おしゃれなマンションリノベーション事例18選

リノベーションするならおしゃれにしたい!と考える方は多いのではないでしょうか。

しかし、実は「おしゃれなだけ」のリノベーションはとても危険です。デザインの美しさは日々の暮らしの快適さを後押ししてこそ意味があります。

また、リノベーションはさまざまなテイストがあり、どういったものが自分の理想にマッチしているのか分からないということも少なくありません。

この記事では、マンションのおしゃれなリノベーション事例やテイスト別のリノベーション事例のほか、
おしゃれにみせるためのポイントや暮らしやすさにつながるポイントなどを解説します。

「おしゃれ」と「快適さ」を両立する素敵な住まいづくりのヒントにしていきましょう。

著者

[著者]

リノまま編集部

リノままは「大きな企業の中の小さな設計事務所」として設計・工事・不動産それぞれの専門知識をもった少数精鋭のチームでひとりひとりのお客様と向き合っています

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おしゃれなマンションリノベーション事例5選

おしゃれなリノベーションにはどのようなものがあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、リノままが実際に手掛けたおしゃれなリノベーション事例を5つご紹介します。

心も身体も整う住まい

平米数70.41㎡
築年数2001年築
場所埼玉県
住まい人数ご夫婦
費用1,424万円

ご結婚を機に新居のための住まい探しを始めたご夫婦は、新築にするのか、中古にするのか、リノベーションにするのかと考えていた際、以前観たリノままのシネアドを思い出してくださり、ご相談いただきました。

ご夫婦の暮らしやすさを第一に、自然体に暮らせて心も身体も整うような住まいを目指しました。

お客様からのご要望

  • ナチュラルな家具の合う家にし、統一感を持たせたコーディネートに
  • 夫婦2人の生活を見直し、将来のことも考えて快適に暮らせる家にしたい
  • 生活に合った造作家具やデザインにこだわったR壁やアーチ入り口を取り入れたい
  • 夫婦ともに在宅ワークなので、それぞれのワークスペースがほしい

自然体に暮らしたいから「ナチュラルな家具の合う家」にしたい、とベージュ、白、グレーをメインカラーに、アクセントにブルーをいれる、という法則でトーンを統一しました。玄関土間や廊下、キッチンの天井などにとりいれたR壁の美しい曲線のラインもポイントです。

心も身体も整う住まい – リノまま(東京テアトル)

「離れ」のあるちょうどいい暮らし

平米数71㎡
築年数2004年築
場所神奈川県
住まい人数ご夫婦
費用1,309万円

ご主人様の赴任先に長くお住まいだったご夫婦ですが、15年ぶりに購入したマンションへ帰ってこられる目処が立ち、「今の自分たちに似合う住まい」へつくり変えるべくご相談がありました。

お客様のご要望

  • ご主人様の赴任先から元の家に帰ってくる日までにリノベーションを完成させたい
  • 部屋全体を明るく、換気しやすい間取りにしたい
  • 集中して在宅勤務ができる環境、ON/OFF切り替えられるワークスペースがほしい

白を基調としたモノトーンの大人空間。大理石調の床や藍色の壁タイル、ブラックのアクセントクロスにホテルライクなインテリアが見事になじんで上質で洗練された空間を演出しています。

旦那さまは、在宅勤務を終えて「離れ」のワークスペースからリビングへ戻ってきてソファーでくつろぐのが「最高のリラックスタイム」と語ってくれました。

「離れ」のあるちょうどいい暮らし – リノまま(東京テアトル)

made of wood

平米数74.7㎡
築年数
場所東京都
住まい人数ご家族
費用

手持ちのインテリアから発想して、素材にこだわったお住まい。見た目だけではなく、家族と過ごす時間や快適な暮らしを考えてつくっていきました。

お客様のご要望

  • 手持ちのインテリア(籠、棚など)に合わせた色味にしたい(でも和のイメージは嫌!)
  • ぜんそくをお持ちのため、自然素材をメインに
  • 家族がリビングで集まれる空間に

