【設計打合せ/ヒアリング】~リノベーションで解決できるお悩みをご紹介!~

リノままでは具体的な設計に入る前に、お客様の想いやライフスタイルなどいろいろ話し合う「ヒアリング」をじっくり行います。
お客様の描いたイメージの暮らしをより豊かにするためです。

「ヒアリング」といってもそんな固いものではありません!
ご家族のことやお仕事のこと、現在のお住まいの悩みなど、普段の暮らしについておしゃべりすることがほとんど。

実際にあったお客様のご要望とリノベーション事例をご紹介しながら、設計の第一段階 “ヒアリング”についてお話ししていきます。

著者

[著者]

リノまま編集部

リノままは「大きな企業の中の小さな設計事務所」として設計・工事・不動産それぞれの専門知識をもった少数精鋭のチームでひとりひとりのお客様と向き合っています

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ヒアリングのケースをご紹介


>ショールーム紹介「リノまま外苑前ショールーム」|リノまま

一緒に物件探しからしているお客様の場合は、ヒアリングの時点ですでに何度もお会いしているのですが、もともと住んでいる家をリノベーションされるお客様のヒアリングは、このときが初対面ということもあります。

「緊張して言いづらい…」なんてことがないように、最初はお客様のリノベーションを考えたきっかけや、物件を決めた理由などお話しやすいことから伺っていきます。

逆に私自身も建築への想いや、自宅のこと、家族のことなども結構お話したりしています。

話の中で、ご趣味のウィンタースポーツの話に逸れていったり、好きなお店の話で盛り上がってしまったことも…!

でもそんなところに、リノベーションの種は転がっているもので、スノーボードの収納場所決めてみたり、好きなお店のテイストを取り入れてみたり。

このように難しいことは考えずラフなかんじでお話することが結構多いです。

お互いを深く知ることで、プランや提案、打ち合わせもスムーズになりますし、気兼ねなく相談できるそんな関係をつくっていくことがとても大切だと思っています。

では、実際のヒアリングのケースをご紹介していきます。

プラン、間取りなどについて

一番ご要望としてイメージしやすいのはここかもしれませんね。

「土間が欲しい!」「広いリビングが欲しい!」などの大きなお部屋のご要望から「小上がり和室をつくりたい」「洗面台は脱衣室の外でおしゃれにしたい」「キッチンは製作にしたい」などの細かいお話が出てくることも。

「家事動線を良くしたい」「使いやすい収納にしたい」などの暮らしの悩みからくるものや、「寒がりなので断熱対策をしたい」「風通しをよくしたい」などの性能面のことでもなんでも大丈夫です。

反対に、「自分に合う家をつくりたい!と思ってリノベーションに興味を持ったものの、具体的に「こんな家にしたい!」というイメージはまだぼんやりとしてる…。」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はリノベーションのヒントって、意外と普段の些細なお悩みやストレスを解消するような、身近なところにあると思っています。

いまのお住まいで「こうだったらいいのにな」とか「なんでこうできないんだろう」とか、感じた経験はありませんか?

そんなお客様の事例をご紹介しますね。

料理をしながら家族と会話がしにくい


>リノベーション事例「高さで繋ぐ。」|リノまま

キッチンのダイニングテーブルの関係にこだわりました。

何度も確認しながらキッチンの腰壁の高さを決めた上で、キッチン側面の壁は斜めカットに。

ダイニングテーブルの席についててもキッチンで料理をしている人と目と目をあわせて話ができる。

ちょっとした心くばりがうれしいつくりです。

ベッド回りに照明スイッチがない/スマホを充電できない


>リノベーション事例「デコレーション・ハウス」|リノまま

以前のお住まいのときに、「ベッドに入ってから電気を消せないのが不便だなあ」と感じられていた奥様。

設計の際に、ベッドの配置や高さを考慮して、スイッチとコンセントの位置を決めました。

また、充電コードは、壁掛けの有孔ボードを使ってすっきり収納できます。

とにかくモノが出ているのが嫌だ


>リノベーション事例「リノベをめぐるスタイリッシュな冒険」|リノまま

モノをできるだけ少なく、スッキリとさせたいというお客様のお住まい。

「棚」と呼べるものすら見当たらない、隠せる収納を増やしたことで広々とした空間になりました。

リノベーションの打ち合わせは細かくて大変だったものの、「どこに何をしまうか」を設計担当と一緒に徹底して考えたことが見事に功を奏しています。

ありきたりなリノベーションは嫌だ


>リノベーション事例「ネオ・ジェネレーション」|リノまま

「せっかくオリジナルな家をつくるなら、いままでのリノベーションのテイストの中にはなかった、近未来的なSF映画にでてくるようなお家にしたい」というチャレンジを決意した奥様。

この住まいの驚くべきところは、その見た目だけではない、住み心地との両立なんです。

ワンルームがいいけど寒いのは嫌だ


>リノベーション事例「快適引き籠りライフ」|リノまま

お家にいても解放的な気分でいられる、広々としたワンルームに憧れる。

でも冷暖房の効きの悪さとか、デメリットもちらほら。

「必要なときだけ仕切れるような間取りにできないか…」そんな欲張りを叶えた、ワンルーム兼1LDKの間取りが誕生しました。


一戸建ての場合はほかに、

「2階リビングがいい」

「薪ストーブが欲しい」「縁側をつくって夏にスイカが食べたい」

「小屋裏ロフトが欲しい」

「エクステリアをおしゃれにしたい」

などもありますね。

「こんなことを言ったら無理かなぁ。。」などの遠慮はせず、思いつくままに口に出してみてください。

空間的な問題や、ご予算の問題などで全部は盛り込むことは難しいかもしれませんが、伝えておくことで、私たちが別のアイデアを提案したりするヒントになったりもしますので。

インテリア・デザインについて

「北欧風」「ニューヨーク風」などのイメージでも良いですし、「あのホテルのイメージ」や「●●のカフェのイメージ」などのお気に入りの雰囲気の場所のイメージでもいいと思います。

コンセプトは大好きなNY


>リノベーション事例「NYのキャッスル・キッチン」|リノまま

旅行が趣味のお客様が、いちばんすきな街はニューヨーク!

