東京都/マンション/持ち家リノベ
専有面積: | 74.7m2 |
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所在地: | 東京都 |
家族構成: | family |
Outline
Story
手持ちのインテリアから発想して、素材にこだわったお住まい。
見た目だけじゃなく、家族との過ごす時間や快適な暮らしを考えてつくっていきました。
◎お客様からのご要望
◯手持ちのインテリア(籠、棚など)に合わせた色味にしたい(でも和のイメージは嫌!)
◯ぜんそくをお持ちのため、自然素材をメインに
◯家族がリビングに集まれる空間に
↓ 頂いたご要望を元にラフプランを作成。
◎設計ポイント
↓その後、設計打ち合わせを繰り返してできた完成図面。
(メモ書きは、打合せ時のポイントをまとめてみました。)
◯すべて木製のドア/自然素材を多用
→お持ちのインテリアに合わせた色の木をセレクト。
自然素材を使いながらも和テイストにするのではなく、スッキリとした大人カジュアルなイメージに。
<無垢フローリング:バーチ床材>
<ドア、巾木:木製に>
<断熱材:天然のウール羊毛採用>
<クロスののり:無添加のタピオカでんぷんのりを採用>
◯寝室:室内窓を設置/珪藻土の含まれた石膏ボードや紙クロスを使用
→風通し&調湿効果UPで湿気対策、カビ対策!
◯リビングダイニングの機能充実
<ご夫婦でお料理ができるキッチン>
<親子並んで使えるワークスペース>
<プロジェクターがテレビ代わり→キッズスペース的なフリー空間も>
◎こだわりポイント紹介
◯自然素材/本物へのこだわり
お持ちだったインテリアや籠の色味に合わせて、素材を決めていきました。
“籠”や“自然素材”というと、和テイストなイメージになりがち。
木の素材をたくさん使うことで、スッキリとした大人カジュアルなイメージに。
フローリングは無垢バーチを選択。
経年変化も楽しめる素材です。
「時間が経つにつれて、色が変わって薄くなっていくのも楽しみにしている」とお話ししてくださいました。
ドアや引戸も、すべて木製です。
このお住まい、「リビングが明るい南向き」ということは、寝室は北側。
日が当たりにくい北側は、湿気がたまりやすく、カビの原因になってしまうことも。
風通しを良くするために、室内窓を設置しました。
また、寒さ&暑さ対策には、外気をブロックするための二重サッシを取り付けました。
さらに、ぜんそく持ちの旦那様のために、壁には珪藻土が練りこまれた石膏ボードを使用。
クロスを使った箇所も、量産型のビニールクロスではなく、紙クロス(ルナファーザー)を選びました。
湿気やカビ対策に良い素材を取り入れることで、調湿効果を高めてくれます。
身体のことを考えたデザイン・素材選びです。
細かいパーツまで、本物にこだわったお住まい。
スイッチプレートも色の変化しにくい陶器を選択。
黄ばみやすいプラスチックもなるべく使わないように配慮しました。
◯リビングが見わたせるキッチン
「キッチンから全体が見わたせるように」
「ご夫婦一緒に料理ができるキッチン」
「家族みんなが集まれるリビングに」
というのが、お客様からの最初のご要望。
そんなイメージからペニンシュラのフラットキッチンをご提案。
キッチンの通路は2人がすれ違えるゆったりな広さになっています。
キッチンの造作棚側の壁紙は、決まっていたタイルの青色から、グラデーションになるように選ばれたそうです。
◯家族で過ごせるワークペース
家族との時間を大切にできるよう、ワークスペースはリビングに設置。
親子並んで子どもたちと使えるようにつくりました。
キーボード置けるように穴開けたオリジナルの造作カウンターになっています。
ワークスペースの上には、インテリアやドライフラワーを飾るために、壁にはマグネットはいっています。
ピクチャーレールもあるので、吊り下げることもできますね。
◯使わないときは広々!テレビ代わりのプロジェクター/ロールスクリーン
リビングにはテレビを置かないことで、生活感をなくし、部屋全体をスッキリさせることができました。
テレビや映画などをみたいときは、ロールスクリーンおろして、プロジェクターから再生します。
ロールスクリーンがきれいに納まるよう、天井には前もって掘り込み計画。
プロジェクターやスピーカーの配線などもじっくり検討して決めていきました。
◯水に強いインナーバルコニー
リビングの窓側は南側のため、日がたくさん入ります。
リノベーション工事前にお部屋を内見した際、窓際の床が焼けていたため、「ここを無垢にするのはもったいない!」ということで、塩ビタイルを選択。
水がこぼれても大丈夫な素材なので、グリーンを置いてインナーバルコニーにしても◎
◯ちょっと一息。読書のできるトイレ
奥様が読書好きということで、トイレにはちょっとした本棚を設置。
「子どもがいるけどちょっとした合間で読み進めて二冊目入りました!」とお話ししてくださいました。
奥様は子どもの頃タイに住んでいたことがあるそうで、タイの照明を飾っています。
この照明を元に壁紙決めました。
インテリアやデザインなどの見た目だけでなく、家族との過ごし方や快適性も考えながら作ったお住まい。
自然素材が時間を経て味わい深くなっていくように、ご家族の過ごすこれからの時間も、想い出深くお住まいに刻まれていきますように。