お持ちのインテリアの色味にあわせて、無垢のバーチ材のフローリングを選択しました。時が経つにつれて色が薄くなっていく経年変化を楽しめる素材です。その他扉もキッチンも木を沢山つかうことで大人カジュアルな空間にまとめました。

寝室の壁は調湿機能のある珪藻土、壁のクロスは紙のクロスを使用するなど、見た目だけでなく快適性も考え抜かれた住まいです。

made of wood – リノまま(東京テアトル)

趣味を飾る大人の隠れ家

平米数73.16㎡
築年数1992年築
場所埼玉県
住まい人数ご夫婦
費用1,152万円

お子様が巣立って「これから」の暮らし方を考えはじめたご夫婦が、新築当初から30年近く住まわれたお住まいを大胆にリノベーションしました。

お客様からのご要望

  • お子様が巣立って暮らし方が変わったので、これからの生活を楽しめる住まいにしたい
  • 本やCD、レコードなどをディスプレイしつつ収納できるようにしたい
  • 自宅でギターを練習できる部屋がほしい

神保町のブックカフェや古本屋のようなたたずまいをイメージして、たくさんお持ちだった本やCD、レコードの収納スペースをつくっていきました。リビングの中央にそびえる仕切り壁には扉はなく、お部屋を完全に区切ってしまうことなくワークスペースやロフトベッドをつくった遊び心のあふれる住まい。

思い出いっぱいのマイホームが今のお二人にとって最適な住み心地に整いました。

趣味を飾る大人の隠れ家- リノまま(東京テアトル)

グリニッジビレッジの記憶

平米数72.6㎡
築年数2009年築
場所千葉県
住まい人数ご夫婦
費用2,098万円

25年前、ニューヨークにお住まいだったご夫婦が、当時「こんな家に住みたい」と憧れていたグリニッジビレッジのアパートの記憶を辿りながらリノベーションをすすめていきました。記憶の手がかりになったのはFallow&Ballの塗料。深い海のように濃く、どこか懐かしさやあたたかさを感じさせる「ヘイグブルー」の色の質感が当時グリニッジビレッジでみた色の記憶とつながりました。

お客様からのご要望

  • ニューヨークのグリニッジビレッジのアパートの雰囲気にしたい
  • 2人でゆったりくつろげるリビングと1人でも快適に集中して過ごせる部屋をつくりたい
  • 素材は本物にこだわり、サステナブルなものを中心にとりいれたい

ヘイグブルーを軸にリビングにはイギリスの校舎をモチーフにした少しくすんだ色合いの「スクールハウスホワイト」を配色。ベルギーの建物の廃材を利用したレンガや、カカオ農園のシェードツリーを活用したチーク材の無垢フローリングなど、徹底して本物の素材にこだわりました。リノベーションしたばかりなのに何故か懐かしい、想い出を取り出したような住まいができあがりました。

