〇 | 3.6 | 17 |
駿河屋 創業1657年 | 墨田区 | 〇 | 〇 | 〇 | 4.4 | 23 |
ひかリノベ | 墨田区 | 〇 | 〇 | 〇 | 3.5 | 6 |
空間社 | 世田谷区 | 〇 | 〇 | 〇 | 3.6 | 14 |
SHUKEN Re | 世田谷区他 | – | 〇 | 〇 | 4.7 | 12 |
セイワビルマスター | 台東区 | – | 〇 | – | 2.8 | 11 |
ブルースタジオ | 中央区 | 〇 | ‐ | 〇 | 3.7 | 7 |
リノべる | 港区他 | 〇 | 〇 | 〇 | 3.1 | 13 |
ゼロリノベ | 港区他 | 〇 | 〇 | 〇 | 4.9 | 43 |
Cuestudio | 目黒区 | 〇 | 〇 | 〇 | 4.5 | 35 |
FIELDGARAGE Inc. | 目黒区 | 〇 | 〇 | 〇 | 3.1 | 7 |
CRAFT | 目黒区 | 〇 | 〇 | 〇 | 4.4 | 13 |
リビタ | 目黒区 | 〇 | – | 〇 | 3.4 | 28 |
このように
・元々なんの会社だったか
・会社自体が何の資格をもっているか
はそれぞれの会社の得意・不得意を見極めるための材料のひとつにはなります。
少なくとも自分たちが最もこだわりたいポイントについては得意な会社の中から選ぶのが近道です。
6 リノベーション会社の探し方
ここまで来たら、大手企業か小さな専門会社か、何が得意な会社がよいか、をもとにポータルサイト上で会社を探してみましょう。
会社を探すときの注意点は以下の2つです。
〇ポータルサイトはリノベーションのポータルサイトとリフォームのポータルサイト両方をみてみる
・リノベーション専門会社はSUVACOなどの「リノベーションのポータルサイト」で探してみましょう
・大手建設会社など、大手の会社をくまなくチェックしたいときは「リフォームのポータルサイト」をみてリノベーションも扱ってくれそうな会社を探してみましょう。
〇意外と盲点なのですが職場の近くでも自宅の近くでもよいので、「通いやすい」場所にあるリノベーション会社に限定して探す。
リノベーションでは必ず対面で打ち合わせをしないといけない場面が多々あります。いくらリモートでの打ち合わせができるといっても、フローリングやタイル、壁紙などの素材の質感や色味は実際に見て触ってみないとなかなかわかりません。
リノベーションの打ち合わせがはじまると2ヶ月以上の間、その会社に足を運ぶことになるのですから遠いところにすると負担が大きくなってしまいます。
また、一部の大手企業以外は工事の質を保つために工事を請けられる範囲を限定しています。工事では実際に職人さんが作業するのですから、その会社の拠点から極端に遠いところは工事してもらえない場合がでてきますし、時間がかかる分、費用が高くなることもあります。
このように探していくと候補になる会社もかなり絞れてきているのではないでしょうか?

7 リノベーション会社は理念と事例で選ぶ!
