東京都目黒区/戸建て/持ち家リノベ
専有面積: | 60.1m2 |
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築年: | 1986年築 |
所在地: | 東京都目黒区 |
家族構成: | couple |
費用: | 1,349万円 |
Outline
Story
旦那さまのご両親が住んでいる戸建てを2世帯住宅へリノベーション。
夫婦でお互いの暮らしやすさを気遣いながらつくった優しい住まいが完成しました。
◎お客様からのご要望
◯夫婦で生活時間がずれる日もあるため、裏導線をつくりたい
◯好きな色、柄、素材でコーディネートしたい
◯戸建てならではのハイサイドライト(高窓)をいかした明るい住まいに
◎設計ポイント
◯玄関〜リビング〜洗面室〜寝室と、裏からも回れる回誘導線を確保
◯リビングダイニングの配色、アイアンの素材感を軸にスッキリしたデザインに
◯ハイサイドライト(高窓)を利用した明るく開放的な洗面室、将来の子ども部屋への採光を考えた設計に
◎夫婦ふたりの生活を快適にしてくれた裏導線
仕事で朝が早く、帰りも遅くなることが多いという旦那様。奥様をゆっくり寝かせてあげたいという配慮から、裏導線をつくりたいとご要望でした。
そこで取り入れたのが浴室をぐるっと囲むような回遊路のある間取り。寝室から各部屋へのアクセスがしやすくなりました。
お出かけ時や帰宅時にもできるだけ音が伝わらないように、寝室は玄関から離れたところに。朝の支度や着替えの際も奥様を起こしてしまわないように、寝室からクローゼットを切り離して、隣の部屋をWICにしました。WICは洗面室への通路にもなっているため、移動がスムーズな上に、スペースも有効活用できました。お仕事で忙しい旦那様の奥様への気遣いが詰まったアイデアです。
◎デザインのこだわり
もともとご両親が住んでいた間取りは、玄関側にキッチンとリビングという間取り。玄関から入ってきてすぐのキッチンとリビングを通路にしたくない、リビングダイニングはゆったりくつろげるように一体にしたい、というご希望でした。しかし、このお家のつくりは、建物を支えるために壊すことのできない壁がある「壁構造」であったため、プランに制約がありました。床があがってしまうことからキッチンの大幅な移動ができないという課題も。設計の佐藤からA~Cのプランをお出しして、LDKや洋室の位置関係をそれぞれ良しあしを見ていただました。結果、LDKはAプランをメインに採用しました。
キッチンはリビングを眺められる位置に、ダイニングテーブルはキッチン越しに造作カウンターを設置するというプランです。キッチンからダイニングへお料理を運びやすいバーカウンターのような位置どり。お食事の際は、この造作カウンターにお二人並んで座られているそうです。
ベースとなっているグレーの壁と、カウンター、ブルーグリーンの塗装壁、ワインレッドのドアの配色が美しいダイニングキッチン。このカラーバランスは奥様のこだわり。◯◯系のテイストというように定めていたわけではなく、好みのデザインを写真で伝えていただき、バランスをとりながら形にしていきました。ブラックのキッチンを軸にフロアタイルや照明を決め、ラインのアイアンづかいで木の印象を最低限に抑えたすっきりとしたデザインです。
フローリングの色は、元々お持ちだった家具(テレビ台やキャビネット、ダイニングチェア)との相性を考えて、色味を決めました。フローリング〜フロアタイルへの切り替えもこだわりポイント。ソファの上には、お引越ししてから見つけたお部屋にぴったりのタペストリーが飾られています。設計のお打ち合わせの時から、インテリアを飾るためのピクチャーレールは絶対に設置したいと考えてられていました。そのほかにも、奥様のセンスが光るのがアクセントクロス。キッチンのパントリーや寝室の壁には、お気に入りの柄の壁紙をセレクトしました。
帰宅時、玄関から入ると、印象的なワインレッドのドアが迎えてくれます。框(靴を脱いで一段上がる段差の側面部分)が斜めになっているのは、実は土間の面積を広くするアイデア。框をアイアン素材にしたことで、すっきりとした印象の玄関になりました。
◎ハイサイドライト(高窓)のある明るい洗面室
洗面台は、ハイサイドライト(高窓)をいかして明るく開放的な部屋に。自然光たっぷりの広々空間なので、メイクや髪のセットなど朝の支度もしやすくなりました。この採光を隣の部屋(将来の子ども部屋)まで届けてくれるのが室内窓。日中は明るく過ごすことができるように設計しました。
乾太くん(ガス乾燥機)は、旦那様のこだわりポイント。直接外へ配管をつなぐことができたのは、戸建てならでは。洗濯物を短時間で乾かすことができ、干す手間もかからないので、共働きのご夫婦には強力な助っ人です。
◎実際に暮らしてみて
リラックスタイムは、リビングの大きなソファで過ごすことが多いというご夫婦。
「前に住んでいた賃貸の家の良かったところ、改善したかったところを反映させてできた家なので、とても快適に過ごせています。時間ができたら、テレビを買い替えて壁掛けにしたり、DIYでキッチンにタイルを貼ったりしてみたいなと思っています。」
これからのインテリアの変化も楽しみなお住まいです。
Price
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基礎工事
仮設工事、解体工事、木工事、給排水工事、電気工事、ガス工事、断熱改修工事、外部配管交換工事等
約653万円
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住宅設備機器
住宅設備機器(UB、キッチン、洗面、水栓、トイレなど)
約291万円
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材料費
建具工事、塗装工事、左官・タイル工事、内装工事、照明器具
約264万円
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収納・造作工事
収納・造作工事(WIC、カップボード、造作棚、造作カウンター、室内窓、ピクチャーレールなど)、乾燥機等
約141万円
工事費総額(税込)
約1,349万円
※工事費は竣工時点の税込額となっています。