スタイル別マンションリノベーション事例7選

一言でリノベーションといってもスタイルは一つではありません。

さまざまなスタイルが存在し、なかにはおしゃれなもの個性的なものも存在しています。

ここでは、スタイル別のリノベーション事例を6つご紹介します。

どのお住まいもお気に入りのスタイルをベースにしつつ、様々な要素をとりいれていますので、参考にしてみてください。

シンプル&ナチュラル

平米数66㎡
築年数2005年築
場所東京都
住まい人数ご家族
費用1,238万円

リノベーションのきっかけは、お子様の「ひとり部屋がほしい」というご希望と、冬場の結露のストレスでした。

家族全員の過ごしやすさを最優先に考えたリノベーションを行った事例です。

お客様からの要望

  • 冬の結露がストレス
  • お子様のための個室が欲しい
  • アウトドアが趣味なので道具のお手入れや収納を充実させたい

外気をブロックし、結露防止に役立つ二重サッシを採用し、浴室窓と勝手口は断熱ガラスと交換。

キッチンや洗面所の壁と寝室の引き戸の中には遮音材を使用し、生活音を伝わりにくくする工夫を施しました。

また、子ども部屋は、将来的に個室に仕切れるように真ん中に下地を設置。アウトドア用には玄関収納をひろげスロップシンクをご用意。

と、快適に暮らすための工夫がつまったお住まい。広場をイメージしたリビングは室内窓、扉、床どこをとってもナチュラルな木の風合いが心地よさを倍増させています。

“家族思い”な快適ハウス – リノまま(東京テアトル)

ブルックリン インダストリアル

平米数70.49㎡
築年数1997年築
場所埼玉県
住まい人数ご夫婦
費用1,223万円

自分たち好みのデザインで暮らしやすい住まいをつくろうと「住まい探し+リノベーション」を決意されたご夫婦。instagramでイメージを膨らませていた理想のデザインをご夫婦にとって心地よいバランスで実現していきました。

お客様からのご要望

  • 夫婦でゆったりカフェのように落ち着くリビングダイニングにしたい
  • 好みのデザインや素材にこだわった美しい佇まいの住まいに
  • 生活しやすく快適な玄関や水回りにしたい

リノベーションならではのインダストリアルなデザインを肩ひじはりすぎず、ゆったりくつろげるような塩梅でナチュラルに落とし込みました。天井は躯体表しにシルバーやブラックのライティングレールや配管、レンジフードなどによって無骨さを散りばめながらも、白い壁紙や無垢フローリングを組み合わせて温かみのあるリビングに仕上げています。

瓦のような和テイストをとりいれたキッチンの柱がアクセントを加えています。

暮らしの景色 – リノまま(東京テアトル)

北欧

平米数60.98㎡
築年数1970年築
場所東京都品川区
住まい人数ご夫婦
費用980万円

これまで賃貸で暮らしていたマンションの棟内限定で物件探しをはじめ、元々のお住まいとほぼ同じ広さのお部屋を購入したお客様。

住環境のよさは知り尽くしているので、「家の中の暮らし」を充実させたい、とリノベーションしました。

お客様からのご要望

  • 好きな家具や照明が似合う住まいにしたい
  • 家の中で気持ちよくすごすための工夫をしたい

インテリアショップにお勤めの奥さまはデンマークのへニングセンやヤコブセンの照明や家具がお気に入り。その魅力を引き出すために「北欧」をテーマに、明るめの床に水色・黄色・オレンジ等のポップな色をあわせるデザインにしました。家全体をナチュラルにまとめて統一感をもたせつつ、キッチンには水色の幾何学模様のタイルを、洗面には玉ねぎのような形のコラベルタイルをアクセントに使用しています。

北欧と暮らす – リノまま(東京テアトル)

カントリー

平米数77㎡
築年数1984年築
場所東京都
住まい人数ご家族
費用1,514万円

南フランスの田舎のような暖かみのあるカントリー調のお部屋で、使われている壁紙は13色です。

ご主人がフランスに住まわれていたときの記憶からたくさんの色や素材を再現したリノベーション事例です。

  • 大きな梁がせまってくるというイメージがあり、天井が低くて狭く感じる点をなんとかしたい
  • 以前、住んでいたような南フランスの田舎町のイメージにしたい
  • 壁をなくして、部屋全体を大きな一部屋のようにしたい

フランスで暮らしていた当時のインテリアや色の組み合わせを思いだしながら設計をすすめました。タイルや床の無垢フローリング、木材などイメージにあうものを入念にセレクトしています。

また、壁紙は実に13種類のものを貼り分けています。ビニールクロスのようなてかてかした質感がお好みではなかったご主人が選んだのはエコフリースというマットな質感のもの。

玄関扉やタイル、壁紙など随所に青をとりいれてカラフルで明るい住まいになりました。

壁紙×13 – リノまま(東京テアトル)