ここまでは会社の規模や得意分野、立地などで機械的に選んできました。ここから先は中身をしっかり吟味しないといけません。ポータルサイトを離れて各社それぞれのWebサイトをみてみましょう。
ここで必須なのはそれぞれの会社の「理念やコンセプト」と「リノベーション事例」です。さらに大事なのは「順番」です。
どうしてもおしゃれな施工事例や面白い間取りの施工事例なんかに目を奪われがちなのですが、リノベーションでは特に特許のようなものはないので、原則どこの会社であっても同じようなデザインのお住まいをつくりあげることは可能です。
施工例はあくまでお客様とその会社とが一緒になってつくりあげたもので、決してその会社だけでつくりあげたものではありません。
また「理念」や「コンセプト」はどこの会社でもお客様第一に、といった「よいこと」が書かれているはずです。
なので、「理念」や「事例」はバラバラにみるのではなく、「理念」を実現した結果が「事例」にあらわれているか、といった繋がりがとても重要になってくるのです。
リノベーション会社を選ぶ段階では、各社のWebサイトについて以下のような見方をしていくと考えが整理できます。
・まずその会社のコンセプトや理念をみる
デザインや暮らしやすさ、費用などのどこに軸足をおいている会社か
その会社の口コミなどの評判と謳っているコンセプトに整合性があるか
などをチェックしてみましょう
・その会社のコンセプトや理念を踏まえてリノベーション事例をみてみる
その会社が謳っている理念やコンセプトを実現しているか
もちろん、検討段階ではinstagramやpinterestなどでいろいろな事例や内装の写真をながめるところからスタートすることも多いでしょう。
でも、いざ検討に進む会社を絞る、というときには、会社の理念→事例の順番で見直していった方がよくわかるものです。
8 リノベーション会社を選ぶときの施工事例の見方
リノベーション会社を選ぶ際にはリノベーション事例の見方にもコツがあります。
その会社の事例を沢山眺めたときの雰囲気はどうだったでしょう?
リノベーションではどの会社でも同じようなデザインはつくれますし、事例のデザインはあくまでお客さまの要望をもとにつくったものです。でも、たくさんみてくとそれぞれの会社に共通する雰囲気が漂っていることがあります。おそらくその「共通する雰囲気」」がその会社のデザインの得意ゾーンです。当然ですが、その会社の「共通する雰囲気」が自分の好みに近い会社を選ぶ方が無難です。
次に扱っているリノベーションの種類です。マンションだけの会社、マンションも戸建も扱っている会社、それらに加えて店舗やオフィスも扱っている会社なんかもあります。
これも一概には言えませんが、戸建のリノベーションは建物の構造に絡むこともあるので、難易度がやや高くなります。戸建も相談できる会社は建築士などの専門家が対応してくれる可能性が高いかもしれません。
最後にリノベーション事例に記載された金額もチェックしてみましょう。実際にかかったリノベーション費用を施工面積で割ると、おおよその㎡単価がわかります。費用相場からみて高そうな会社かどうか、現段階で考えている予算と合致しそうかどうかをおさえておきましょう。
その場合も各社の金額表記方法の違いは要注意です。
・税込み表記か税抜き表記か
・設計料、工事費用など、表記された金額以外に別途かかる費用はないか
はしっかりチェックしておきましょう。消費税といえどもリノベーションのような大きなお金が動くときには数十万円から100万円以上の支払いの差につながります。
9 リノベーション会社訪問時に重要な3つのチェックポイント
リノベ会社選びは美容院選びとか予備校選び、病院選びなんかと似ています。
美容院で気になるヘアスタイルの写真を持っていったとき、
「ウチはこの髪型はできません」なんてことはないでしょう。
よっぽど特殊なケースを除けば、予備校選びで「ウチは数学は教えていません」なんてこともないですし、
病院選びで「ウチは風邪専門なので、水疱瘡の方は対応できません」なんてこともないでしょう。
リノベーションも同じで気になる事例の写真を持っていって「こんな家にしたい」って頼めばどこの会社でも同じような住まいをつくることは可能です。
でも、美容院で素敵な髪形にしてもらった事例をたくさんみても、「本当に私に似合うの?」って疑問は残ります。
予備校にいって成績があがった、合格した事例がたくさんあっても「私もできるようになる?」、医者の治療をうけて「私の症状もよくなる?」といった「私の」がつくと急にわからなくなるのは「相性の良し悪し」が確実にあるからです。
リノベーションは美容院などと同じで「私に」似合うように、「私が」できるようになる、症状がよくなるようにアレンジしていくプロセスこそが重要なのです。
