東京都墨田区/マンション/持ち家リノベ
専有面積: | 66m2 |
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築年: | 2005年築 |
所在地: | 東京都墨田区 |
家族構成: | family |
費用: | 1,238万円 |
Outline
Story
住み始めて約10年のマンション。
リノベーションのきっかけは、長男くんの「ひとり部屋がほしい」というご希望と、冬場の結露のストレスでした。
次男くんが映画好きで、「映画館みたいな家をつくりたい」という話をされていたこともあり、映画会社である弊社(東京テアトル株式会社)のリノままへ来店することに。
家族全員の過ごしやすさを最優先に考えた住まいづくりが始まりました。
◎お客様からのご要望
○冬の結露がストレス
○お子様のための個室が欲しい
○アウトドアが趣味なので道具のお手入れや収納を充実させたい
↓ 頂いたご要望を元にラフプラン&パース(3D展開図)を作成。
◎設計ポイント
○断熱、結露、防音対策
<二重サッシ(窓)>
外気をブロック、結露防止にも◎
浴室窓と勝手口は断熱ガラス(ペアスマート)に交換。
<遮音材>
キッチン壁、洗面所の壁、寝室の引き戸の中に使用
生活音を伝わりにくくする、ご家族への音の配慮
○子ども部屋
ふたりのお子様のための子ども部屋。
将来は、個室に仕切れるように、真ん中に下地を設置。
○玄関収納、洗面台、スロップシンク
納戸のスペース分を玄関側へ広げ、アウトドア用のクローゼットを。
玄関横に帰ってきてすぐ手洗いができる洗面台と、ランドリースペースに登山靴を洗うためのスロップシンクも設置。
~住まいづくりSTORY~
◎家族で映画タイム
リビングダイニングは、ホームシアターに。
プロジェクター付きの照明(アラジン)で、複雑な機材なしで、ホームシアターを実現できました。
リノベーションを考え始めたころに、映画館好きの次男くんが「映画館をつくりたい」と描いた設計図やチケット、ポップコーンマシーンなどもお見せいただきました。
これからは、広くなったホームシアターリビングに、お友だちも呼んで映画鑑賞会ができる!と楽しみにされていました。
奥様の嬉しいポイントとして、キッチン横に設置した室内窓のおかげで、料理中にスクリーンを観ることもできます。
◎家族へのやさしさが詰まった、寝室の造作引き戸
ホームシアターになっている部屋は、家族みんなの寝室でもあります。
お布団はロフトの下に収納できるようにしました。
夜にダイニングと寝室を仕切るのは、造作の引き戸。
取っ手は好みのデザインを選んだ、完全オリジナルの引き戸です。
この引き戸の中には、遮音材が仕込んであり、ダイニング・キッチン側の生活音が寝室へ伝わりにくくする効果があります。
朝早くに水仕事をされる奥様の、ご家族への気遣い。
他にも、キッチン壁、洗面所の壁にも遮音材を使用しており、生活音を室内に響かないようにする、ご家族への音の配慮がされています。
◎秘密基地ロフトと子ども部屋
寝室のロフト上には本棚があり、ちょっとしたくつろぐスペースにもなっています。
実はここが長男くんのお気に入りスポット。
ロフトで宿題や読書をしています。
次男くんもロフト下のスペースにおもちゃを持ち込んだりして、まるで子どもたちの基地のよう。
本来、2人のお子様のために、作った子ども部屋はこちらの部屋。
将来的には、個々の部屋に仕切れるように下地を入れて準備してあります。
長男くんの「ひとり一人部屋がほしい」という言葉から始まったリノベーションですが、今はまだロフトに夢中。
「ロフトを僕の部屋にする!」ととても気に入ってくれています。
子ども部屋を個室として使う日はもう少し先になりそうです。
◎リビングのワークスペースと個室の書斎、使い分け
お客様がリノままにてお打ち合わせをスタートしたのは、ちょうどコロナが影響し始めた2020年4月頃。
打ち合わせを進めていく中で、「旦那様がお仕事するためには、書斎が絶対に必要!」ということになり、当初予定していた、リビングのワークスペースと別に、個室の書斎を作るため、プランに手を加えていきました。
まずこちら、リビングのワークスペースは、お子様のお勉強や、家族のPC作業・プリンタースペース用。
「特に小学1年生になったばかりの弟くんが、目の届くところで勉強や読書しているのは安心感があります。」
お母さんが家事をしながらでも、お子様と目を合わせて会話ができる配置になっています。
また、窮屈だった、キッチンと背面の冷蔵庫側との幅も広げて、作業導線がとってもスムーズになりました。