モダン

平米数61.6㎡
築年数1980年築
場所東京都江東区
住まい人数ご夫婦
費用1,022万円

もともと仕事を持ち帰ることが多かったお二人は、お休みの日によくカフェに出かけてPC作業をしていました。新しいお住まいには、家とカフェと仕事場の役割をもたせたい、とリノベーションをしました。

お客様からのご要望

  • 家と仕事場とカフェの3つのスペースをとりたい
  • 光のあふれる寝室にしたい
  • ペットの猫も住みやすいような仕様に

お部屋を区切ることなく、ON/OFFの切り替えができるようにリラックスする空間にはフローリングを使い、作業するダイニングはブラックのタイルで空間を引き締めています。天井も作業場になるダイニングには青みがかったグレーを選択して、ハイブリッドな空間にしています。

カフェキッチンには奥さまが一目ぼれしたというステンレスキッチンを採用。カフェグッズを収納する造作棚は足場板を使っているので、ステンレスの無機質な質感とあたたかい木のかけあわせにサブウェイタイルのアクセントを加え、都会的でスタイリッシュなデザインになりました。

caffice- リノまま(東京テアトル)

アジアン

平米数40.5㎡
築年数1981年築
場所東京都中野区
住まい人数単身
費用641万円

インテリアにこだわりをお持ちのお客様は「憧れのペルシャ絨毯が似合う家にしたい」という強い想いをもってリノベーションしました。

お客様からのご要望

  • ペルシャ絨毯の似合う住まいにしたい
  • 空間のテイストに応じて照明の色味を変えたい

ペルシャ絨毯は海外のアーティストがスタジオにひくようなちょっとラフで洒落た使い方ができるようにセレクトしました。そのペルシャ絨毯の似合うリビングですべてのことができるようにキッチンの前からリビングにかけて伸びるカウンターを設置。カウンター奥にのぞくキッチンの優しい緑色のタイルは美濃古窯という日本古来の伝統色がきれいにでたもの。純和風になりすぎずにお部屋のアクセントになっています。

照明もお食事やお酒をゆっくり楽しむカウンター上は優しい印象の黄色い光、リビングは白くはっきりとした光とテイストを分け、壁や仕切りを使わず光で空間をわけています。

ペルシャ絨毯のある暮らし – リノまま(東京テアトル)

和テイスト

平米数51.55㎡
築年数1994年築
場所東京都大田区
住まい人数ご夫婦
費用1,058万円

「家族みんなそろって、でもキュウクツじゃなく過ごせるリビングが理想でした」とリノベーションを決意されたご夫婦。個々の部屋をつくることは最初から考えず、あたたかく個性的な住まいができました。

お客様からのご要望

  • 家族そろって過ごせるリビングがほしい
  • 旦那様用のちょっとした書斎がほしい
  • 素材や色にもこだわりたい

家族みんなで過ごせるリビングとちょっとした書斎を両立させるように、リビングの一角に畳の小上がりをつくりました。小上がりはご家族3人が並んで作業できるような広さにしてみんなそろって過ごせる空間です。小上がりを仕切る壁には天井との間に隙間を残して、目線の高さには室内窓をとりつけ、完全な個室にはしないようにしています。

部屋の中に部屋があって縁側があるような個性的な住まいになりました。

家族の窓 – リノまま(東京テアトル)