おまけにリノベーションは1年近くにわたる長いプロジェクトなので、これだけ長い時間を共にする相手が「自分にあった、信頼できるパートナーかどうか」を判断するのに正解はありません。

友達にきいてよさそうなところを探す、いろんなセミナーに出てみて雰囲気を探ってみる、等々。
皆さんがそれぞれ美容院や予備校や病院を探すときに使っている手法を工夫しながら使っていただくのが一番だと思います。ですがせっかくなので、私自身が美容院や予備校や病院を探すときに使っている手法を参考までにお伝えします。
9-1 「わからない」ことをはっきりと「わからない」と答えてくれる
例えば物件をみにいったとき、「キッチンの位置をこっちに移動したいんだけどできる?」とか
「お風呂のサイズを大きくしたいんだけど大丈夫かな?」とかいろんな質問をする場面があると思います。
そんなときに「できる」か「できない」かを答えてくれると心強いもの。
ただ、この「できる」「できない」だけではなく、「わからない」もしっかりと答えてくれるかどうかも実は重要です。
リノベーションの工事も、不動産の物件についても、「何もかもがすべてわかる」ということはなかなかありません。
実はプロがみても「解体してみるまではわからない」なんてことも多々あります。
プロの人たちにとって「わからない」という説明をするのは勇気がいることですが、
リスクがあることについて「わからないものはわからない」と答えてくれる方が信頼できるのではないでしょうか?
いろんなリノベ会社を巡っている段階では一般論としてシンプルに「マンションの水回りの移動ってできるの?」「いっしょに内見してもらったらわかるの?」というふうにきいてみましょう。
「できる」場合、「できない」場合、「わからない」場合それぞれについて説明してくれると安心ですね。
9-2「なぜ?」「どうして?」をしっかりと答えてくれる
質問や要望に対して「できる」「できない」「わからない」と答えてくれるのはいいんですが、
かならずその根拠として「どういう理由で」できる/できない/わからないの判断をしたのかを説明してほしいもの。
「わからない」ときも「なぜわからないか」、どういう段階になれば「わかるようになるのか」を伝えてもらえると納得がいきます。
もちろん「しっかりと」説明してほしいことなので、こちらの理解にあわせてわかりやすく話してくれるかどうかも重要です。
専門用語や横文字だらけの話で「よくわからないのにごまかされた」という印象になってしまうのは最悪ですよね。
9-3 オープンクエスチョンをしてみたときに、自分の感覚に近い答えをしっかりと探ってくれる

「オープンクエスチョン」とは答えが一つではなく、自由に答えられるような質問のこと。
リノベ会社の担当者にわざとなるべく曖昧な質問をしてみてください。
例えば「にぎやかな暮らしがしたい!」とか。
おそらく相手は「にぎやかな暮らし」からいろんなことを発想して、友達が呼べるように「パーティーができそうな広いリビング」とか、家族があつまるように「個室にこもりがちにならないように扉をつくらない」とか、いろんな提案をしてきたり、「こんな事例がありますよ」と様々な事例の写真をみせてくれたりするかもしれません。
「DJブースをつくりましょう!」なんて話で盛り上がれるかもしれません。
そんなときの担当者の提案内容が自分にあっているかどうかで判断するのも一つの方法ですが、むしろ大事なのは「ちょっと自分の感覚と違うな」って回答がかえってきたときの軌道修正の仕方です。
家族でもない担当者がこちらの「曖昧な質問」にいつも的確に答えてくれるとは限りません。
長い長い物件探しやリノベーションの打ち合わせの中では、常に以心伝心で自分の思いを相手がくみとってくれるなんてことはありません。
時に「少し論点がずれてるかな」「もうちょっとこんな提案がほしいな」なんて感じる場面も必ず訪れます。そういった小さな行き違いが積み重なると「こんなはずじゃなかった」って事態になりがちです。
「今のご要望って「お友達をよんでにぎやかに暮らす」ってイメージであってますか?」って確認してくれるなど、
質問の意図と回答がずれないように気を配ってくれる担当者であれば、お互いの思いにズレがあるときに、ズレを放置したまま先に話が進んでしまうリスクが少なくなります。
目に見えないイメージを少しずつ形にしていくのがリノベーション。
イメージを共有する引き出しを豊富に持っていること、その豊富な引き出しの中からどれが最も意図したものに近いか常に気配りをして探ってくれること、
この2つの要素を持った担当者と進めていく方が安心ではないでしょうか?
