ARTICLEリノべアイテム紹介【照明~LEDと白熱電球】

- 公開日:2019.8.7
- 更新日:2019.8.7
【電球えらびもお部屋の雰囲気づくりのひとつ】
お部屋の雰囲気づくりに欠かせないのが照明の種類。その中でも今回は電球の話です。
昨今ではLED電球も新しいものがたくさん出ていて、白熱電球風のレトロな電球も人気が出ています。
機能的に明るさや作業性を追求する一般のシーリングライトなどの照明とは違い、
昔ながらの白熱球をモデルとした電球にはどこか光の柔らかさや明るさと、見る人に安らぎを与えてくれます。
世界の中でも「明るすぎる」と言われる日本。
海外を旅したことがある方にはわかると思いますが、欧州などの家庭では照明の明るさはほどほどが好まれています。
日本は衛星写真で見てもその明るさが際立っているのが良くわかります。
◎レトロなLED電球
昔ながらの電球を再現したLED電球。あえてフィラメントを見せることでどこかレトロで懐かしい雰囲気を演出してくれます。
今はその形状や種類も様々。
リノベーションではソケットなどのシンプルな器具をあえて使い電球を引き立たせることも。
既存の器具でも口金のサイズが合うことやLED対応している器具なら利用することもできます。
◎LED電球ではなく、昔ながらの白熱電球を使うという選択肢も
ご存じの方もいると思いますが、LED電球の光は直線的で明るすぎるという声も良く聞きます。
実際にレストランなどでは白熱電球が好まれるということもあります。
LEDよりも柔らかい暖かい感じが白熱電球の灯りにはあるからです。
あの有名な神戸のルミナリエも2011年にLEDを導入しましたが、
「冷たい感じがする」「明るすぎる」などの意見も多く2014年からは白熱電球に戻しているのが分かりやすい事例です。
白熱電球も1970年代のレトロな雰囲気を再現した復刻版の「エジソンバルブ」などが人気が出ています。
◎用途によりLED電球と白熱球を使い分ける方法も
「ダイニングなどの食卓はぬくもりのある白熱球を」という雰囲気で選ぶということもありますが、
単純に全てがLED電球である必要もないといつもお話ししています。
例えば「クロゼット」や「玄関」など、短時間しか照明を使わない部分は決して白熱電球がダメというわけではないからです。
仮に1日に5分程度しか電気をつけない収納などの場合で比較してみると…
※一般家庭で1kwhあたり29円とした場合の概算
<白熱電球60Wの場合>
60W ÷1,000(k)×5分÷60×29円=0.145円(5分あたりの電気代)
30年使用した場合 0.145円×365日×30年=約1590円 電球代200円程度を足しても約1,800円程度になります。
<LED電球60W相当 7.5Wの場合>
7.5W ÷1,000(k)×5分÷60×29円=0.018125円(5分あたりの電気代)
30年使用した場合 0.018125円×365日×30年=約200円 電球代3000円程度を足すと約3,200円程度になります。
また、白熱電球は発熱量がLED電球の約4~5倍あるので、冬場などは
トイレなどの電球を白熱電球に変えるだけでもちょっとした暖房効果もあったりもします。
灯りをとって暖をとる。
こういう考え方もできるのです。
電球の温かみのある灯りは食卓の料理を美味しくみせたり、ときには人の表情も美しくみせてくれます。
これからの人も既にリノベーション済みの方も、白熱電球の魅力取り入れてみてはいかがでしょうか?
◎照明が魅力的なご自宅紹介
お部屋のテイスト「インダストリアル×アウトドア」に合わせた照明選び。
可愛らしい雑貨をディスプレイしているご夫婦らしく、照明もクールなものとポップなものと絶妙なバランスで配置されています。
独特のテーマ“近未来”を演出するのに欠かせない照明たち。
まるでSF映画の世界観です。
◎関連記事
直天井による空間作りについて。
照明の選択だけでなく配線も、空間づくりの一つなのです。
インダストリアルなどの新築分譲にはない少しハードなテイストも楽しめます。
壁は、床や天井に比べるとインテリアの中でももっとも自由度が高く、
壁の位置からその素材やカラーなど、かなり自由にデザインすることが可能です。
セルフリノベでも手軽に塗装できる塗料もあるので、チェックしてみてくださいね。