広さ別のリノベーション事例6選

上記では、スタイル別にリノベーションをした事例をご紹介しました。

ここでは、広さ別の事例をご紹介します。

広さに関わらずちょっとした工夫でおしゃれなリノベーションになります。是非参考にしてみてください。

40㎡~

平米数48.68㎡
築年数1977年築
場所東京都
住まい人数単身
費用744万円

旅行が大好きだというお客様は、特にニューヨークの街がお気に入り。

それがきっかけになり、お家づくりのコンセプトは「映画に出てくるようなニューヨークの住まい」になりました。

お客様からのご要望

  • モダンでシンプルなニューヨークスタイルにしたい
  • キッチンの天板は黒のシャープなものにしたい

お住まい全体を白と黒をベースにクールで洗練されたデザインにしあげました。一番こだわったキッチンは天板を黒にしたいとこだわりぬいて人口大理石のものを選択。シンク横の壁に埋め込んだガラスブロックはアクセントにしつつ、隣の洗面所にも光が届くような仕掛けになっています。キッチンの壁はもちろんニューヨークらしいサブウェイタイルでしあげて、自分らしくすごせる「城」になりました。

NYのキャッスル・キッチン – リノまま(東京テアトル)

50㎡~

平米数56.81㎡
築年数1979年築
場所神奈川県
住まい人数ご家族
費用773万円

「長く使える良いものを」という考えを軸に、オークの木材をメインにリノベーションしました。フローリングやキッチン、子ども部屋のロフトや本棚、玄関の棚など、どこを向いてもオークが目に入る暖かみのあるお住まいです。

お客様からの要望

  • オークの木材の質感を楽しみたい
  • 元々お持ちだったオーダー家具やアンティーク家具をいかしたい
  • 限られたスペースを有効に使いたい

一番時間をかけて作りこんだというキッチンには、奥様の「好き」と「使いやすさ」が詰まっています。構造上壁付けのキッチンを移動することができなかったのですが、作業台をダイニング側にむけてつくったことで開放的なキッチンへと変化しています。

リノベーション前と比べて子ども部屋も大きく変わっており、限られたスペースを効率的に使えるような工夫を施し、まるで秘密基地のようなお部屋に仕上がっています。

木を紡ぐ – リノまま(東京テアトル)

60㎡~

平米数63.1㎡
築年数1979年築
場所東京都新宿区
住まい人数ご家族
費用916万円

ディティールに徹底的にこだわって自由にリノベーションしたいという想いのお客様が「高さ」と「巾木」にこだわってつくりあげた住まいです。

お客様からのご要望

  • 飽きのこないデザインにしたい
  • 使いやすい高さにこだわりたい
  • 自由にやりたいことをできるだけつめこみたい

タイルや塗装など色々な選択肢を考えた中で、「木目が一番飽きない」という結論にいたったお客様。木材をレンガのように凸凹にはりあわせたキッチンの腰壁や天井のルーバー、リビングの小上がりなど木の印象が強く残る住まいです。視線の変化を何度も試して、どれもお客様にとってジャストな高さに仕上がっています。

高さで繋ぐ – リノまま(東京テアトル)

70㎡~

平米数71.6㎡
築年数2001年築
場所東京都葛飾区
住まい人数ご夫婦
費用1,179万円

すっきりとしたスタイリッシュな住まいをつくりながらも、壁紙やタイル、床材などの面白さに惹かれ随所に「遊び」をとりいれた事例です。

お客さまからのご要望

  • キッチンはシンクとコンロが別々になっている二列の「Ⅱ型」にしたい
  • 廊下の圧迫感をなくしたいので玄関土間を広くしたい
  • 個性的な壁紙やタイルを随所につかってみたい

「ウチの中に出っぱっているものがないんです」と話すお客様は、「どこに何をしまうか」「どこで何を使うか」を徹底して考えて収納やコンセントの位置をひとつずつ決めていきました。キッチンまわりはⅡ型キッチンの収納をうまく利用しています。

住まい全体の印象を決めるリビングの床は「白っぽくしたくない」と赤っぽい色が印象的なあづみ松のフローリングを採用し、壁のアクセントクロスやキッチンのタイルは青に。この鮮やかな配色がスタイリッシュな印象をつくっています。

リノベをめぐるスタイリッシュな冒険 – リノまま(東京テアトル)