在宅勤務の旦那様のために急遽つくった、個室の書斎をはこちら。
ウォークインクローゼットの一画に設置した作業スペースです。
オンラインでホワイトボードを使った講義を配信するお仕事もあるということで、ホワイトボードを壁面につけるなど、集中してお仕事ができるスペースに特化して空間づくりをしていきました。
また、WICの入口は、当初アーチ型の壁で、フルオープンにする予定でしたが、それだと「お子様の声やお家の生活音が聞こえてきてしまう!」ということで、設計の最終段階で急遽アウトセット引戸をつけることに。
開けていると当初のイメージ通り、アーチ型の壁。
デザインと利便性を両立させて、より集中できる環境を作ることができました。
「在宅勤務でも仕事に集中して取り組めるようになりました。個室なので、趣味の音楽もこの部屋で楽しんでいます。ウォークインクローゼットは、服があることで防音対策にもなっていて、演奏にも適した環境です。」とお話ししてくださいました。
関連記事:リノベ百科【在宅ワークがはかどる!コロナ禍以降のワークスペースの作り方とは?】
ウォークインクローゼットの収納面では、手持ちの収納グッズに合わせて、設計を行いました。
リノベーション前から、ステンレスラックを使って収納していたので、それらを再利用できるように造作棚は少なめに。
書斎上の収納棚の高さも、収納ボックスのサイズに合わせて設計。
持っているものを効率よく使えるように設計することで、コストの削減にもつながりました。
◎結露がゼロに!二重窓の効果
リノベーション前に、悩みの種だった冬場の窓の結露。
お手入れは大変だし、手入れが行き届かなかった場合はカビになってしまうなど、深刻な問題。
結露問題を解決したのは、二重窓。
リノベーション後の冬は、「一滴も結露しなくて感動!」とお客様も驚きの効果。
断熱効果もあるため、「羽毛布団を使わなくてもいいくらい、暖かい冬を過ごせました。」と、快適さをお話ししてくださいました。
◎玄関~洗面所、暮らしにフィットした収納・配置へ
玄関にはアウトドア用品を置くため、元納戸側(現ウォークインクローゼット)のスペースを借りて拡張しました。
土間のようなアウトドアグッズ用のクローゼットと、シュークローゼット、水のボトルの収納スペースまで確保することができました。
ランドリースペースには登山靴洗うための、スロップシンクを。
汚れものを気にせず洗えるシンクは、お子様がいる家庭には重宝しますね。
洗面台は、玄関入ってすぐの通路につくりました。
床材は無垢のパーケットフローリングを採用。
帰宅後すぐに手洗いできて、コロナ対策にも◎
来客時にもスムーズに案内できます。
普段の生活でも家族と、お風呂と歯磨きのタイミングが重なったときに、混雑することがないので快適にお使いいただけているとのことでした。
◎リノベーションを終えて
「リノベーション前は、子どもたちがこの家嫌だ…と言っていたのに、リノベーション後は、お家大好き!と言ってくれるようになりました。家族全員が快適に暮らせるようになったので、リノベーションして本当によかったなと思います。」
と、奥様から感想をいただきました。
お子様の成長は、住まいを変える(替える)きっかけになります。
ただ部屋数を増やす、引っ越すといった選択肢ではなく、このタイミングで、家族の暮らしについてじっくり考えてみる。
ご家族全員がより生活のしやすいように、工夫を織り込んだリノベーションによって、“家族思い”な住まいが完成しました。
Price
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基礎工事
仮設工事、解体工事、木工事、給排水工事、電気工事、ガス工事
約371万円
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住宅設備機器
住宅設備機器(UB、キッチン、洗面、水栓、トイレなど)
約266万円
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材料費
建具工事、塗装工事、左官・タイル工事、内装工事、照明器具、空調設備工事、ガス工事
約339万円
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収納・造作工事
収納・造作工事(ロフト、造作棚、造作カウンター、室内窓など)、二重サッシ(窓)、物干しバーなど
約262万円
工事費総額(税込)
約1,238万円
※工事費は竣工時点の税込額となっています。