10 具体的な提案をもらうのは3社程度に絞り込む
ここまで検討を進めてきたら、最後のポイントです。
色々な会社を訪問したら、見積もりやファーストプランの具体的な提案まで進める会社は3社程度にまで絞り込みましょう。
当然ながら、具体的な提案をお願いする各社にはみな同じ要望を伝えるようにしないといけません。
リノベーションの見積もりや初回提案を作成するには、詳細な現地調査やお客様へのヒアリングなどが必要になるため、リノベを検討している皆さん自身も、提案をつくるリノベ会社もともに多くの時間と労力が必要になります。
また、どの会社に絞るとしても、各社が魂をこめてつくってきた提案です。お客様の方でも真剣にしっかりと検討してから選んだほうがその後の打ち合わせも工事も絶対にうまくいきます。
多くの会社から見積もりだけを沢山もらう、他社からもらった提案を別の会社にみせて安くしてもらう、といったアンフェアな振る舞いは絶対にやめましょう。
リノベーションはお客様とリノベ会社が一緒になってつくりあげていくもの。比較検討の時点からお互いに真剣に提案して真剣に検討する、というステップを踏むことが成功の秘訣です。
お互いにこれだけのエネルギーをかけるのですから3社程度の比較検討が限界です。多くの会社をながめるのは最初の各社への訪問の段階にとどめて、3社程度にまで絞ってから具体的な提案にすすむようにしましょう。
物件購入からの「ワンストップリノベーション」の会社選びについては以下も参考にしてみてください
⇒リノまま【知る・調べる】「ワンストップリノベーション」vs「不動産とリノベを別々に依頼」比べてみました!失敗しない会社選びとは!?
以上が私なりの「リノベ会社の選び方」です。
もちろんリノベ会社の一員である私が言っているので「そんなお前はどうなんだ」なんて声がきこえてきそうなのでこの辺でやめておきます。
これらを参考にみなさんそれぞれの手法で「信頼できるパートナー」を探してみてください。
〇築10年、築20年・・・築50年も、全部同じ「中古マンション」 どのくらい古い物件までアリ?

「中古を買って、リノベーション」で物件探しをはじめる前に「まず」知っておくべきことは「古い物件って本当に大丈夫?」「どうやって良い物件を見極めるの?」ってことと、「本当にこんなに多くのお金をかけてよいの?」「いろんな費用も含めて毎月いくら払うことになるの」ってこと。
「古い物件の見極め方」についてのお話です。
〇「定額制」リノベ―ションの「メリット」とあまり知られていない「デメリット」

「リノベーション費用っていくらかかるかわからない!」みなさん共通の悩みです。
そこで最近ではよく「定額制リノベーション」をうたう会社も出てきています。
この「定額制」は何より「リノベーション費用がわかりやすい」のが最大の魅力。
でもその一方で実は定額制ならではの「デメリット」も潜んでいるのです。
「定額制」の特性を知ったうえで自分にあった選択をするのが一番です。
〇「中古を買って+リノベーション」<①総額予算編> お金の使い過ぎに要注意!大切な総額予算に「痛みを伴うイメージ」を持とう!

住宅ローン、管理費、修繕積立金、火災保険、固定資産税…住まいって意外とお金がかかるもの。
「総額4000万円で中古マンションを買ってリノベーションしよう!」さて、そのときあなたが「毎月」いくら支払うことになるかイメージできますか?
「毎月いくら払う」っていう「痛みを伴うイメージ」を実感することで、予算が膨張していくのをしっかりケアしましょう。