80㎡~

平米数80.54㎡
築年数2001年築
場所埼玉県
住まい人数ご家族
費用1,021万円

いろいろな素材を組み合わせながらお客様のイメージを再現し、デザイン性だけではなく、使いやすさも妥協せずに工夫した事例です。

お客様からのご要望

  • キッチンは使いやすくかっこよく、ステンレス天板を取り入れたい
  • 玄関にベビーカーが入れるように、シューズクローゼットもほしい
  • 将来のライフスタイルの変化に合わせて収納や部屋の区切り方に自由度を持たせたい

手持ちのキッチン家電をすべてを使いやすく配置できるように設計し、奥様ご希望にあった食洗機も設置。

キッチンのステンレス天板やダクト、天井と梁のコンクリートというクールな印象とは対照的に、造作棚やカウンターには木の質感を活かし、マイルドでスタイリッシュさを実現。

元の広さの2倍程度、シューズクローゼットを広げ、ベビーカーでそのまま入ることができるように可能となりました。

また、ライフスタイルの変化にも対応できるよう、お子様が小さいうちはキッズスペースを家族みんなの主寝室にし、将来的には子ども部屋として区切れるように下地を準備しました。

その結果、旦那様から「週末に料理することが増え、キッチンが広くなったことや快適に作業できることはもちろんですが、かっこいいキッチンなのでやる気が出ます」、奥様からは「雨が続く時期でも子どもたちと家で色んな遊びができるのが嬉しいです」という声をいただきました。

KURASHI Patchwork – リノまま(東京テアトル)

90㎡以上

平米数92.92㎡
築年数1993年築
場所千葉県
住まい人数単身
費用1,220万円

子育てというライフステージを終えたお客様から、好きなものに囲まれてゆったりと時の流れを楽しめるような住まいで暮らしたいとご相談がありました。

お客様のご要望

  • 北欧×古民家
  • 室内干しができるランドリースペース
  • ゆったりとした時の流れを楽しめる空間づくり

ご要望に対し、既存の間取りをいかしつつも要望を組み込んだレイアウトを提案し、ゆったりとした時間を楽しめるLDKを構築。

また、シンプル空間かつアンティーク建具を視野に入れ、メンテナンス性と素材感を両立できる素材選びに力を入れました。

その結果、「以前までは狭い洗面所で干したりと不便でしたが、今はゆっくり干せたりアイロンがけもできるランドリースペースがあるのが嬉しい」という声をいただきました。

北欧×古民家 – リノまま(東京テアトル)

マンションのリノベーションをおしゃれにするポイント

ここまでさまざまな事例のご紹介をしてきました。

リノベーションでおしゃれにするポイントは何なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、おしゃれなリノベーションを実現するためのポイントを4つ紹介します。

置きたいインテリアを決めておく

インテリアにはさまざまな種類とテイストがあり、非常に多くの選択肢があります。

そのため、まずはリノベーションしたらどのようなインテリアを置きたいかをあらかじめ決めておくと良いでしょう。

どんなインテリアが合うのか分からない場合や家族とインテリアの方向性が違う場合は、雑誌やインテリア系のWebサイトに載っている事例をチェックすることをおすすめします。

さまざまなインテリアの画像を見ることで自分の想像とマッチしているインテリアを見つけやすくなり、統一感のあるリノベーションの実現できるようになるでしょう。

好きなテイストを一つ決める

インテリアに加え、好きなテイストを決めておくことも肝心です。

事前にどのようなテイストにしたいのかを決め、そのテイストを軸にリノベーションするようにしましょう。

さまざまなジャンルのテイストをリノベーションに盛りこみすぎてしまうと統一感がないごちゃごちゃした雰囲気になってしまい、おしゃれには見えません。

色々なテイストをミックスしたい場合は部屋ごとやエリアごとに雰囲気をかえてみるといった工夫をして、一つの空間につめこみすぎないようにしてみましょう。

もちろんリノベーション会社の設計士はプロなので、こういったメリハリのつけ方の引き出しもたくさんもっているはずです。「どんなテイストがよいか悩んでしまう」という方は自分自身でテイストの軸を決める前に設計士の意見をきいてみましょう。そのときの回答次第で自分と相性のよいリノベーション会社が見極められるかもしれません。