モダンでシンプルな、NYらしい洗練された“白”をテーマにした、住まいが完成しました。

「西海岸風」「ロン・ハーマン」への憧れ


>リノベーション事例「西海岸stlye」|リノまま

「ロン・ハーマンのショップみたいなイメージの家に住みたい!」

若いご夫婦が語ってくれたのはそんな「西海岸風」への強い憧れでした。「西海岸」をキーワードに沢山の拘りをつめこんでいきました。


無理に「〇〇風」というイメージにしなくても大丈夫です。
最近はリミックススタイルもありますし、部屋ごとにテイストが全然違う!なんてお家もあっても個人的には面白いと思いますね。

他にも、「このインテリアショップの家具を使いたい」「無印良品がすき」など
家具のイメージからデザインを考えることも結構あります。

ソファを主役に


>リノベーション事例「未完成」|リノまま

以前から「ずっとほしかった!お引越ししたら買うのは絶対にこれ!」と決めていたくらい、お気に入りのソファがあったお客様。

ソファのサイズや色を基準に、リビングダイニングの構成や素材を決めていきました。


特に具体的なイメージがなくても大丈夫です。

お時間があればリノままの施工事例やSNSなどの事例などから好きなものを集めたクリップ集などつくってみるのもイメージを整理するのおススメです。

その他いろいろ

「ご家族それぞれの起床から就寝までの時間の使いかた」や、「休日の過ごし方」などタイムスケジュールに関することから「趣味は何ですか?」「お料理は誰がする?」「お酒が好き?」などのピンポイントな質問まで。

例えば、本好きならどんな本を読むかなど話を掘り下げていくことで、文庫本か雑誌かなどにより収納スペースや、寸法などの話につながることもあれば、「籠って本に没頭したい」とか「ソファでくつろぎながら雑誌を見たい」などでプランに関わることもあります。

お気に入りのカフェのような書斎


>リノベーション事例「本でつくる最後の壁、ただいま工事中」|リノまま

「読書のためならお気に入りのカフェのような少し暗くて集中できる場所がいい。」

本の世界にどっぷりと浸れる、2人で並んで本が読めるコンパクトな空間を、リビングの一画に組み込みました。

行きつけのバーを自宅に


>リノベーション事例「お酒がおいしく飲める家」|リノまま

食べ歩きが大好きなご夫婦。そもそもお二人が知り合ったきっかけも香川で立寄ったバー。

新しい住まいのテーマとして掲げたのはもちろん「お酒がおいしく飲める家」。

キッチンのカウンターは、「行きつけのバーと同じ感じにしたい」とご主人が最もこだわったところです。

窓のない寝室から見える景色


>リノベーション事例「ふたりだけの景色」|リノまま

物件探しをしていたとき、バルコニーからの景色に一目惚れ。

「窓のない寝室からもこの景色を見たい」というところから、間取りができあがっていきました。

リビングとの間に室内窓をつけたことによって、寝室からも美しい景色を垣間見ることができます。


そのほかにも「お着替えはどこで?」「メイクはどこでする?」「アイロンがけはいつもどこでやってますか?」などの日々の行動パターンのことや、「アレルギーがありますか?」などお聞きして「実は花粉症で。。。」などのお話につながり花粉症対策などのお話になることも。

こんなふうな些細なきっかけを書き留めておけるように、リノままからは「リノままノート」をお渡ししています。

今ある悩みごとから、リノベーションでやりたいこと、ご家族のライフスタイルなどをまとめていけるつくりになっています。

ノートにメモ書きしていくにあたって、ご家族みんなで話し合うことで、ご家族の意外な好みや考えなどの発見があったりもしますし、これまでの生活や、自分が何を求めているのかを見つめなおすいい機会にもなります。

そうして、ヒアリングの時にはこの「リノままノート」をお持ちいただいてより深~くお話を掘り下げていく、といった流れです。

※「リノままノート」は資料請求でもお送りしていますので、気になった方はぜひお申し込みくださいね。

まとめ

以上、こんな感じでヒアリングは進んでいきます。

「こんなことも話すの?結構時間かかりそう…」と思われた方も多いのではないでしょうか?

リノベーションへの想いはお客様によって違いますし、お客様の日々の悩みや生活スタイル、好みやイメージなどを深く共有することは、今後のお打合せも充実させ、より理想のリノベーションをするとっても大事なポイントになるんです。

まだ具体的にイメージがないなぁという方は、リノままで開催している完成見学会をご見学したり、ショールームを見に行ってみたりするのもイメージやアイデアの宝庫でもあるので参考になるかもしれません。是非、イメージや想いを整理してみることをおススメいたします。

【設計打合せ/プランとお見積りのご提示】~リノベーション設計図ができあがるまで~

ヒアリングのときに相談した暮らしの悩みや不安。
初めて、設計図やパースなどの、具体的な形となっていきます。
今回は、実際にあった設計打ち合わせ(→リノベーション事例「快適引き籠りライフ」)を元に打合せの流れをご紹介していきます。 


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