
東京都品川区/マンション/ワンストップ
専有面積: | 60.98m2 |
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築年: | 1970年築 |
所在地: | 品川区 |
家族構成: | couple |
費用: | 980万円 |










Outline


Story
今の「住環境」が大のお気に入り。マンションの雰囲気も便利な立地も変えたくない。それでもよく知った環境で「家の中の暮らし」にはこだわって毎日を充実させたい。
これまで賃貸で暮らしていたマンションの棟内限定で物件探しをはじめ、元々のお部屋と広さ・間取りともにほぼ同じ部屋を購入したお施主様。
インテリアショップにお勤めの奥様の「好きな家具や照明が似合う住まいをつくりたい」という要望のもと、明確な方向性を定めてプランニングがスタートしました。
プランニングのヒントはお施主様の好きな照明や家具にありました。ダイニングの照明はポール・ヘニングセンがデザインした名作「PH5」。
ヘニングセンはデンマーク出身のデザイナー。その他にも、ハンス‐アルネ‐ヤコブセンの「AJライト」やイサムノグチの「AKARI」など巨匠たちの名作をあしらっています。
そしてこだわりの家具のひとつが背もたれの「Y字」が特徴的なワイチェア。
こちらもデンマークのハンス・J・ウエグナーがデザインし、長く愛されている北欧家具の名作です。
素敵な家具や照明の魅力を最大限楽しむため「北欧」をテーマに統一感のあるリノベーションをしました。
北欧は日が短く寒いところ、だからこそ家の中で楽しくすごしたい、と明るめの床に水色・黄色・オレンジ色等のポップな色をあわせるのが内装のポイント。
家全体をナチュラルな色合いでまとめて統一感を、ポイントになるところでは明るくあざやかな色のタイルやクロスをつかってアクセントを加えました。
洗面台では玉ねぎのような形のコラベルタイルで水色やオレンジの色が、キッチンでは大胆な幾何学模様風のタイルで明るい水色が、しっかりときいています。
「家の中で気持ち良く、楽しくすごす」ための小さな工夫がこちら。広々としたリビングとつながるお部屋の扉上部に室内窓を造作しました。これにより、プライベートを確保しつつ光と風が入る気持ちの良い空間に仕上がりました。これは古い日本家屋でみかける欄間をモチーフにしています。
欄間は日本の様式ではありますが「家の中で楽しくすごす」という北欧のスピリットをカタチにするために見事に調和しています。
「好きな空間をまずつくって暮らしをシンプルにしたかった」というお施主様。
北欧をテーマに気持ちのよい空間を手に入れて、「住まいにあわせていらないものを捨てられるようになった」とのこと。
同じ「環境」でも家の中がガラッと変わると毎日にも素敵な変化があるのかもしれません。
Price
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基礎工事
(養生費、解体費、電気工事、建具、配管工事、フローリング等)
約405万円
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住宅設備機器
(ユニットバス・キッチン設備・洗面台、トイレなど住宅設備等)
約272万円
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材料費
(タイル、クロス、天井塗装等)
約115万円
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収納・造作工事
(造作TVボード、造作ガラス欄間、照明器具、水まわりアクセサリー等)
約188万円
工事費総額(税込)
約980万円
※工事費は竣工時点の税込額となっています。