優先順位を決めておく

マンションのリノベーションの場合、床面積は限られています。

そのため、「どこを一番リノベーションしたいか」といった優先順位を決めておくと良いでしょう。

あまり使わないような部屋までリノベーションすると無駄に費用をかけてしまうということにもつながります。

まずはご自身が家で過ごす時間の中で一番やりたいことにフォーカスを当てて、そのためにどの部屋をどんな風にリノベーションするのがよいか優先順位を設定していきましょう。デザインだけにとらわれず「暮らし」を主役にした方が、おしゃれで満足度の高いリノベーションが実現できます。

壁紙・床材にこだわる

部屋の印象を簡単に変えられる方法として、壁紙や床材を変えるということが挙げられます。

壁や床は普段生活をしていて目に入る機会が非常に多く、壁や床にこだわりを持つことで日々の暮らしがより良くなります。

また、全体を変えずに一部だけ色を変えるというだけでもおしゃれな空間の演出が可能です。

リノベーションに適したマンションとは?

全てのマンションがリノベーションできるかといえばそうとも限らず、マンションによってはリノベーションに向かないということもあります。

では、どのようなマンションがリノベーションに適しているのでしょうか。

ここでは、リノベーションに向いているマンションのポイントについて解説します。

構造壁があるかどうか

構造壁とは、建物を支える役割を持つ壁のことをいい、建物を維持するためには必要不可欠です。

そのため、リノベーションだったとしてもいじることはできません。

また、構造壁はマンションによってどこにあるかが異なり、場合によっては住戸の内側や中央部に設置されていることがあります。

その場合、仮にリノベーションしても部屋を広くすることが難しいため、そのようなマンションはリノベーションに向かないといえます。

特に壁構造とよばれる低層の団地などに多い構造のマンションでは、間取りの変更や水回り設備の移動に制限があるので注意が必要です。

管理規約による規制がないか

マンションの管理規約によっては、リノベーション内容が制限されることがあります。

具体例として、「フローリングの使用不可」や「水回り設備の拡張や移動不可」などが挙げられます。

マンションは一軒家とは違い、リノベーションをしてしまうと後々問題になってしまう可能性があるため、そういった規約が設けられていることも珍しくありません。

そのため、リノベーションする前やマンションを購入する前には、一度管理規約にしっかりと目を通すようにしましょう。

共有部がどこなのか

マンションには、主に「専有部」と「共有部」の二つがあり、共有部は手を加えてはいけません。

多くのマンションの場合では、窓やバルコニー、玄関ドアなどが共有部に該当しますし、躯体とよばれるコンクリートの構造部分も共用部にあたります。意外なところではオートロックに連動しているような火災報知器などは共用部となっていることもあります。

共有部を勝手にリノベーションしてしまうと、元に戻すように要求されることもあります。

どこが共用部なのか、は管理規約に明示されているので必ず確認しておきましょう。またリノベーションにあたって、火災報知器やオートロックの機器に手を加えるときには予め管理会社に相談しておくようにしましょう。

マンションリノベーションのよくある質問

マンションをリノベーションをする際、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。

ここでは、リノベーションに関するよくある質問を3つ紹介します。

マンションリノベーションの費用相場は?

マンションをリノベーションする際に費用相場は地域や面積によって異なります。

仮に東京都で3LDKのマンションをフルリノベーションする場合は、1㎡あたり16万〜22万程度です。

具体例として、専有面積60㎡のお部屋をリノベーションする場合なら960万〜1,320万円が目安となります。

しかし、目安はあくまで目安でしかなく、住戸が小さい場合やハイグレードな設備を導入する場合、海外製のクロスやタイルをはじめ素材にこだわる場合など費用が高くなります。

どうしても使いたい素材や設備がある場合は、前もってリノベーション会社に相談しておいた方がよいでしょう。

詳しいリノベーションの費用については、以下の記事でご紹介しております。

マンションのリノベーション費用はわかりづらい?リノベ費の仕組みと相場 – リノまま(東京テアトル)

マンションリノベーションの期間はどのくらい?

スケルトンリノベーションに近い形でフルリノベーションをおこなう場合、一旦コンクリートの箱状態にまで戻してリノベーションを行うため、設計に2~3か月、工事に3か月強かかり、合計で6〜7か月程度の期間が必要です。

それに加え、ロフトをつくる、造作家具をたくさんいれる、といった工事の内容が多かったり、アスベストなどの有害物質が発見されたり、といったケースではさらに期間が必要になることもあります。

また、多くのマンションでは土日祝の工事は禁止されているため、お正月やお盆、ゴールデンウィークなどと工事期間が重なると、その間は工事が進みません。

そのため、あくまで6〜7か月は目安と思っておき、早めにリノベーション会社に相談してみましょう。会社によってはこういった工事ができない期間を計算しつつうまく工期をくんでもらうことができるので。

マンションリノベーションの期間については以下の記事もご確認ください。

スケルトンリノベーションの裏技 費用と工期を節約できる「セミスケルトンリノベーション」とは? – リノまま(東京テアトル)

おしゃれにリノベーションする際にはどこに依頼すべき?

リノベーション会社によってはインテリアコーディネーターが在籍してる場合があります。

でも資格をもっているからよいとは必ずしも言い切れません。なかなか全員がインテリアコーディネーターをもってる会社はありませんし、必ずインテリアコーディネーターをつけてくれる会社はその分費用がかさむこともあります。

それぞれの会社の施工事例をみて、デザインの「得意ゾーン」を頭にいれておくのがよいでしょう。

リノベーション会社の選び方が気になる方は以下の記事もあわせてご覧ください。

どこみても同じに見える!リノベーション会社の選び方‐リノまま(東京テアトル)

おしゃれなマンションリノベーションならリノままにお任せください

リノままでは、お客様のおしゃれなリノベーションにしたいというご要望に応じて、さまざまなアイデアを出しながらリノベーションをご提案させていただいています。

実は、「おしゃれなだけ」のリノベーションはとても危険です。リノベーションは自分らしい快適な暮らしを実現するためのものです。デザインだけにとらわれて、生活動線が悪くなってしまったり、日々のお掃除が煩雑になってしまったり、湿気のこもる住まいにしてしまったりしては本末転倒です。

デザインの美しさはお客様の日々の暮らしの快適さを後押ししてこそ意味があります。

リノままには経験豊富な設計士と施工管理士が在籍しています。日々の暮らしの快適さをしっかり実現しつつおしゃれなリノベーションを実現するためのアイデアの引き出しは豊富にあります。

また、お客様のご予算に応じて柔軟な対応や提案も可能です。

ただ、少数精鋭のチームであるため、一度に多くのお客様とご一緒させていただくことが難しくなっております。

そのため、受注できる件数は限られていますので、「おしゃれなリノベーションを予算内で実現したい」と考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

マンションのリノベーションと一言でいっても、上記の事例でお伝えしたようなおしゃれなリノベーションが数多くあります。

ただし、おしゃれで理想的なリノベーションを実現するためには、デザインの方向性がぶれないようにするだけでなく、お部屋の構造やリノベーションで使用する素材の特性をしっかり見極めて住まいとしての快適さを損なわないかどうかを同時に考える必要があります。

そのためには経験豊富な設計士や施工管理士と一緒にしっかり意思疎通しながら進めるのが不可欠です。

実際にリノベーションしたのは良いものの、「想像していたのとは違う」という風にならないように、アイデアが豊富なリノベーション会社を見つけることが大切です。